芝生観察日記の第四十話です。
平成23年12月 6日
6月8日以来、約半年ぶりに久々の芝生観察日記です。
12月3日にJリーグの最終戦、横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ戦が開催されました。
今年も寒暖の差が激しく、芝生を管理する上では難しい一年でしたが無事長いリーグ戦を終えてホッと
一息といった感じです。そんな中、昨日「Jリーグアォーズ」が4年ぶりに地元「横浜アリーナ」で開催されました。
2年連続受賞の期待が膨らむ「Jリーグベストピッチ賞」の発表もあって、我々グリーンキーパーにとっても毎年気になるイベントです。
結果は、お陰さまで2年連続、3回目の栄誉をいただくことができました。芝生管理スタッフを始め、スタジアム関係者の皆様に感謝です。
今年度は4会場が受賞しましたが、評価をする側の方々は苦労されたことでしょう。芝生管理のレベルが年々上がっていくことは我々にとっても良い刺激となります。
写真は今日。ベストピッチ賞も頂き、一年間お疲れさまと気が抜けてしまいそうな時期ですが、我々
の目標は既に次に向かっています。そうです、FIFAクラブワールドカップが3年ぶりに日本に
帰ってきます。もちろん決勝戦は、2002年ワールドカップの決勝戦会場である、ここ日産スタ
ジアム(FIFAの大会期間中は「横浜国際総合競技場」に戻ります)です。
今は、決戦を控えてJリーグで傷んだ芝生はシート養生中です。手前だけ一部シートが捲られてい
ますが雑草の除草作業中です。こういった地味な作業がベストピッチを支えてくれています。
現在スタジアムのホームページは改修中のため、この日記が掲載されるのは少し先かもしれません
が、普段から応援してくれている地元の方のブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/shinyokokun)に
一足先に祝福のメッセージが掲載されていました。本当に嬉しいです。という感謝の気持ちと共に
、何時もスタジアムのことを応援してくれるサポーターが身近にいるのだという身が引きしまる思
いです。
横浜国際総合競技場。これからも、その名の通り世界に誇れる芝生を作っていきます。