★ 写真 ゴイサギの幼鳥です
撮影日時: 平成24年1月8日
場 所: 北側園地3号水路上流側
ゴイサギです。ゴイサギは観察日記190号でも紹介しましたが、今回は幼鳥です。
運動広場横の3号水路で一休みしていました。でも、あまりに無防備すぎないでしょうか、3m位横をジョギングや散歩の人が通り過ぎます。本人は保護色で隠れたつもりかも知れませんが、丸見えです。寝ているのでしょうか?
ゴイサギの成鳥と幼鳥の違いはその羽根の色で分かります。成鳥は頭から背は緑黒色、
翼上面は灰色です。幼鳥は全体が灰色味の茶色で翼上面に白い斑点があります。この斑点が星のように見えることから「ホシゴイ」とも呼ばれます。
ゴイサギの和名は「五位鷺」ですが、五位とは律令制度の官位の一つです。どれくらい偉いかと言うと「官位相当表」によると五位には正・上下、従・上下の4つの区分があり、従五位上は少納言です。宮中に入れる身分と言うことですから偉いのでしょう。では、なぜ、この水鳥がそんなに偉い名前をもらったのか、との話が平家物語(第5巻)にあります。庭に飛んできた水鳥を醍醐天皇の命で捕まえようとしましたが、捕まりません、そこで、鳥に、これは天皇の命であると言うと、おとなしく捕まったと言うことです。
宣旨に従う態度が評価され五位の名を賜ったと言うのが名前の由来ですが、逃げていたらどんな名が付いたのでしょうか。