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新横浜公園生き物観察日記(198)
2012/02/06
 

結氷.jpg
★ 写真  池が凍りました
撮影日時: 平成23年2月3日
場  所: 北側園地排水門前の池  

 見事な結氷です。寒い日が続きますが、横浜の光景とも思えません。オホーツク海の流氷と見まちがえる。そんな訳ないか?でも、岸に付いた氷は白く、流氷の漂着のように見えないこともありません。
この池は園内の雨水排水用で、去年整備されたばかりです。面積のわりに水深が浅く、冷えやすい構造なのでしょう、全面結氷で岸に近いところでは氷の厚さは8ミリくらいありました。
 岸辺の氷が白いのは氷と水の間に隙間があるからです。では、その隙間はなぜ出来たのかと言うと、この池の水は一定水位になるとポンプにより外に排水されます。そのため、水位が下がり、満水位の時に出来た氷は護岸に付いたまま置き去りにされ、このように白く見えるのです。しばらくして流入水により水位が元に戻ると氷は透明になります。
 このまま寒い日が続くと、ブリューゲルの冬の情景「雪中の狩人」のような光景が北側園地で見られるのでは、と、チョットは期待しますが、気持だけです。寒いのは苦手です。
ちなみに、人が乗っても割れない氷の厚さの目安は14ミリだそうですが、では、それで安全かと言うと、そうでもない。氷は気温、水温、出来方等々の条件により強さは変わるので一概には言えないそうです。「薄氷を踏む」の言葉もあります。