★写真:(左)アオモンイトトンボ、(右)シオカラトンボ
撮影日:平成24年5月9日
場 所:北側園地2号水路
新横浜公園でアオモンイトトンボとシオカラトンボが確認できました。場所は北側園地2号水路、ヘイケボタルの幼虫を放流した水路のテニスコート側です。
イトトンボ科のアオモンイトトンボ(写真左)は田んぼ、公園の池や水路、沼など様々な場所に生息しています。また、出現時期も4月から11月と長いので、比較的確認が容易なトンボです。水面近くの水草に止まっていることが多いので、今回の写真のように上から見る姿がよく観察できます。飛行中も緩やかに飛ぶ特性で、見失うことも少ないので捕まえなくても種の判別が容易なトンボです。類似種が数種いることに注意する必要があります。
トンボ科のシオカラトンボ(写真右)はトンボの代表種として多くの人に親しまれている種です。シオカラトンボの名前の由来は塩をまぶしたような模様から付けられていますが、写真のように雌の多くは黄色に黒い模様がつくことから「ムギワラトンボ」とも言われています。イトトンボとは違い、飛行は素早いですが、類似するトンボが「オオシオカラトンボ」くらいなので種の判別は容易です。
運動公園は通常、水辺が少ないのでトンボやホタルを見るには難しい環境にありますが、新横浜公園は遊水地公園でもあり、水辺を有する公園なので、このような水生昆虫も見ることができます。是非このような水生昆虫も探してみてください。