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新横浜公園生き物観察日記(226)
2012/11/22
 

カブトムシ.jpg

カブトムシの幼虫です。ちょっと季節外れな感じがしますが、是非みなさんにお知らせしたいと思いブログにしました。
新横浜公園では樹木の剪定、で発生した枝や落ち葉をゴミとして処理せず、細かく粉砕してから撹拌し、堆肥にして再利用しています。先日、その堆肥を撹拌しようとしたところ、中からカブトムシの幼虫が出てきました。
新横浜公園にはクヌギやヤナギなど、樹液を出す樹木が多数植栽されています。そのため、夏にはカブトムシやクワガタムシも確認されています。そのカブトムシの雌が堆肥置き場に卵を産み、孵化して成長したようです。
このまま撹拌してしまうと死んでしまいますが、来年の夏にまた、新横浜公園で少しでも多くの成虫が見られるように保護することにしました。保護した数は40匹弱です。
新横浜公園内にはカブトムシが成虫になるまでの安全な場所が見当たらず、十分な環境で育てる事ができないので、NPO法人鶴見川流域ネットワーキングさんに飼育をお願いしました。
NPO法人鶴見川流域ネットワーキングさんは、鶴見川を中心とした防災教育や、河川・流域の自然、歴史、地域について、流域学習・流域交流を行っています。新横浜公園内でも年に数回自然観察会や環境学習を行っています。
カブトムシの幼虫は一時的に衣装ケースに入れて飼育しますが、今後、どのように飼育していくかはまだ検討中です。成長も含めてこのブログでも紹介していきたいと思います。

衣装ケース.jpg


鶴見川流域ネットワーキングHP http://www.tr-net.gr.jp/