芝生観察日記の第五十話です。
平成25年1月7日(月)
芝生観察日記をご覧になっている皆さま、新年明けましておめでとうございます。
今年も、マリノスの選手を始め、日産スタジアムをご利用いただく皆さまに満足していただける芝生作りに精進して参りますので、今年もご理解とご協力をいただき、応援よろしくお願い致します。
日産スタジアムの芝生管理作業は、今日から仕事初めとなります。
約2週間設置していた養生シートを捲り、平成25年初めての芝刈りを行いました。
2月末までの予定で、陸上トラックの改修工事が入っているため芝生の利用はしばらくありません。目指すは3月のJリーグ開幕に向けて、昨年のクラブワールドカップで傷んだ部分の修復と合わせて全体的に状態を整えていきます。厳寒期になり、冬芝も勢い良く生育するという時季ではありませんが、手を尽くして開幕に備えます。
今年の目標は、多様化する芝生利用に対応できる強い芝生作りが第一ですが、懸念されるのは昨年の秋遅くまで夏芝が休眠せず、貯蔵養分の蓄積が不十分であるため冬芝から夏芝へのトラジッションがスムーズに切り替わるのか、この事を念頭に置いた管理作業を計画的に実施していきます。
今年は、芝生の状態や利用状況などを極力リアルタイムにお伝えしたいと思っています。