先日、このブログでも紹介したように、平成24年度の新横浜公園市民活動支援事業で採用された「新横浜公園さくらそうの水辺をつくろうプロジェクト」の活動がありました。前回は、6年生が1年間育てたサクラソウを掘り起こし、別の日に新横浜公園の4号水路に植込みをするという活動でしたが、今回は5年生のサクラソウ活動です。
今回の活動内容は、前回6年生が掘り起こしたサクラソウの苗を、5年生が来年に向けてプランターに植込む作業です。6年生が育てたサクラソウが5年生に引き継がれて、今度は5年生が学校で育てる番です。
以前は、5年生の国語の教科書にサクラソウに関する物語が題材となっていましたが、現在では、教科書が変わって、なくなってしまいました。そのため、生徒のみなさんが「サクラソウ」のことを知らない不安はありましたが、横浜さくらそう会の方からサクラソウについての話をして頂き、生徒のみんなは真剣に話を聞いてくれました。
生徒のみなさんには、先生から一人ひとり苗を分けてもらい、あらかじめ土を入れたプランターに置いてもらいました。その上から軽く土を被せるという簡単な作業です。これから1年間、水やりなどをして育ててもらい、来年は6年生になったみなさんに、新横浜公園に苗を植えてもらいます。立派な苗ができるように、日頃の管理の注意点を横浜さくらそう会の方から説明して頂き、この日の作業は終了となりました。今回植えたプランターの苗も4月中旬頃から花が咲きます。可愛い花が咲き、来年に向けて元気な苗となることを願って散会しました。小机小学校のみなさんお疲れ様でした。
サクラソウ通信番外編
5年生が活動を行ったこの日。6年生の各クラス代表の生徒さんから、6年生の生徒全員が作ったお礼の言葉が書かれた模造紙を頂きました。
・サクラソウに興味が持てました。
・サクラソウが咲くのが楽しみです。
・これからもサクラソウプロジェクトが続くと嬉しいです。
などなど、たくさんのお礼の言葉を頂き、横浜さくらそう会の方も我々スタッフも大変嬉しく思います。生徒さんからのメッセージの通り、これからもサクラソウプロジェクトが続くように我々も頑張っていきたいと思います。
小机小学校6年生のみなさん、先生方、本当にありがとうございました。
市民活動支援事業として、横浜さくらそう会の方に活動を行って頂いている「新横浜公園に桜草の水辺をつくろうプロジェクト」は今年で5年目となりました。今年も小机小学校にご協力頂きました。
昨年、5年生の時にプランターへサクラソウの苗を植込み、1年経った今年2月中旬、育てたサクラソウを掘り起こしました。6年生約100人に掘り起こしてもらい、サクラソウの苗が、どのくらい成長したかを、生徒のみなさんと確認しました。3クラスに対して7つのプランターで育てていたので、さくらそう会の方が1つ実演した後、各クラス2つのプランターを掘り起こしました。
プランターには雑草も育っていて、サクラソウの苗と雑草の根の違いがわからず、生徒が質問しながら探していました。サクラソウの苗だと推測できたら、バケツで水洗いして根を確認してもらいました。
今回掘りとれたのは60苗程度でした。数としては昨年植えた時より少し減ってしまいましたが、根の成長は確認できました。最後は片づけも生徒のみんなに手伝って頂き、この日の作業は終了しました。
1週間後、掘り起こした苗を新横浜公園の水辺に植える作業を、同じく小机小学校の6年生に行ってもらいました。約100人の生徒全員が移植できるように、横浜さくらそう会に追加で苗を用意して頂きました。
一人ひとり、苗を配り、あらかじめ土を柔らかく耕運した場所に植穴を掘り、苗を埋めるという単純な作業です。植え方は深すぎず浅すぎず、芽を上にして、埋めた後は霜で土が浮き上がらないように強めに踏み固めるなど、横浜さくらそう会の方のご指導のもと、みんなに楽しんで頂きました。
終了後に生徒さんからは「サクラソウの植え込みという、なかなかできない貴重な体験ができました。」という挨拶も頂きました。
花が咲くのは4月中旬頃です。生徒の皆さんは中学生になっていますが、その頃、そしてこの先も是非見に来て頂きたいと思います。
サクラソウの活動も5年間経ち、6年目の春を迎える今年は、約400mの水路沿いでサクラソウが見られます。春、サクラソウが咲いたら、ブログでまた報告します。
★写真 サクラソウ
撮影日 平成24年4月6日
場 所 北側園地3号水路右岸
三寒四温とはいかず、最近では一日一日気温気候が変わる毎日になっています。本日も晴れていても肌寒く、時より厚い雲がにわか雨を降らせました。4月になった今でも暖かい日が続くことを感じられません。そんな中、春らしい便りをお伝えします。
先日芽生えたサクラソウが続々と咲き始めました。園内のサクラソウから4度目の春の便りになります。
一つ一つの個体は小さい為、決して目立つ花ではありませんが、その名の通り桜を連想される非常に季節感のある花です。4/6現在、3号水路右岸(運動広場と第二運動広場の間)を中心に20?25株程咲いていますが、写真にもあるようにまだまだ蕾の段階の株が多く、これからもっと多くのサクラソウが花を咲かせていくことでしょう。
今年のサクラソウの芽生えです。
小机小学校の5年生が1月24日に植えてくれたにサクラソウの芽が出始めました。
今日は3月12日ですから、苗を植えてから48日目と言うことになります。今年の冬は寒く、発芽も遅れるのかと思っていましたが、去年は3月10日頃でしたからそんなに違いません。
小机小学校のサクラソウも天候の影響を受けますが、プランタ植えですから露地植えほどではありません。プランタは移動出来るので、場所を変えることで天候の影響を避けることができます。植物が育つ条件には様々な物がありますが、大きく言えば日照、温度、水分です。
プランタが置いてあるこの場所は北側に校舎があり、冬季の冷たい北風を、夏場は暑い西日を遮ってくれています。南側は校庭で日照については申し分ありません。また、水飲みの近くですから散水(水分調整)は何時でも出来ます。小机小学校の中でもサクラソウが育つには良い場所だと思います。プランタは人間がつくった生育環境ですから人間の手入れが必要となります。露地植えであれば散水しなくてもまず、枯れることはありませんが、プランタでは夏季1週間水をやらなければ土は乾き植物は萎れ、そのままにしておくと枯れてしまいます。
その代わり手入れを怠らなければ露地より大きく育てることもできますが、どちらにも一長一短ありますね。
小机小学校の皆さん、これから1年お世話になります。
↑ 春の陽ざしの中のプランタです。 ↑ 土を割って小さな芽が出てきました。
今年もサクラソウの植え付け時期が来ました。
小机小学校の5年生にサクラソウの植え付けをしてもらいました。前日の天気予報だと午後は雨でしたが、日の射す陽気で、体を動かすには良い天気となりました。
小机小学校の5年生がサクラソウを植えるのも、今回で5回目となります。「サクラソウ」を授業のカリキュラムに入れていただいています。
5年生が担当するには訳があります。5年生の国語の教科書に「サクラソウとトラマルハナバチ」の話が載っており、生物多様性や植物と昆虫との共生関係を習うので、サクラソウと言う植物を実際に育ててみて、授業で習ったことの理解を深めようということがその理由です。
ところが、今年、国語の教科書が改定されたので、今の5年生は「サクラソウとトラマルハナバチ」は習っていないのだそうです。サクラソウについての予備知識なしでは、横浜さくらそう会の三宅さんのお話は、少し難しかったかも知れません。
でも、5年生の皆は、プランタに入れる土づくりから、植え込み、整地までを手際よくこなし、一クラス二つのプランタを作ってくれました。あと2カ月もたつとウサギの耳のような小さな芽が出て、きれいな花を咲かせてくれるでしょう。
↑ サクラソウの育て方を教わっています。サクラソウは寒さには強いそうです。
↑ サクラソウの苗を植えています。丁寧に表面の土を均します。
撮影日:平成24年2月13日
↑ 散水して、プランタの土を落ち着かせて。サクラソウの植え付け完成です。
小机小学校の6年生が1年丹精をこめて育てたサクラソウの芽(根)を今日(1月26日)新横浜公園に植えてくれました。
小机小学校が新横浜公園にサクラソウを植え始めて今回で4回目です。
4年の経過の中でいろんなことが分かってきました。
その一つは、サクラソウは新横浜公園でも育つと言うことです。サクラソウはどちらかと言うと高山植物の性質を強く持っており、夏の暑さは苦手です。新横浜公園北側園地は陽射しを遮るものがないと言うこともあって、芝生表面でも40℃を越え、園路の舗装面では50℃にもなります。ただ、水路の流れがあるところは水の蒸散作用のため、温度は低くなりサクラソウでも十分に生きて行けます。
新横浜公園の水路際には陽射しを遮る樹木はありませんが、水路わきにはアシや夏草が茂り、それらの植物の影が地面の温度を下げてくれます。水が流れ、植物の繁茂した場所の地温は水温と同じくらいになります。そこであれば暑さが苦手なサクラソウも十分育ちます。アシはサクラソウとは仲が良いようです。ここに植えられたサクラソウは大きく育ち、花も咲き、実も付けるのですが、ここでの発芽を見ることはありません。
実生での世代更新にはまだ、何かが足らないようです。冷たい風の中サクラソウを植えてくれた小机小6年生と先生方に感謝いたします。皆さんに植えてもらったサクラソウが咲く時には、生徒の皆さんは中学生ですが、ぜひ、自分の植えたサクラソウを見に来てください、待っています。
↑サクラソウの植え方を教えてもらっています。
撮影日:平成24年1月26日↑滑りそうになる足を踏ん張って、腰を低くして植えます。
大寒の言葉どおり寒い日が続きます。
昨日までは雨模様の日が続き、積雪もありました。北側園地から見える遠くの山も雪景色です。
そんな寒い日に大綱中学校の生徒5名が日産スタジアムに体験学習に来てくれました。
5名の生徒全員がサッカーや野球の部員です。本来ならスタジアムのスポーツターフ管理を体験してもらう方が良かったのかもしれませんが、今の時期、生徒たちが参加できる芝生管理の仕事はありません。そこで、北側園地の「サクラソウの水辺づくり」を手伝ってもらいました。
サクラソウの苗は横浜さくらそう会の三宅さんに用意していただきました。
植栽予定場所は先日からの雪でぬかっています。斜面で滑りやすい足場の悪い中、土を起こし、砕き、均して植床を作ります。そして、その上に苗(根)を等間隔に並べ、移植ごてで植え込みます。生徒たちは、このような作業の経験はすくなく、サクラソウの苗を見るのも初めてとのことでしたが、丁寧に植えてくれました。
このような体験を契機に、スポーツ少年が生き物や自然環境に多少でも興味を持ってくれるとうれしいと思います。春になったら自分たちの植えたサクラソウを見に来てください。
【撮影日:平成24年1月25日】↑ 小さな苗をひとつひとつ丁寧に植え込んで行きます。
↑ 植え込み完了です。4月になればここがお花畑になります。
昨日の夜降った雪で校庭も白くなっていましたが、午後までには雪はとけて校庭のところどころに水溜りを作っていました。今日も冷たい一日でした。
でも、そんな冷たい日に小机小学校の6年生がサクラソウの掘り上げをしてくれました。このサクラソウは6年生が5年生の時に植えて、一年世話をして育ててくれたものです。
掘り上げ作業の前に、横浜さくらそう会の三宅さんからサクラソウについてのお話がありました。
「サクラソウは古典園芸植物として昔から多くの人に愛好されてきただけでなく、自然環境の変化に敏感で、環境指標植物としても大切な植物です。だから、サクラソウを知ることはサクラソウが育つ環境(このような関係をエコシステムと呼びます)を知ることにつながり、引いては人間の生活している地球環境とは何かを考えるヒントにもなる」そんなお話でした。
お話の後、皆で7個のプランタからサクラソウの芽(根)をほりだし、水洗いしビニール袋に保存しました。
去年植えたのは生徒数と同じ数でした。どれくらい増えたのか楽しみにしていましたが、採れた苗は150くらいでした。今日採取された苗の半分は5年生に引き継ぎ、残りは新横浜公園の北側園地の3号水路に植えてもらいます。
新横浜公園に植えるのは明後日26日です。
【撮影日:平成24年1月24日】↑ 横浜さくらそう会の三宅さんのお話です。
↑ 採取されたサクラソウの苗の一部です。白く見えるのが芽です。
一昨日の冷たい雨がうそのように良い天気になりました。
サクラソウの植え替えは冬季の屋外作業ですから、晴天は助かります。
今回の植え替えは中山中学校です。中山中学校は「新横浜公園のさくらそうの水辺づくり」の里親の一つです。「中山」と言う品種名つながりでサクラソウを育ててもらって3年経ちます。
中山中学校産のサクラソウは中学校の皆さんの熱心な世話のお陰で順調に育ち、現在、プランタ34個に増えています。
今回はこのプランタの苗の植え替えです。
このプランタの苗は、昨年植え替えをせず育てたものです。大きな株を作るために試しに植え替えをしなかったのですが、期待通りの大株になってはいませんでした、残念。
作業は、プランタをひっくり返して根(芽)を探すことから始まります。すべてのプランタには品種ごとの名札が付いていますから、苗がまじりあわないように注意しながらの作業です。
品種によって生育の良否が良く分かります。一概には言えませんが、野生種の方が強いようです。
2時間強の時間で植え替え作業は終了です。出来高はプランタ21個でした。
「鉢植えは毎年植え替えないとダメだな」が、作業後の皆の感想でした。
植え替えの様な地道な作業の積み重ねが来年の春の実りを約束します。来年の春が楽しみです。
↑ 品種が混じり合わないように、プランタひとつひとつの作業です
・撮影日:平成23年12月5日
↑ 出来上がり。でも、これが終わりではありません、これがスタートですね。
秋も深まり、朝夕めっきり涼しくなりました。
暑さが苦手なサクラソウもほっとしているのではないでしょうか。これからがサクラソウの植え替えのシーズンです。
新横浜公園のサクラソウは地植えですから植え替えはしませんが、横浜さくらそう会の三宅さんに1年苗を植えていただきました。この苗は新横浜公園のサクラソウから6月に採取した種にジベレリン処理を行い7月に播種し育てていただいたものです。新横浜生まれのサクラソウということです。
同じ時期に同じ処理をした種を新横浜公園にも直播しましたが、こちらは1本の発芽も見ることはできませんでした。土壌条件にそれほどの差があるようには思えませんが、結果を見るとその違いはあきらかです。人の作る栽培環境がいかに優れているのかを実感しました。
これから冬に向かい、小さな苗には厳しい季節となりますが、この地に根付いてほしいと思います。
<撮影日:平成23年10月27日>
↑写真手前、ロープの中の苗は9月30日に植えられたもの。木枠の中の苗が今回のもの
↑今回のサクラソウ苗と苗の植え付け状況
横浜さくらそう会の苗増殖計画の一つ、種の直播です。
日時は平成23年7月4日です。この4?5日暑い日が続きます。
その暑い中、北側園地の水路際に苗床をつくり種を播きました。この種は横浜さくらそう会が会員の皆さんからいただいたものです。いただいた種を三宅さんがジベレリン処理してくれました。
サクラソウの種は小さくて、発芽させるのが難しいと言われています。野草の種は「取り播き」と言って採種したらすぐに播くのが発芽率を上げる秘訣と言われていますが、なにしろ小さいので発芽条件の良いところに定着することが難しいのです。
サクラソウの種は秋に播くと春に発芽します。サクラソウの種は冬の寒さに当たらないと発芽しません。ではその間はどうしているかと言うと眠っています。
この時期の種子の状態を「休眠」と言います。この休眠の時期を短くするのが「ジベレリン処理」です。ジベレリンは植物ホルモンの一種で、種子の発芽促進や休眠打破の効果があります。種なしブドウでよく知られていますが施設園芸ではよく使われます。
サクラソウの発芽が良くなるのはよいのですが、屋外に播くことは発芽後のリスクにさらすことになります。これから夏に向かいます。
新横浜公園の北側園地は高温と乾燥にさらされます。
発芽した苗がどこまで暑さに耐えることができるかがポイントですが、がんばってほしいものです。
【撮影日:平成23年7月4日】
↑ジベレリン処理した種です。これだけの ↑ 1号水路右岸側の苗床に丁寧に播きます
量の種の確保は大変だったと思います
↑こちらは3号水路の左岸側です ↑ 水を播き湿らせた土の上に播きました
横浜さくらそう会の苗の植え込みです。日時は平成23年6月11日です。
サクラソウ会の方がサクラソウを整理すると言うので新横浜公園に植え込みました。
当日は雨、この日は横浜にも大雨洪水警報が出ていましたが、さくらそう会の人達は
気にするでもなく雨天決行です。梅雨に雨が降るのは当たり前だそうです。
数は15パレット(約260ポット)品種名は約200です。
新横浜公園に植えるのに品種名は関係ないのですが、品種ごとに整理し、数量確認をします。
これが意外と厄介で時間もかかります、さくらそう会の人でも気が疲れるとのことです。
多少の間違いは気にしなくても良さそうですが、プライドが許しません。
整理が終わり、一休みして、新横浜公園のサクラソウ植栽地まで運搬し、植え込みです。
植栽地は前日に用意してありましたが、昨日からの雨で一部冠水していました。
緩い足場を気にしながらの作業で、さすがに疲れます。
でも、約2時間で植え込みは終了しましました。雨の中での作業ご苦労様でした。
有難うございます。
↑ これで全部ですが、結構あります ↑ リストを片手にポットの名札をと照合し
品種を確認します。疲れます。
↑ 1号水路左岸側植栽予定地。水路側が ↑ 1号水路右岸側植栽予定地
一部冠水しています。
↑ 左岸側、植栽完了之図 サクラソウは水には強い
とは言いながら水の中に植える気にはなりません。
次回に残しておきます。
↑ 右岸側、植栽完了之図
小机小学校のサクラソウの生育状況の報告です。
2月15日に小机小学校の5年生が植え込み、世話をしてくれているサクラソウです。
良く育っています。しばらく雨が降っていないのでソメイヨシノを散らす風も埃っ
ぽく、空気も乾燥気味ですが、プランタの土には適度な湿り気があり、サクラソウも
気持良さそうです。
(平成23年4月15日撮影)
↑ 陽気に誘われて、蕾も上がってきました。明日あたりには一輪、二輪と咲き始める
でしょう。子どもたちの笑顔が見えるようです。
↑サクラソウの全景です。向かって右の6個 ↑プランタの拡大です。
のプランタにサクラソウが植わっています。
今年は3,4月と雨の少ない日が続きます。
新横浜公園の水辺も乾燥気味です。でも、気温の上昇に合わせるかのようにサクラソウの
花も咲いてきました。一つ一つは小さな花ですが群生すると見ごたえがあります。
水辺の両側一面がサクラソウの花で埋まるような景観を目指していますが、それにはも
う少し時間がかかりそうです。
この場所にサクラソウを植え始めて3年目ですが、結構、落ち着いてきました。
苗を植えても残るところと、消えてしまうところがあり、思いどおりにならないところも
また、よし、としましょう。去年より今年、今年より来年と良くなってくることを願って。
↑ 水路に水が少ないのは、天気のせいではありませんが、一雨ほしいところです。
↑ 紅いサクラソウです。 ↑ 白花もあります。
3月は冷たい日が続きましたが4月に入ると暖かい日が続きます。寒暖を繰り返すのがこの時期の気候の特徴です。三寒四温とはよく言ったものです。
この暖かさにつられてさくらそうの花が咲き始めました。今年の一番花は二つです。水路左側斜面、植えて3年目の紅い花です。このサクラソウは去年も一番に咲いてくれました。
もう一つは右岸、白い花です。この二つが今年の一番です。
去年は3月24日が咲き始めでしたが、今年は10日遅れの開花となりました。
↑ いつ見ても一番の花は良いものです。
↑ 咲くのを待っている一群です。 ↑ こちらは白花です。
啓蟄の候、大地も温まり草の芽吹く頃となりましたが、まだ朝夕は冷たく先日はサクラソウの水辺にも大きな霜柱が立ちました。
でも、春の兆しは黒い土の上に見られます。小机小学校の6年生が植えてくれたサクラソウの芽吹きです。まだ、少しですが、春は確実に近づいています。
↑ 霜よけのチップ材の間から小さな芽が顔を出してきました。小机小学校の子どもたちが植えてくれたものです。子どもたちが1年大切に育ててくれたサクラソウです。
【撮影日:平成23年3月10日】
↑ こちらの芽吹きは去年の6年生が植えてくれたものです。1年この場所で育ったものです。
しっかりとこの地に根づいたようです。
2月21日、横浜さくらそう会がサクラソウの植え込みをしてくれました。
北側園地のサクラソウ植栽地を吹く風は冷たく、立春を過ぎたと言うのに春の気配はありません。植えたサクラソウは約500芽です。
このサクラソウを含め、さくらそう会が今年植えた苗は1270芽となりました。
↑ この苗は、乾燥気味ですが、長く保存するには水分は少ない方が良いそうです。水分が残つていると休眠が破られてしまい生育が進んでしまう、また、カビも発生しやすくなるので乾燥状態を保った方が良いそうですが、水分が少なすぎると枯れてしまうので加減が難しいとのことです。
<撮影日:平成23年2月21日>
↑ 水路脇の斜面に植え込み中、写真手前に綿くずのように見えるのが苗です。4月にどんな花を見ることができるのが楽しみです。
2月15日、小机小学校の5年生がサクラソウの苗を校内のプランターに植えました。
この苗を5年生がこれから1年かけて育てます。育てた苗は、次の5年生に引き継ぎます。増えた苗は新横浜公園のサクラソウ植栽地に植えてくれることになっています。
昨夜からの雪で校庭は真っ白、こんなに積ったのは今年初めてです。
雪は夜半に終わり、朝からは良い天気になりました。午後には校庭の雪も融けてしまいました。今日、植えたサクラソウは6年生から引き継がれたものです。
速いもので小机小学校の「さくらそう授業」も3年目になります。
生徒みんなで、プランタを取り囲み、糸くずのようなサクラソウの苗を並べて行きます。
本当にこんなものからサクラソウが咲くのか半信半疑のようですが、先輩から引き継いだ大切な苗です。並べ終え、苗の間隔を調整しその上に土を被せます。そして、被せた土を均し、水を撒き土を落ち着かせると完成です。
後は、水を切らさないようにして芽が出るのを待つだけです。
↑ 横浜さくらそう会の三宅さんのお話。 ↑ プランタを囲んで、サクラソウの植え付け
サクラソウについては国語の授業で です。
学んでいますが、育て方の話は初め
てです。
↑ 苗を並べ終えて、間隔を調整中です。 ↑ 並べた苗の上に土を被せます。
1月27日、小机小学校の6年生が新横浜公園にサクラソウを植えてくれました。
このサクラソウは今の6年生が5年生の時から校内で、育ててくれたものです。
去年の暑い夏を乗り切り株数も倍に増えました。育てたサクラソウの半分
を今の5年生に引き継ぎ、残りの半分を新横浜公園に植えてくれました。
何種類か混じっていますが皆、野生種です。
当日、寒い朝でしたが午後になると気温も上がり体を動かすには良い陽気になりました。
横浜さくらそう会の三宅さんの指導で水路際の土手に植えました。
一人一株(芽)ですから作業はすぐに終わり、子供たちにはもの足りなかったかもしれません。
このサクラソウは今年の4月には花を咲かせます。
子供たちは、その頃にまた来るよ、と言ってくれました。
4月には中学生です。
それでは、小机小学校6年のみんな、お元気で、そしてありがとう。
撮影日:平成23年1月27日
↑ 東向きの斜面に植えました。反対側の土はまだ凍ってます。
一人一株ですから、ていねいに植えてもすぐに終わってしまいます。
でも、自分の植えた大切な一株です。
撮影日:平成23年1月28日
↑ 植えた場所が分かるように棒が立ててあります。
右の写真は次の日の朝に撮った写真です、植えた苗が霜で
持ち上げられないように剪定枝で作ったチップ材をかぶせおきました。
土の保温効果があります。
小机小学校の6年生が新横浜公園のサクラソウ水路の草刈りをしてくれました。
今回の草刈りはさくらそうの水路をきれいにするだけでなく、自分たちが育てた
、さく らそうを植える場所づくりでもあります。
当日は風もなく、昼間は気温も上がり良い活動日となりました。普段は通りす
ぎる場所ですが100名の子どもたちの歓声でとても活気のある場所に変身です。
この子供たちが今月27日には、さくらそうを植えるためにもう一度来てくれます。
撮影日:平成23年1月10日
↑ 草刈り開始、最初のグループが草刈りを始めます
↑ 30分経過、あっと言う間に草が刈られて行きます
横浜さくらそう会が新横浜公園にサクラソウの植え込みをしてくれました。
この数日間の朝の冷え込みは厳しく減勢池にも氷が張りました。サクラソウを植えるために耕運した場所には霜柱が立ちました。
今回サクラソウを植えた場所は1号水路の南向きの斜面で昼間はわりと暖かい場所です。
この場で寒さに負けず元気に育ってほしいと思います。
1月18日(火)の午後には小机小学校の6年生がサクラソウ植栽地の手入れに来てくれます、よい天気であることを祈ります。
↑ 株分け苗、品種名は特定できませんが、これで150芽くらいあります
↑ 植え付け中。陽射しは強いのですが、吹く風は冷たく暖かくはありません
さくらそうの植え替えシーズンの到来です、まだ、少し早いでしょうか。
この苗は横浜さくらそう会の三宅さんがこの春、採取した種をジベレリン処理して育てたものです。「ジベレリン処理」の言葉はご存じだと思います。種なしスイカや種なしブドウでおなじみですが、今は発芽促進や単為結実促進剤として園芸にはよく使われています。
サクラソウの種は寒さに当たらないと発芽しないのですが、ジベレリンには種子の休眠を打破する作用があり寒さに当たらなくても発芽します。こうすると来年の春まで発芽を待つ必要が無くなり、栽培期間を短縮することができます。
このような技術の上に今の農業、特に施設園芸は成立しており、昔のような天気を見ながら種をまく時期を決める素朴な姿は趣味の園芸世界でも少なくなりました。愛好家と呼ばれる人たちは意外(失礼)と先端技術志向が強いのです。綺麗な花を咲かせるためなら手段、労力を惜しみません。この苗、北側園地でどのように育ってくれるのでしょうか。
↑ 実生苗です。播種は今年の7月です ↑ 植え付けです
↑ 植え付け完了。これからの寒さや乾燥に耐えて育ってほしいものです
今、世間では「仕分け」で盛り上がっているようですが、サクラソウの仕分けはこれからです。
世間の仕分けとは違い、いたって平和なものですが真剣さについては負けません。
仕分けを間違えると、半年先には結果が出て、下手をすると恥ずかしい思いをします。誰もそれを責めたりはしないのですが、プライドが許しません。
丹精込めて育てた苗を植木鉢から取り外し、根を洗い、品種ごとにビニール袋に詰めます。
今日の成果は、約110品種、約500株(芽)でした。
園芸種、野生種色々ありますが、どのようにして新横浜公園のさくらそう植栽地に植えるかはこれからです。
↑ この植木鉢のサクラソウを株分けします
↑ 作業風景、ほぼ2時間こんな姿勢で作業をします
ハナバチです。それもトラマルハナバチです。
新横浜公園北側園地のコスモスに来ていました。同じハナバチ仲間のクマバチは良く目にしていましたから驚きませんが、トラマルハナバチは初めてです。トラマルハナバチはサクラソウと受粉や吸蜜を通じて協力関係にあり、サクラソウはトラマルハナバチがいないと種をつける事が出来ません。このような関係を「共生」と言います。小学校5年生の教科書に「サクラソウとトラマルハナバチ」の題で鷲谷いずみさんが書いておられます。
新横浜公園にトラマルハナバチがいると言うことは、新横浜公園のサクラソウの植栽地のサクラソウも実をつけ、新しい株を作り広げることができると言うことでもあります。単なるサクラソウの花壇ではい、と、言うことです。もし、そうならとてもうれしいことです。来年の4月サクラソウの花に止まっているトラマルハナバチを見たいと思います。
↑ 忙しげに飛び交っていました。冬ごもりの準備でしょうか。そう言えば朝夕めっきり涼しくなりました。
涼しいというより寒いと言った方が適切かもしれません。
梅雨明け宣言が出たと思ったら暑い日が続きます。連日の猛暑日、小机小学校前のアスファルト
道路の路面温度は54℃、暑いわけです。
小学校は夏休みに入り生徒はいないのかと思いきや、子供たちが熱風の中、水鉄砲で追いかけ
っこをしていました。校庭には夏祭りのやぐらがたっていました。
小机小学校のサクラソウはチャンとお世話されています。そして、とても良い工夫がされてい
ます。その一つは、プランターの置いてある場所です。コンクリート舗装の上でなく土の上に置いてある
ことです。土の方が比熱が低くプランター内の温度を上げません。また、地面からの水分供給があるの
で水切れがおこりに難いのです。
もう一つは隣に置いてあるホウセンカのプランターです。サクラソウは休眠期に入り葉はありません。
土だけのプランターに水をやるのは忘れがちになりますが、ホウセンカの水やりのついでにサクラソウ
のプランターにも水をやることができれば水やりを忘れることもありません、また、ホウセンカがサクラソ
ウをグランドの熱風から守ってくれています。
こうした小さな気遣いがサクラソウの夏越しには欠かせません。
↑ アスファルト舗装がいかに熱いか分かります。水を撒いてもすぐ乾きます。
↑ ホウセンカの緩衝緑地です。 ↑ まだ、小さな葉が残っていました。
サクラソウを熱風から守ってくれます。
梅雨の晴れ間か、梅雨明けか、暑いけど良い天気が続きます。
今年の梅雨は(神奈川に限りますが)とても良い梅雨です。2日と続く雨はなく、夜に降って朝には
晴れるとても有難い降雨パターンです。梅雨の感じがしません、温帯の日本が亜熱帯化しているの
ではないかと少し心配にもなりますが。
陽射しが強く気温、湿度も高い、この時期がサクラソウの栽培の勝負どころです。もう少し気
温が上がると葉は枯れ株は休眠状態になります。
では、新横浜公園のサクラソウはと言うと、背の高い草の下で静かにしています。
日の光を遮られ、水辺の湿気で蒸れてしまうのではと心配ですが、その心配は不要のようです。
サクラソウの植わっている場所の地表面の温度は気温よりも低く、横を流れる水の温度と同じ
です。背の高い草が日傘の役割をして地表面の温度を上げません。同じような条件でも直射日光
のあたる場所の温度は2?3℃高めですから暑さの嫌いなサクラソウには悪くないのではないで
しょうか。そのような場所に、さくらそう会の三宅さんがサクラソウの播種を行いました。試し
とのことですが、上手くいけばサクラソウの数を飛躍的に増やすことができます。
サクラソウの種は細かいので直播(畑に直接種を蒔くこと)はあまりしませんが芽が出るのを
楽しみに待つことにしましょう。
↑ この写真ではよくわからないかと思いますが、サクラソウの播種後の姿です。分かりませんよね。
花も終わり、新横浜公園北側園地のさくらそうの水辺は草茫茫(ぼうぼう)です。
定期的な草刈りは行いますが、家庭菜園のような除草はしません。そうするとどうなるかと言うとサクラソウの植わっている水辺は草茫茫となります。
さくらそうが草に埋もれています。でも、枯れることはありません。サクラソウも元はと言えば野草ですから他の植物との競合には慣れているようです。
周りの草が伸び、日陰になると背も高く葉の色も緑濃くなります。逆に強い日差しにさらされると葉は黄緑色になり葉も固く締まってきます。
そんな時に横浜さくらそう会の皆さんが、手入れを兼ねてサクラソウの植え込みをしてくださいました。総数で100株くらいでしょうか。会員丹精のサクラソウです。
さくらそうの水辺プロジェクトも3年目に入り植える場所や植え方にも工夫があります。サクラソウは思ったより乾燥に強く、過湿には弱いようです。植木鉢での栽培と地植えの違いはあるのでしょうが、地植えの方が急激な環境変化にあわないで済むということでしょうか。
これからもさくらそう会の試行錯誤が続きます。
↑植えたサクラソウの一部。手前のパレット ↑苗の植え込み、水路から少し離して植え
は実生苗です。この場所で育つか実験です ています
里親の一つ、中山中学校のサクラソウの開花状況の報告です。
中山中学校のソメイヨシノは葉桜となり、八重桜が満開状態です。隣接する県立四季の森公園の木々も緑を濃くし始
め、カエル(アマガエルだと思います)の鳴き声も聞こえます。
今年4月は気
温も低く、日照不足を心配しましたが、そんな心配をよそに中山中学校のサクラソウは今年もかわいいい花を咲かせ
てくれました。
各地で行われたさくらそうの展示会は終わりましたが、ここ中山中学校では、まだ、サクラソウを楽しむことが出来ます。
ここのサクラソウには展示会のとは違った雰囲気があります。花の大きさや数ではかないませんが締まった株、小ぶり
な花に高山植物の片鱗を見る事が出来ます。
野生のサクラソウはきっとこんな姿で咲いているのではないでしょうか。
↑校門前のサクラソウです ↑ 拡大してみるとこんな感じです。
近くで見ると花の形の違いがよくわかります。
↑ サクラソウの開花状況 ↑ このサクラソウの名前は「中山」です。
株(品種)によって開花時期には差が 去年に比べ今年の方が、花数が多いよう
あります。この株は満開状態です。 に思いますが、どうでしょうか?
良い天気が2日と続きません。この時期の雨を「菜種梅雨」と言いますが、それにしても良く降ります。それも4月半ばの
雨とも思えない冷たい雨です。
サクラソウは水には強いのですが、開花時期の雨は苦手です。特に園芸種は花が重くなりしょんぼりとした印象になります。
そうは言ってもサクラソウの開花も進み、今日4月14日に花を数えたところ、448輪の開花が確認できました。
10日間で約3倍増です。
菜種梅雨の語源は、早く花を咲かせよと急き立てる雨で「催花雨(さいかう)」。これが同じ読みで「菜花雨(さいかう)」となり
菜種梅雨となったのだそうですが、新横浜公園のサクラソウも早く沢山の花を咲かせて欲しいものです。
↑ 昨年11月に植栽したところです。 ↑ このサクラソウはこの場所で2度目の花
園芸種が中心です。 を咲かせてくれました。この地に馴染ん
でいるように見えます。
雨の日が続きましたが、昨日は雨も上がり昼間の気温も上がりました。
サクラソウも花を開き始め、現在のところ118の株が花を咲かせています。
118株といえば結構あるように思いますが、株が小さいのと株間が開いているからでしょう
か。意外と目立ちません。サクラソウの成長は株によりバラツキがあります。早いものは花
も終わろうとしているのに、今、芽を出したばかりのものもあります。
去年植えたものと、今年植えたものでも違います。この場所で1年を過した株はさすがしっか
りとしています。
アシの株間から芽を出し、アシの芽に負けまいと背をしっかりと伸ばしています。思わず、頑
張れと言ってしまいそうなそんな景色です。
↑ サクラソウの花です。 ↑ この株は花つきが良くて遠くからでも目に
品種名は分かりませんが朱の濃い花が つきます。
咲いています。
先週は寒い日が続きました。
開花宣言をうけたソメイヨシノも朝、氷が張るような陽気に戸惑っているように見えます。
でも、確実に春は近づいています。陽射しは強くはありませんが、昼間の気温は上がっています。日も長くなってきました。
小机小学校のサクラソウも芽が出揃って、一輪花が咲きました。
今は春休みで、校庭に子どもたちの歓声はありませんが、校庭の隅で小さな花を咲かせていま
した。
プランタの土にも適度の湿り気があり、大切にお世話されているようで、水切れの心配はなさ
そうです。
これから、陽気が良くなると春の陽射しを受けてサクラソウは大きくなります。新学期が始まる頃にはたくさんの花を咲かせていることでしょう。
↑ 小机小学校のサクラソウです。 ↑ サクラソウが咲きました。
今年2月4日に5年生が植えたものです。 一輪ですが、他の株にも蕾が見えます。
芽がそろってきました。 気温が上がればいっきに開花する気配です。
暖かい天気も三日と持ちません。
昨夜の荒れた天気で新横浜公園のソメイヨシノも蕾を閉じてしまいましたが、水辺には確実に春の足音
が近づいています。春の訪れを知らせるサクラソウの花です。待ち望んだ小さな花です。
小机小学校の6年生(この4月には中学生になります)が5年生の時に小学校で大事に育て、開花を確
認して、夏休み前に新横浜公園のこの地に植えてくれたサクラソウです。
2回目の開花です。小机小学校の時よりもひとまわり大きくなったのではないでしょうか。
ここだけでなく、隣の枯れ草の間からも綿毛に包まれた小さな葉が伸びてきました。無事に暑い夏を越
してくれたようです。
横浜さくらそう会丹精のサクラソウたちも一斉に芽を吹き始めました。今年植えた方が芽吹きは早いよう
です。
今は一輪ですが、これから天気に恵まれ、気温が上がるとまわりの土を隠すように葉を広げ、かわいい
花を咲かせてくれることでしょう。
↑ サクラソウの芽が揃い始めました ↑ サクラソウが咲き始めました。
横浜さくらそう会が去年12月に植えた 冷たい雨の中、今年最初の一輪です。
ところです。 小机小学校の子どもたちが植えてくれた
中の一株です。
小机小学校の6年生が新横浜公園に植えてくれたサクラソウが芽を吹き始めました。
その子供たちがサクラソウ植栽地の手入れと、サクラソウの説明板、注意看板を付けてくれました。
小机小学校のサクラソウも芽を出したとの報告もありました。
3月4、5日両日にかけて総数40名近くの生徒が色々な作業をしてくれました。
一年間「サクラソウ」と付き合っての集大成です。
必ずしも天気に恵まれたわけではありません。でも、そんな中でも元気に草刈や水路清掃をしてく
れました。サクラソウの説明板も生徒達の力作ぞろいです。
↑ サクラソウの芽立ちです。 ↑ 子供たちの作った案内板です。イラスト入
まだ、たよりない小さな芽ですが早春の りの力作です。
陽射しの中でかがやいています。
↑ こちらはサクラソウの解説板です。 ↑ 注意看板です。
サクラソウについての1年間の勉強の
成果が詰った内容となっています。
小机小学校の6年生がサクラソウの植え込みをしてくれました。
最近の天気予報は良く当たります。午前が曇りで午後からは雨の予報どおりの天気となりました。
小机小学校の先生から、今日は行けませんとの断わりの電話が入っても納得の空模様でした。
でも先生の言葉は続きます。皆では行けませんが、行きたい子がいるかもしれません?
とのこと。半信半疑で待っていると、なんと、冷たい雨の中を傘をさした子供たちが笑顔で挨拶をし
てくれます「ご苦労様です」。でも、こちらが言いたい言葉です。ありがとう。
特に作業予定はないのですが、この日のために横浜さくらそう会の三宅さんが、今朝、用意して
くれたサクラソウの苗の植え込みをしてもらいました。20芽ほどでしたが、またサクラソウが増えました。
子供たちの目的はもう一つあります。サクラソウの説明版の設置の場所確認です。しばらく話し合って
いましたが、決まったようです。
どんな看板が出来るか楽しみにしています。
小机小学校の皆のおかげでサクラソウの水路も様になってきました。
お礼を言います。ありがとう。
↑ サクラソウの説明版の位置について ↑ サクラソウの植え込み中。
協議中です。 冷たい雨の中、手と靴が泥まみれです。
小机小学校の6年生がサクラソウの水路をきれいにしてくれました。
冷え込んだ朝でしたが、日が昇ると気温もあがり、水に入るのをためらう気持ちも、
少しは軽くなりました。
水路の水は少なく、川底の土も少ないのでスコップではなく、魚をすくう手網で泥と
枯草を一緒にすくいサクラソウの植わっている土手にはねあげます。
下流側から掃除を進めてゆくと、歓声が上がります。何事かと覗いてみると冬眠中
のヒキガエルに遭遇していました。たまった泥の枯れ草の中にいました。いきなり明
るい日差しを浴びたので、目をパチクリしていましたが、体は動きません。
かわいそうなので元に戻しておきました。カエルが目覚めるのはもう少し先です。
泥のはねを全身に受けながら水路清掃は進みます。しばらく行くとまた、生きものに
遭遇です。今度は魚でクチボソです。1cmにも満たない小さな魚で、冷たい水で動き
も緩慢です。
サクラソウの植えてある所には霜柱が立ち、まだ、春は先のことですが、生き物の
気配はあちこちにありました。
小机小学校の皆さんの頑張りで水路もきれいになりました。お礼を言います。ありがとう。
↑ サクラソウ植栽地の朝11時頃、冷たい ↑ これ、何か分かりますか? ヒキガエルの
水に入り、水路の掃除です。 冬眠中の姿です。水の中の枯草の下にい
ました。大丈夫、ちゃんと生きています。
寒い日が続きます。
サクラソウを植えたところに霜柱が立ちました。朝、霜や霜柱が立つような日は、
昼間は良い天気になります。
清少納言の枕草子に冬の情景として「冬は つとめて。雪の降りたるはいうべ
きにもあらず。霜のいと白きも、また さらでも、いと寒きに、火など急ぎ熾して、
炭もて渡るも、いとつきづきし」と言うのがあります。雪や霜の降りた寒い朝も
それはそれで風情があっていいものだ。との意です?と、理解しています。
でも、霜や雪は嫌いではありませんが、朝、寒いのは苦手です。
サクラソウは寒さには強いのですが、乾燥には弱いので、霜柱は困りものです。
野生状態ではあまり起こりませんが、人の手によって植えられたものは霜で
株が持ち上げられ、地表面に出てしまい、寒風にさらされ干乾びて枯れてし
まいます。それの予防方法はいくつもありますが、地表面に出た株を埋め戻し
てやる事が簡便でいいと思います。
霜柱は固い土を柔らかくしてくれ、サクラソウの生育にも害虫駆除にも役立って
います。ここでは害より益が多い存在です。
↑ サクラソウ植栽地の朝9時頃の情景 ↑ 霜柱が立ちました。赤土(関東ローム)には
霜柱が立ちやすい性質があります。
小机小学校の児童達がサクラソウの植わっている場所の手入れをしてくれました。
このサクラソウは、今回手入れをしてくれた6年生が5年生の時に学校で育て、今年6月に
新横浜公園に植えてくれたものです。
植えてから半年たち、サクラソウの植え替え時期も来たので、サクラソウの生育状況の確認
とサクラソウの芽吹きを助けるために枯れ草を刈り取ってくれました。
生育状況は横浜さくらそう会の三宅さんに見てもらいました。三宅さんは「地植え」(畑に直
接植えることの意)は初めてなので、と言いながらも大丈夫と仰っていました。
サクラソウの手入れ(草刈)は天候不良で順延を重ね今回が3回目です。朝は曇りがちの
冷たい天気でしたが、午後になると薄日のさす天気となり、新横浜公園北側園地は100名
を越す児童達の歓声で賑わいました。
作業は靴をぬらし、泥んこに、なりながら頑張って、きれいに片付けました。
皆の頑張りにサクラソウもきっと応えて、きれいな花を沢山咲かせてくれると思います。
来年の楽しみがまた一つ増えました。
↑ サクラソウ植栽地の草刈風景。 ↑ 枯れ草も無くなりスッキリしました。
なれない作業ですが、皆、一生懸命です。 「サクラソウは太陽の光と水が大好き」と
は、さくらそう会の三宅さんの言葉です。
午後の陽射しが地面を暖めます。
サクラソウの植え付け風景。 写真左の裸地の部分が植栽の終わった場所です。 |
植え付け前の苗を並べた状況。 白い塊が苗です。一つに3?4芽あります。株が大きいので株間が狭く感じられます。 |
葉も枯れて、名札ばかりが目立ちますが根はしっかりと張っています。 | 植え込む前の様子。芽も根もしっかりしています。これから植え込みです、芽が隠れるくらいに土をかぶせ、散水し、土を落ち着かせて完了です。 |
小机小学校の6年生が自分たちで育てたサクラソウを新横浜公園北側園地に植えてくれました。
サクラソウはこの時期、根を張り、葉を茂らせて株を大きくしようとしています。移植の適期とは言
えませんが、サクラソウにとってこれからの暑さや乾燥はそれ以上の大敵なのです。
小机小学校の生徒たちは日々の水やりでそのことをよく知っています。朝、水やりをしても小さな
鉢は夕方には乾燥しサクラソウを萎れさせてしまいます。
これからはもっと暑くなります。校庭の温度も40℃を超える日々が続きます。
小学校のスケジュールも夏休をひかえ、皆、忙しくなります。そこで、早めに新横浜公園の水路わき
に移植することになったのです。
当日の朝は小雨交じりの天気で心配しましたが、午後には陽射しもさすような天気となり、小机小
学校の生徒たちは自分で育てたサクラソウを手にさげて来て、皆で植えてくれました。
来年の春、どんな花を咲かしてくれるか楽しみです。
↑ スタジアムを背景に山口課長から小机小学 ↑ 植栽風景。水路に立ってアドバイスして
校の生徒たちへのお礼の挨拶です。 いるのは、横浜さくらそう会の三宅さん。
「みんなが育てたサクラソウにまた、会い みんなは自分達の育てたサクラソウが大き
に来てください、大切に育てますから」 く育つように丁寧に植えていました。
新横浜公園のサクラソウの花は終わりました。
今日はうれしい便りです。緑区の大竹さんからサクラソウのプレゼントがありました。
直径40?の植木鉢一杯に育った大株です。早速、北側園地に植えておきました。
来年の春の楽しみが、また一つ増えました。
↑ 植えた後の姿です。植えたばかりでまだ、 ↑ 頂いた時の姿です。下のタイルの一辺が
まわりの土に馴染んでいませんが、早く 15cmですから、大きな株というのが
根付いて欲しいと思います 分かると思います。
Vol.9
新横浜公園北側園地には50種を越えるサクラソウが植えてあります。
野生種によるサクラソウの自生地づくりを目指していますが、品種数を誇る気持ちはありません。
新横浜公園のサクラソウは同じ時期に植えても品種、株によって生育にバラつきがあり、ようやく
芽を出した物もあれば、花も終わりそうなものもあります。
早生、晩生のような性質の花ではありませんが、それぞれに個性があるようです。
↑品種名「八ヶ岳」 ↑品種名「赤城山」
これまでのサクラソウ前線はこちらをご覧下さい
サクラソウ前線拡大中の第二弾、前回は小机小学校でしたが、今回は中山中学校
のサクラソウです。
去年12月に寒い中、中山中学校の皆さんに植えてもらったものです。
よく育っています。横浜さくらそう会の三宅さんから「私の庭のよりよく育っている」との
言葉を頂きました。
なかでも目玉は「中山」です。ピンクの花をつけました。
花形は標準型、花弁は桜弁、花容は平咲き、花色は無地と言うところでしょうか。
またひとつ、楽しみが増えました。
↑皆、元気に育っています ↑品種名「中山」
これまでのサクラソウ前線はこちらをご覧下さい
新横浜公園のサクラソウは、今、見頃を迎えていますが「サクラソウ前線」は新横浜公園だけではありません。
同じ町内の小机小学校の校庭でもかわいい花を咲かせています。
今年の1月20日に小机小学校の5年生が植え、世話をしてくれているものです。
サクラソウも子供たちのがんばりに応えてくれています。まだ、小さな苗ですが花も咲き始めました。
↑ 4月になってよい天気が続くので少し ↑ 花も咲き始めました
乾燥気味です
これまでのサクラソウ前線はこちらをご覧下さい
暖かい日が続きます。気温も上がり植物も活気づきます。新横浜公園北側園地ではヒバリが鳴き、菜の花も風に揺れています。茶色のかわいた大地に小さな亀裂が走りサクラソウの芽が出て見るまに小さな花を咲かせました。小さな花ですが新横浜公園の春一番です。
↑暖かさに誘われて芽が出て ↑花が咲きました
これまでのサクラソウ前線はこちらをご覧下さい
3月になり気温も上がってきました。昼間、陽射しはあっても風の冷たい北側園地ですが、南向きの土手はさすが暖かいようでサクラソウの芽吹きも早いようです。
↑葉に勢いも出てきました ↑生育状況、日当たりもよく順調です
これまでのサクラソウ前線はこちらをご覧ください
2月は暖冬とのことでしたが、月末には雪も降りました。はっきりしない陽気が続きますが、春はそっと近づいています。サクラソウの芽も動き始めました。最初は薄緑の頼りない芽ですが日差しの中で光って見えます。
小机小学校のサクラソウも霜よけのシートを取ってもらい、背伸びを始めています。生育は順調のようです。
↑水やりの当番表です ↑生育状況、日当たりもよく順調です
これまでのサクラソウ前線はこちらをご覧下さい
去年12月に植えたサクラソウの芽が出始めたとのことなので、中山中学校に生育の様子を見に行きました。芽が出ているのは、2割くらいでしたが順調に育っています。
生徒と一緒に世話をしてくださっている三浦さんの発案で、生徒に関心を持ってもらえるようにとの配慮で、生徒が良く通るところに置いてあります。
↑育てるだけでなく、 ↑「中山」です。まだ芽は出ていません
生徒に知ってもらう工夫がしてあります もう少し待ちましょう
これまでのサクラソウ前線はこちらをご覧下さい
サクラソウ前線はゆっくりですが、北上中です。
でも、サクラソウって何? との意見もあるので、サクラソウの写真を掲載します。残念ながら、新横浜公園のものでも、今年のものでもありません。念のため。
下は東京都北区の浮間公園内のサクラソウです。去年4月(平成20年)の写真です。
全国のサクラソウ自生地は減少していますが、ここでは熱心な保護活動が続けられています。
昔、荒川沿いにあった「浮間野生種」の自生地を蘇らそうと栽培が続けられています。今は圃場の中だけですが、花の季節になると沢山の来園者があるそうです。こんな景色が新横浜公園で見られたら素敵だと思いませんか。
↑栽培地の様子です ↑浮間野生種の花です。赤の白があります
これまでのサクラソウ前線はこちらをご覧下さい
新横浜公園北側園地にサクラソウの自生地をつくる計画を進めています。
野生種のサクラソウに「小机」の名のついた物があり、同名のよしみで小机小学校のみんなに手伝ってもらうことにしました。でも、サクラソウと言われても良く分かりません。そこで、横浜さくらそう会の三宅さんにサクラソウの自生地を造ることの意義、育て方を教えていただきました。5年生全員で話を聞き、その後で、サクラソウをビニールポットに植えました。
152のサクラソウの鉢が出来ました。
↑横浜さくらそう会の三宅さんのお話 ↑古い株をほぐし、芽を探します。その芽を新しい
土に植え込みます
これまでのサクラソウ前線はこちらをご覧下さい
新横浜公園北側園地にサクラソウ自生地をつくる計画を進めています。
野生種のサクラソウに「中山」の名のついたものがあります。中山つながりで中山中学校に協力を依頼したところ快く引き受けていただきました。そこで、手伝ってくれる生徒さんに横浜サクラソウ会、三宅さんの栽培指導です。
寒い日でしたが約100ポットのサクラソウができました。
↑最初はまず土つくりから ↑「中山」です。数は少ないのですが、
これから増やしていきます。
サクラソウ前線vol.1はこちらをご覧下さい
今、新横浜公園では北側園地の水路わきにサクラソウを植えています。
昔、鶴見川流域にもサクラソウの自生地があったと言われています。その証に「小机」「中山」の名の付いた野生種のサクラソウが現存しています。新横浜公園は港北区の小机町にありますから同名のよしみで「サクラソウの自生地復活プロジェクト」を立ち上げました。船頭は「横浜さくらそう会」です。どう進むかはこれからのお楽しみ。サクラソウ前線出発進行。
↑位置図 ↑サクラソウを植えています