★ 写真 ヤブカンゾウの花が咲いています
撮影日時: 平成23年7月11日
場 所: 北側園地田んぼの横
ユリ科ワスレグサ属の多年草です。似た花にノカンゾウがありますが、違いは花が八重か一重かくらいでしょうか。新横浜公園にノカンゾウはありませんがヤブカンゾウは地に合ったのでしょう、大きな株になりました。このヤブカンゾウも植栽されたものです。
花の少ないこの時期に田んぼの畔や土手を賑やかにしてくれています。
この時期、ワスレナグサ属でよく話題になるのは新横浜公園のヤブカンゾウではなく(残念ですが)ノカンゾウに近いニッコウキスゲです。尾瀬や霧降高原の高層湿原を彩る花です。 暑い都会の夏を避け、涼を求めて多くの人がこの花を見るために訪れます。
ワスレグサ属はその花の美しさから人気があり、品種改良により多くの園芸種が生まれています。園芸店でヘメロカリスと呼ばれているものがそれで、中国、日本原産のワスレグサ属がヨーロッパ、アメリカで品種改良され逆輸入されたものです。
ヘメロカリスの語源はギリシャ語で花が一日しか持たないことに由来して、一日(ヘメロ)美しい(カリス)の名がついたそうですが、はかないものを美しいと感じるのは万国共通のようです。日本にも「美人薄命」の言葉がありますが、でもそれは昔の話です、長寿国ニッポンに「薄命」の言葉は似合いません。
★ 写真 ヤブヤンマです、生態写真ではありません
撮影日時: 平成23年7月8日
場 所: 北側園地5号エレベーターホール
暑い日が続きます。関東地方も梅雨明けしました。
太陽の陽射しで生き物は活性化しますが、さすがに真昼の園地には生き物の影はありません。ただ、スタジアムは巨大な高床式構造物で、その床下には昼間でも仄暗い空間があります。
ヤブヤンマ(ヤンマ科ヤブヤンマ属)はそのような空間が好きなのでしょうか、エレベーターの1階入り口で捕獲しました。
ヤブヤンマはその名のとおり、ヤブ(藪)を生息地とするトンボです。最初オニヤンマかと思いましたが、尻尾のトラ模様がオニヤンマとは違い、体長もオニヤンマほど大きくはありません。ただ、体長には個体差があり、また、ヤゴの時期の栄養状態により多少は変化します。
地域差もあり関西のオニヤンマは関東のものに比べ小さめだとの話を聞いたことがあります。他にも、オオヤマトンボかとも思いましたが、結局分からず、横浜市環境創造局の職員の方に写真を送り「ヤブヤンマの♀」と判明しました。
この方はトンボ博士でトンボの事なら何でもご存じです。夕暮れ時に新横浜公園の上空を「黄昏飛行」するヤブヤンマを見たことがあるとのことでした。
トンボと言えば、北側園地では今、チョウトンボを見ることができます。
7月9日(土)晴れ!
「かけっこチャレンジ2011」日産スタジアムで初開催しました。
暑い夏日となりましたが、受付時間前から、ずらっと沢山の方が集まりました。
今回の「かけっこチャレンジ」の種目は50mと100m。
参加者の多くは小学生ですが、お父さん・お母さんも“どのくらいで走れるか?!”お子さんと一緒に挑戦していました。
みなさん好記録はでましたか?
横浜市陸上競技協会の役員の方が記録を計り、走った後には「記録証」を渡しました。
「ボールde遊ぼう」では、元オリンピック選手・バスケットボールの加藤貴子さん、永田睦子さん、バレーボールの大竹秀之さんと一緒に、ボールを使って元気に身体を動かしました。
NSAA(日産スタジアム・アスレティクス・アカデミー)スタッフによる「かけっこ講座」も大人気!「速く走るヒミツ」のワンポイントアドバイスを聞いて、早速、チャレンジで実践しているキッズもたくさんいました。
NSAAでは、夏期集中講座を開催します。
詳しくはこちら → http://www.nissan-stadium.jp/nsaa/summer2011.php
「次回の記録はどうかな?!」また皆さんの参加をお待ちしています。
10月に「陸上タイムトライアル」を開催予定ですので、ぜひお楽しみに!
みなさんこんにちは。
6月26日(日)に、投てき場にて「ラクロスパーク」を開催しました。
今月のラクロスパークは12人とアットホームな回となりました。
ラクロスの基本であるクレードルやパスキャッチ、シュートの練習を経て最後は全員でゲームを行います。
幼稚園児から社会人まで同じフィールドで戦います。
相手がいてこその100%でみんな容赦なしです。
今月も楽しいバトルが繰り広げられました。
みんなゲームの為に練習しているといった感じです♪
ゲームのときの顔はきらきらといきいきしてました☆
6月26日(日)のラクロスの様子です↓
あいにくの曇り空でしたが、みんなの顔は笑顔満開でした。
ゲームでは、全員が本気になって戦い抜きましたね。
延長戦の必死なプレーが印象的でした。
全くの初心者の方でも最後には必ずゲームができるようになります。
どなたでも参加可能ですので、お気軽にご参加ください。
今月のラクロスパークは7月24日(日)です。
詳細はブログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/lacrosse_communications_japan
7月24日(日)
時間:10:00?12:30
参加費:500円 ※保険代・飲み物込(ポカリ・お茶など)
場所:日産スタジアム 投てき場
申し込み方法
lacrosse_communications_japan@mail.goo.ne.jpへ
名前・性別・年齢(学年)を記載の上、メールをお送りください。
たくさんのご参加お待ちしております。
★ 写真 カワラナデシコが咲きました
撮影日時: 平成23年 7月 6日
場 所: 北側園地
カワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)の多年草です。
秋の七草の一つで万葉人にも好まれた植物のようですが、今の季節は夏、まだ、関東地方は梅雨明けもしていません。
本当に秋の七草なのでしょうか。
万葉集にもカワラナデシコを題材にした和歌は沢山ありますが、この歌などはどうでしょうか。
「秋さらば見つつ偲(しの)へと妹が植ゑしやどのなでしこ咲きにけるかも」大伴家持。
秋になったら一緒に見ましょうね、と言って妻が植えてくれたナデシコの花が咲いている。 そんな意味の歌ですが、一緒に見るはずの奥さんは亡くなって今はいない。と聞かされれば状況は一変してしまいます。
私達は大伴家持を万葉集の編者、三十六歌仙の一人として知っていますが、政治家、行政官でもありました。
鹿児島県JR薩摩川内駅前に大伴家持の銅像が建っています。
どうしてこんな所に大伴家持像があるのか不思議に思って説明板を読むと、天平宝字八年(764年)に薩摩の国司として赴任したからだそうです。今の転勤族のようなものでしょうか。
今は飛行機もあり、九州新幹線も開通し鹿児島も近くなりましたが当時はとても遠い国だったはずです。もしも、赴任先から帰ってみると奥さんは亡くなり、ナデシコの紅い花だけが咲いていたのであれば、なんとも切ない話です。
ナデシコの花を奥さんといっしょに見ていたらどんな歌を詠んだのでしょうか。
横浜さくらそう会の苗増殖計画の一つ、種の直播です。
日時は平成23年7月4日です。この4?5日暑い日が続きます。
その暑い中、北側園地の水路際に苗床をつくり種を播きました。この種は横浜さくらそう会が会員の皆さんからいただいたものです。いただいた種を三宅さんがジベレリン処理してくれました。
サクラソウの種は小さくて、発芽させるのが難しいと言われています。野草の種は「取り播き」と言って採種したらすぐに播くのが発芽率を上げる秘訣と言われていますが、なにしろ小さいので発芽条件の良いところに定着することが難しいのです。
サクラソウの種は秋に播くと春に発芽します。サクラソウの種は冬の寒さに当たらないと発芽しません。ではその間はどうしているかと言うと眠っています。
この時期の種子の状態を「休眠」と言います。この休眠の時期を短くするのが「ジベレリン処理」です。ジベレリンは植物ホルモンの一種で、種子の発芽促進や休眠打破の効果があります。種なしブドウでよく知られていますが施設園芸ではよく使われます。
サクラソウの発芽が良くなるのはよいのですが、屋外に播くことは発芽後のリスクにさらすことになります。これから夏に向かいます。
新横浜公園の北側園地は高温と乾燥にさらされます。
発芽した苗がどこまで暑さに耐えることができるかがポイントですが、がんばってほしいものです。
【撮影日:平成23年7月4日】
↑ジベレリン処理した種です。これだけの ↑ 1号水路右岸側の苗床に丁寧に播きます
量の種の確保は大変だったと思います
↑こちらは3号水路の左岸側です ↑ 水を播き湿らせた土の上に播きました
★ 写真 モクゲンジの花が咲き始めました
撮影日時: 平成22年6月23日
場 所: 東ゲート橋労災病院側緑地
JR横浜線小机駅舎のツバメたちも巣立ちの時期を迎えたようで通路に置かれた新聞紙の汚れも少なくなりました。
時間のたつのは早いものです。
梅雨の晴れ間ですが、日中の気温は30℃を越えました。気温だけなら真夏です。
先日までの雨をたっぷり吸った木々も強い日差しを受けて葉の色が濃くなります。
木々の緑の中に黄色の花が人目を引きます。今年もモクゲンジ(ムクロジ科モクゲンジ属)の花が咲きました。
新横浜公園のモクゲンジは植えられて12,3年ですが大阪府藤井寺市の道明寺のモクゲンジは古く、元慶8年(884年)
菅原道真公が道明寺で5部の大乗経を写経された時に、その経文をお寺の西側に埋めるようにとの神のお告げがあり、
その通りにするとその場所に数年後モクゲンジの樹が生えてきたとの伝承があるそうです。
その話が本当なら樹齢1100年を越えますが、現在の樹は何代目かでそれほどの古木ではありません。でも、
道真公ゆかりの樹木と言うことで大阪府指定の天然記念物になっています。
このモクゲンジは謡曲「道明寺」(作者は異説もあるようですが世阿弥です)にも出てきますから同じモクゲンジでも
格が違いますが、新横浜公園のモクゲンジも1000年生きてほしいものです。