※お子様は、保護者の方に読んでもらってください。
新学期が始まり、運動会の季節にもなってきました。
NSAAで日頃学んでいることを発揮する絶好の機会です。
皆さんが運動会で活躍するために、また怪我をしないために『靴の選び方、履き方』に焦点を当ててみました。
NSAAトレーナー 村上博之(有限会社リニアート)より
小学生は少し大きめの靴を履きがちです。
足と甲の間がゆるいと、マメができることがあります。
また、靴の中で足が大きく動いてしまい大変危険です。
また一方で、成長にあっていないキツイ靴を履いていると血行が悪くなり疲れやすくなります。
靴ヒモやマジックテープなどでも調整をしてみましょう!
シューズを履いて立った時に、足の指を動かしてみて自由に動くかどうかを確かめましょう。
0.5センチから1.0センチ程度の余裕が必要です。
子どもの足の成長が早いといっても1年で0.5センチ程しか成長しません。
大きすぎず、小さすぎず、フィットする靴を履くことが重要です。
表示のサイズを鵜呑みにせずに必ず両足で履いてみて選ぶことが大切です。
同じサイズでもメーカーにより大きさが異なります!!
親指や小指の付け根はキツすぎると骨の異常を招いてしまうことがあります。また、大きすぎる靴は歩いたり走ったりする際に足が中で簡単に滑り、靴のつま先に指先がぶつかり、大きな力が加わって足指が曲がってしまいます。
アーチのクッションが土踏まずとズレていると、アーチの機能が低下し、疲労を招く原因になります。
またアーチの低下などにより足首、膝、股関節などに痛みが出る原因にもなります。
足の大きさが左右で違うように、足の形も左右で違います。中敷き(インソール)で調節することも大切です。
かかとを浮かしても靴がズレないことがポイントです。
ズレすぎると着地する際に不安定になり大変危険です。
かかと部の減りすぎた靴ではクッション性もなくなりケガの原因になります。
また、かかとは絶対に踏まない!!
靴の保護機能で最も重要な役割を果たしているのがかかと部に内蔵されているヒールカウンターです。かかとを踏んだまま立ったり歩いたりすると、このヒールカウンターがつぶれ、変形し、不安定で危険な動作や足のケガを招く恐れがあります。
各種スポーツ選手や子どものスポーツ活動を広くサポートしている中で、 靴は履けば履くほどどんどん擦り減ってきます。
特に靴底、インソール部、かかとの減りが目立ちます。
小学生において、靴底がツルツルの靴や、インソールが擦り減っているもの、かかとが変形してしまっている靴を履いていることが多く見受けられます。
中には破れている靴を履いている子どもも見受けられます。 様々なケガの原因になりますので、今一度、靴を見直してみてはいかがでしょうか??
(1) 両手で靴をしっかり持ち、足を入れます(かかとを踏まない!)
(2) かかとがぴったりくる様に、かかとをとんとん地面に軽く打ちます
(3) ベルト、ヒモをしっかり結びます
(4) 歩いてみてブカブカしないか確かめます
(5) しっかり履けるとつま先も余裕がでます
日産スタジアムのタータンの様に、硬い路面で走る際に靴のクッション性は非常に重要です。足が痛いと訴える小学生の多くは、足に合っていない大きな靴や小さな靴、またボロボロになりつつある靴を履いていることが多く見受けられます。これは危険です。
また子どもの足は非常にデリケートです。
大人の足の骨(足根骨)が7つで作られていますが、骨が完成するのは10歳頃といわれています。さらにこの骨が成長を続けて大人の足になるのは18歳頃と考えられています。こうした成長過程において、靴は足の形を作る「鋳型」となるといえます。このときに足のサイズにあった正しい靴の履き方をするかどうかは、大人になったときに問題のない足を作る重要なポイントになります。
ぜひ参考にして、運動会で活躍して下さい!
NSAAは、がんばる子どもたちを応援しています!!
【参考文献】
内閣府認証 特定非営利活動法人(NPO)
オーソティックスソサエティー
株式会社アシックス
製品のちょっとした豆知識(靴の選び方)