みなさんこんにちは!
ここまでランニングファン応援コンテンツとして『ランニングのメンタルサポートQ&A』『シューズの選び方』『食べて走って、また食べる!!』を皆様にお送りしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
知っていそうでなかなか知らないこともあったのではないでしょうか?
これで皆様も元気一杯に走る準備がだんだんと出来てきましたね!!
今回は、走る直前の大事な準備のことを、第4弾としてお送りしたいと思います。
皆様、ウォーミングアップはちゃんとしていますか?
さぁジョギングだ!と意気込んでいきなり走り出してはいないでしょうか?
そもそも、ウォーミングアップとは何ぞや…。
そんな皆様に要チェックな情報、さぁどうぞご覧ください!!
NSAAティーチングスタッフ 三浦 学
軽い運動をすることで
体温や
筋温(筋肉の温度)が上昇します。このことで
柔軟性が良くなります。また、また
関節のもつ可動域(関節の動く範囲)をその人のもつ最大限まで高めることができます。
ウォーミングアップをせずに運動をおこなうと心肺機能や筋肉などに大きなストレスがかかり、故障の原因になります。しかし、ウォーミングアップをすることで
筋肉へのストレスが減ります。また、
アドレナリンというホルモンが副腎髄質から分泌されるため、
心臓の働きを強めて血圧を上げ、
気管が拡張することにより、
運動への適応力が高まります。
先述しましたが、ウォーミングアップをおこなうことで
アドレナリンが多くなります。これは
交感神経の末端から分泌される神経伝達物質でもあることから、
心理的にもエネルギッシュになり
運動に適した状態を作り上げることが出来ます。また、
集中力を高める効果や、
過度な緊張をほぐす効果があるとも言われています。
必ずしも毎日毎日、同じ身体条件で運動が出来るかといったらそうではありません。
どんな健康な人であっても日々変化があります。そういった変化を、
軽い運動の中で確認することができるので、その日の体調に見合った練習量の調整や、異常を発見することにも役立ちます。
※アドレナリンとは…
副腎髄質から分泌されるホルモン。血糖量を高める作用を持ち、インシュリンと拮抗的に働いて血糖量の調整を行う。また、心臓の働きを高めて血圧を上げ、気管を拡張させる。
※交感神経とは…
自律神経系の一つで、激しい運動を行っている時に活性化する。
十分に筋温が高まらなければ
スムーズな動作が出来ません。また、心肺機能も一度刺激を入れて心拍数を高めておかなければ、ランニングなどの
継続した運動に対応することが出来ません。
筋温の上昇が不十分だと、
ストレッチなどをする際に逆に筋肉や腱、関節を痛める要因になります。また、心肺機能に急激な負荷がかかってしまうので、
呼吸が急に苦しくなったり、
動悸が激しくなったり、また
過剰な発汗による脱水症状などの要因にもなります。
緊張がほぐれなかったり、集中力が高まらなかったり、やる気が最後まで続かなかったりなど、長い時間運動をするに当たっての
ワクワク感が損なわれてしまいます。
焦っていきなり運動をしてしまうことにより、身体の中で起こっている些細な変調が時として取り返しのつかないことに発展しかねません。
健康目的で走るのであれば、なおさら留意しましょう。
あくまでこれは基本的な順番を示した一例ですので、
時間や
量、
内容などは
皆様の状態に合わせて行ってください。
腕振りを大きくするなどして身体を目覚めさせます。
その日の体調を確認しながらゆっくりと、
程よく呼吸が上がる程度に。
脚だけではなく、腰や肩回りなど身体全体の体操を行うことで、
腕と脚の連動性が高まります。
走りの動きづくりとして行います。
気持ちも軽やかに!!
心も身体も準備が出来たら、さぁいよいよスタートです!!
家の扉を開ければそこはランニングコース、というように、ランニングは誰もが気軽に出来る生涯スポーツです。ただ、あまりにも気軽に出来すぎて、本来の健康目的といった路線からいつの間にかそれてしまいやすいのもランニングです。
例えば水泳では、事前に体操やストレッチをして、水を身体にかけて慣らしてから入りますよね。泳ぎ方も、基本をしっかりやらなければブクブクブク…。なんてこともあります。
ランニングも、このように基本から段階を踏んで行うことでより効果的な運動になります。
NSAAでは、市民の皆様方に走り方の基本から健康を提供させて頂いております。是非一度、ランニングついでに日産スタジアムのNSAAまで足をお運びになられてはいかがでしょうか?