芝生観察日記の第六十四話です。
平成25年11月27日(水)
Jリーグも残り2節。今週末(30日)には、ホームでの最終戦に優勝を賭けたF・マリノスの大一番が控えています。2004年以来9年ぶりのリーグ優勝はもう目の前です。我々にできること。それは選手の足元をしっかり支えて最高のパフォーマンスで勝ちきる舞台を整えること。9月30日に播種した冬芝も約2か月が経過して、芽から株となり始めています。最初は1本の針のような芽でしたが、写真のように3本の茎が出て、芝生になる途中です。根っ子はまだ短く、しっかりしているとは言えませんが、芝生らしくなってきました。
日毎に気温が低下しており、夏芝の生育は表面上ほぼ停止しました。冬芝の分げつによる芽数の増加に期待するところですが、気温が低下すると冬芝の生育も緩やかです。
そのため、この時季の試合でできた傷は回復するのに時間が必要なので、大事な一戦を前にフィールドでは、連日補修による整備を進めています。
こうして、地道に天皇杯4回戦で生じた傷の補修をしながら大事な一戦に臨みます。芝生的には難しく、不本意な一年でしたが、最後はホームで優勝を決めて締めくくって欲しいです。