観察日 : 2019年 3月1日(金)
場 所 : 第2運動広場周辺、メドウガーデン周辺
生きもの: キジバト
植 物 : オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ナズナ
記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
徐々に暖かくなり、生きものたちも春に向けて活発になってきました。とはいえ、朝晩は気温がグッと下がることもあるので、まだまだ体調管理に気を付けないといけませんね。
今回は春を目前に、花を咲かせている植物を中心にご紹介していきたいと思います。メドウガーデン付近から観察を始めたのですが、ガーデンの横、草地になっている部分が見事な天然の花畑になっていたので思わず写真を撮ってしまいました。
青色の花弁が特徴的なオオイヌノフグリ
紫色の花弁が目を引くホトケノザ
白い小さな花をたくさんつけるナズナ
オオイヌノフグリやホトケノザ、ナズナはいわゆる「雑草」と言われがちですが、一面に咲いているととても美しく、「雑草」と呼ぶにはもったいないような気持ちになります。気温が上がれば、シジミチョウやシロチョウの仲間が蜜を吸いにやってくる蜜源にもなり、小さな生きものたちの命を支える「縁の下の力持ち」なのです。しかし今回は残念ながら、午前中に雨がぱらついていて、気温があまり上がらなかったので数日前に見かけたチョウたちはどこかに隠れてしまい、見つけることはできませんでした・・・。
足元の小さな春を見つけつつ、公園内を移動していくと、エサをさがして地面をつついているキジバトがいました。
エサを探すキジバト
何度かブログでもご紹介している普通種ですが、よくよく見てみるときれいな色をしているので、見かけるとついつい写真を撮ってしまいます。あまり共感していただけないのですが、個人的にはごく普通に見られる鳥類の中で5本の指に入るくらいに好きな鳥です。渋い体色に丸っこい体形、エサを探して地面を必死につつく姿が何とも愛らしいです。
風に吹かれてなんとなく凛々しく見えるキジバト
たまに、凛々しい表情を見せてくれるところもなかなかポイントが高いと思います。そんなことを考えながら写真を撮っていると、こちらに気が付いたのか、怪訝そうな顔をして飛び去っていきました。
春はもうすぐそこまでやってきています。暖かくなったら、ぜひ新横浜公園でのフィールドワークをお楽しみください!