観察日 : 2019年 12月18日(水)
場 所 : 大池
生きもの: ノスリ、オオタカ、オオバン、ハシビロガモ、コガモ、アオサギ、カワウ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
天気や気温が目まぐるしく変わり、体がついていかない毎日が続きますね。当初は、17日に観察をする予定でしたが、雨だったため1日延期して実施しました。
まずは高架道路から排水門付近の様子を見ることに。早速飛翔する鳥を発見!ノスリでした。翼角辺りに黒斑があるのが1つの特徴です。デジスコ(デジカメとフィールドスコープを合わせたもの)で撮影しているのですが、旋回しながらどんどん近づいてくるため、全く追うことができず。スコープからカメラを外して撮ったのですが、意外とよく撮れていました。野原を擦るように飛ぶことが名前の由来。ネズミやモグラが大好きです。
ノスリ ちょうど上空で撮影
ノスリが撮れて幸先良いスタート。これから公園内に入ろうと歩いていると、今度は亀の甲橋下の大池にいるカモの群れに向かってオオタカが突撃。カモは一斉に飛び立ち、オオタカがそばの岸辺へ。残念ながら収穫はなかったようで、オオタカはしばらくその場にいましたが(反省会?)、近くから撮影しようと公園内に入って確認するとすでに姿はありませんでした。
オオタカ 狩りに失敗。。
生きもの観察日記で、今まで紅葉に目を向けることはなかったかと思いますが、水路沿いに生えるヤナギの黄色とコナラの褐色の色合いがきれいだなと感じ、思わずパシャリ。
ヤナギ(左)とコナラ(右)の紅葉
大池の岸辺は、冬の見慣れた光景。オオバンの群れが広がって食事中です。食事つながりでもう一枚。公園に入る前、亀の甲橋下の鶴見川の様子を見てきたのですが、急流の際を歩きながら川底に生えている植物を食べていました。もっと安全な場所で食べればいいのに。たまに足を滑らせて急流を下っては、飛んで戻ってを繰り返していました。結論は、ごはんあるし、遊べるしきっとおもしろいんでしょう。こんなオオバンの行動は初めて見ました。
草地で採食中のオオバン
鶴見川(亀の甲橋下)で川底の植物を食べるオオバン
大池の水鳥は、オオバンの他にハシビロガモ、オカヨシガモ、コガモ、カルガモ、バン、カンムリカイツブリ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、カワウといったメンバー。ハシビロガモやコガモは、すっかり生殖羽に変わっていました。
最後はおなじみのアオサギとカワウですが、いかにも"前ならえ"しているようで載せました。ちなみに後ろの方ではミシシッピアカミミガメが反対を向いてますね。
今年最後の生きもの観察日記、読んでいただきありがとうございました。来月、新年もどうぞよろしくお願いいたします。では、よいお年をお迎えください。
コガモ(赤矢印)、ハシビロガモ(黄矢印)
左:アオサギ 中:カワウ(成鳥) 右:カワウ(未成鳥)