新横浜公園生きもの観察日記329

観察日 : 2020年 1月22日(水)

場 所 : 水路、大池、第3駐車場周辺

生きもの: キジバト、ハクセキレイ、ミコアイサ、カンムリカイツブリ、メジロ

記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 暖冬と言われていますが、冷え込む日が続いています。暑がりの私でもさすがにマフラーとニット帽が手放せなくなってきました。

 

 今回は、いつもと時間を変えて、早朝に観察をしてみました。まずは水路沿いを散策します。すると、早速私の「好きな鳥」の中で5本の指に入る「キジバト」が木の枝にとまり、じぃ~っとこちらを見ていました。

キジバト.jpgキジバト_水飲み.jpgキジバト (上:枝の上からこちらの様子を伺っています。 下:水を飲む同個体。)

 

 写真を撮っている間、キジバトはこちらへの注意をそらすことはなく、にらめっこをしているような気分でした。写真を取り終えて、数歩近づくと水路へ飛んでいってしまい、緊張して喉が渇いたのか、水を飲んでいました。

 

 水を飲むキジバトに気を取られていて気が付きませんでしたが、すぐ近くに「ハクセキレイ」がやってきていました。

ハクセキレイ.jpgハクセキレイ

 

 新横浜公園周辺でよく見られる白と黒の羽を持つ小さな鳥です。「セキレイ」という名前は、「背筋がピンと伸びておりキレイな姿勢」からつけられたそうです。ハクセキレイは顔が白いので、「白(はく)セキレイ」となったようですね。確かに、言われてみれば背筋がピンと伸びていますね。(羨ましい限りです・・・。)

 

 水路から一旦離れて、大池沿いにやってきました。すると、すでに観察者が10名ほどおり、「ミコアイサ」や「カンムリカイツブリ」などの水鳥を観察していました。これらの鳥たちは前回号でも紹介させていただいたので、説明は省略します。

ミコアイサ.jpgミコアイサ

カンムリカイツブリ.jpgカンムリカイツブリ

 

 いつもカラスやドバトといった黒っぽい鳥を多く見ているせいか、白っぽい体色の鳥は冬の大池の景色の中では目を引きますね。

 

 写真も大体撮影できたので、まだ見ていない日産フィールド小机の周辺だけ観察をしてから撤退しようと思い、すぐ脇の駐車場周辺までやってきました。すると、木の上から「チー、チー」と鳴き声が聞こえます。ですが、なかなかその姿が見えません。辛抱すること約5分。やっと駐車場脇の生け垣に移動してくれました!「メジロ」です。

メジロ.jpgメジロ

 

 名前の通り、目の周りが白く縁取られているのが特徴です。春を告げる鳥としても有名ですね。もう少しすると各地で梅の花の蜜を吸う姿が見られます。個人的には今から大変楽しみです。

 

 寒さはこれからが本番です。防寒対策をしっかりして、フィールドワークをお楽しみください!

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