観察日 : 2016年 5月16日(月)
場 所 : 減勢池(大池(仮称))
生きもの: ジュンサイハムシ
記事作成: NPO法人鶴見川流域ネットワーキング
ジュンサイハムシと食草としているヒシ
今年も大池でジュンサイハムシをたくさん見かけるようになってきました。大きさはわずか5mmほどで、体はほぼ灰色。ジュンサイやヒシ等の特定の植物を食草にしており、神奈川県では食草の分布が限られていることから絶滅危惧種に指定されています(新横浜公園に生息しているジュンサイハムシは、ヒシを食べています)。
そもそもハムシとは、その名の通り、主に植物の葉を食べて生活する甲虫の仲間のこと。名前には、食草とする主な植物の名前が含まれることが多く、ジュンサイハムシも同様です。
ヒシにたくさんついているジュンサイハムシの様子を見ると、害虫なのではないかと思ってしまうほどですが、去年の夏は、このジュンサイハムシを食べに来てなのか、多くのサギやシギの仲間が見られました。今年はどんな状況になるか、楽しみです。