新横浜公園生きもの観察日記242

観察日 : 2016年 6月19日(日)

場 所 : 北側園地 上空

生きもの: セッカ

記事協力: NPO法人鶴見川流域ネットワーキング 

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                    セッカ                  チガヤの穂 

 公園を散歩していると上空から「ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ・・・」という声が聴こえてきます。気がつかないと横断歩道の音と思ってしまうかもしれませんが、これはセッカという鳥の声。オスのさえずりで、上昇しながら「ヒッ、ヒッ・・・」下降しながら「チャッ、チャッ・・・」と鳴きます。

 セッカは、草原など開けた場所で昆虫やクモなどを食べて暮らしているスズメほどの大きさの鳥です。巣は、草地の中で葉をクモの卵嚢からとった糸でつなぎあわせて作ります。チガヤなどの穂も利用するため、とてもフカフカで気持ちよさそうです。新横浜公園では繁殖期にチガヤの穂が見られるため、利用していると思われます。

 神奈川県では、生息地が減少してきており、繁殖期・非繁殖期ともに減少種に指定されています。開けた草地環境を象徴するセッカが、これからも暮らしていけるような新横浜公園であってほしいですね。

※セッカは、これまでウグイス科に分類されていましたが、2012年の日本鳥類目録第7版の改訂でセッカ科となりました(日本でセッカ科は、本種のみ)。

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