観察日 : 2016年 7月28日(木)
場 所 : 園内水路(2号水路)
生きもの: キアゲハ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
キアゲハ
北川園地の水路を観察していると、ひらひらと1匹のキアゲハがやってきて、セリの花にとまり体をくの字に曲げては、また隣の花へ移動していました。よく見ると大きな幼虫が、1匹、2匹、3匹、4匹! 中くらい(4齢)の幼虫も3匹見つかり、ほとんどはお休みでしたが、2匹はむしゃむしゃお食事中でした。 成虫がとまっていた花を見てみると産んだばかりの卵も4個見つけることができました。
キアゲハは、セリ科の植物を食草としており、5月の観察日記238ではハナウドに幼虫がいましたが、今回はセリにやってきていました。セリは夏が花の時期で、白い小さな花をたくさん咲かせます。公園内の水路にたくさん見られるのですが、この時期になるとヒメガマやヨシなどに覆われてしまいほとんど目立ちません。ここは少し開けていてお母さんキアゲハも見つけやすかったのかもしれませんね。
セリキアゲハの卵
終齢(5齢)幼虫