〜新横浜公園ナチュラルガーデン ブログ〜 2023年1月
年明けはお天気に恵まれて、ポカポカ陽気が続いていましたが、1月下旬になって、厳しい寒波がやってきました。
そんな寒さの中ですが、ワインディング パスでは、スノードロップや水仙が咲き始めています。
さて、今回は冬のナチュラルガーデンのオーナメンタルグラスをご紹介しようと思います。ガーデンの中でアクセントとなるような装飾性の高いグラスのことをオーナメンタルグラスと呼んでいます。
植栽の中に効果的にオーナメンタルグラスを入れることで、周りの花を引き立たたせたり、植物をつなぐ役割をして植栽にリズム感が出たり、花の少ない季節にも活躍してくれます。一口にオーナメンタルグラスといっても、さまざまな種類がありますが、日の光に輝く穂や風にそよぐ葉は、自然の動きを感じさせてくれます。
下の写真は、夕暮れ時のロータリーガーデン。
ミューレンベルギア カピラリスの穂がキラキラと輝いています。
ワインディング パスに植えてある黄色いグラスは、カレックス オシメンシス エバリロ。常緑なので背景の黄色い針葉樹の植栽とともに、冬のガーデンを明るくしてくれています。
こちらのグラスは、スティパ(ナセラ) テヌイッシマ。
繊細な葉が美しく、冬の枯れ姿も楽しめます。
左側のカッコいい直線的な葉は、ティアネラ。春にとてもかわいらしい花が咲きます。
右側は、ロータリーガーデンの大きなニューサイランです。その立派な姿は、ガーデンの主役となる存在感です。
ボーダーガーデンでは、枯れ姿となったイトススキの間に、ちょっと珍しいミューレンベルギア リンドヘイメリが植えられています。どのような姿になるのか、実験的に植えてみました。同じミューレンベルギアでも、カピラリスのフワフワした穂とは、全く雰囲気が違いますね。ここは強い風が吹き抜ける場所で、植物がフェンス側に傾いてしまうのがちょっと残念なエリアです。
おや? よく見たらワインディング パスに誰かがドングリでお絵描きしてくれたようです。楽しいメッセージ、ありがとうございます。
記事作成:貝瀬洋子(studio nazuna)