観察日 : 2023年 1月4日(水)、12日(木)、25日(水)
場 所 : 大池、水路、メドウガーデンそば
生きもの: キマダラカメムシ、ツチイナゴ、ミコアイサ、エナガ、アオサギ、カワウ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
1月4日(水) どこにいるでしょう
サクラの木の枝に刺さるキマダラカメムシ。メドウガーデン近くのサクラでモズの早にえを発見しました。写真を撮り、移動しようと、ふと足もとを見ると落ち葉の上にツチイナゴが。危なく踏んでしまうところでした。色合いが枯草と本当にそっくりです。ツチイナゴは、成虫越冬するバッタ。日を浴びに出てきたのでしょうか。大池では冬鳥として飛来したミコアイサや、エナガも観察できました。
早にえにされたキマダラカメムシ モズ(オス)
ツチイナゴ どこにいるでしょう
ミコアイサ(メス) エナガ
1月12日(木) ストレッチ?
水際突堤での観察を終えて、投てき場の方へ向かう途中。亀の甲橋下を通ると大池の柵の上にアオサギがいました。距離が近い。ここでカメラを向けると飛ばれると思い、横目で意識しながらも知らないそぶりで通過。少し離れた場所から振り返り、撮影を始めるとアオサギと目が合いました。バレバレでしたね。アオサギは、まあいいよといった感じなのか、顔の向きを戻して特に気にする様子なし。すると、左足をあげながら左の翼を広げ始めました。初めて見る動きです。立ち姿勢に戻ると、今度は右足と右の翼。ストレッチをしているような、ヨガのポーズにもありそうな不思議な行動でした。
アオサギと目が合いました。 こちらを気にする様子なし
左足を上げ始めました。 左足上げて、左の翼広げて
立ち姿勢に戻って 今度は右足と右の翼
1月25日(水) 寒波
10年に一度クラスと言われる寒波到来。朝はマイナス2℃まで冷え込みました。午前中、大池の様子を観察に来園。氷が張っていたのは、大池下流の湾奥の一部(投てき場付近)のみ。厚さは3㎜ほどでした。昨年1月7日は、しっかりと降雪あり、最低気温マイナス1.5℃で広く結氷しました。降雪があると氷が張りやすくなるようですね。(生きもの観察日記367参照https://www.nissan-stadium.jp/blog/2022/01/367.html)
突然、波が立ち始めたため、水面を見ていると、カワウが浮上。砕氷船のように水面を突き進むのか、潜って氷を割って浮上してこないかなど考えていましたが、予想は外れ。来た道を戻っていきました。
薄く氷が張っていました。 氷の厚さは3㎜ほど
波立ち、カワウが浮上
2022年1月7日の様子