芝生観察日記の第五十四話です。
平成25年9月9日(月)
ザッケローニJAPANが2年ぶりに日産スタジアム(横浜国際総合競技場)へ帰ってきました。
昨夜、明日の「キリンチャレンジカップ2013」のガーナ代表との一戦に向けて豪雨の中、70分ほど練習を行いました。
練習を終えた選手からはピッチコンディションについて好印象であることがうかがわれました。
水分を含んだピッチは普段よりも軟らかいため、根の張りが思わしくない場所は選手が踏み込んだ時や競り合いなどの場面で芝生が凹んだり、傷ができることがあります。
上の写真は昨夜の練習で傷ついた場所を補修している状況です。
今年は例年よりコンサートの開催回数が多く、芝生を管理する我々グリーンキーパーにとっても悩ましい日々が続いていますが、思い当たる全ての策を講じた結果、何とか代表選を開催する会場として整えられたのかなと安堵しています。
今年の芝生状況について、SNSやスタジアムのお問い合わせなどに厳しくも、温かいご意見が多く投稿されており、想像以上に多くの皆さんが芝生の状態に関心があるのだと、改めて身が引き締まる思いです。
全ては、明日の試合結果次第だとは思いますが、日本代表サポーターの皆様、ご安心ください。