観察日 : 2023年 4月11日(火)、20日(木)、21日(金)
場 所 : 大池、水路
植 物 : カントウタンポポ、オオジシバリ、サギゴケ、ハナウド、キランソウ、
スミレ、セリバヒエンソウ、チガヤ
動 物 : コサギ、ダイサギ、カルガモ、カワセミ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
普段、公園内で良く見かける鳥。この時期は、いつもと違う色合いや行動を目にすることができます。コサギの目元はピンク色。ダイサギは青緑色でなんともおしゃれ。羽の色が真っ白なので際立ちますね。
第2レストハウス近くの水路の様子を観察していると、1羽のカルガモを見つけました。写真を撮ろうとすると、こちらの気配に気づいたのか、手前のセリの葉の隙間にもう1羽の顔がひょっこり出現。2日後、観察に訪れたときは、別の水路で2羽がてくてく歩いて採食していました。同じペアかもしれません。前を雌が歩き、後ろに雄がついていました。無事に巣作り、繁殖してほしいですね。大池では、カワセミのチーッという鳴き声もよく聴かれ、2羽が追いかけるような姿も見られました。雄が雌を求めていたのか、雄同士の雌をめぐる行動だったのでしょうか。
コサギ 目元がピンク色(4/11) ダイサギ 目元が青緑色(4/21)
嘴(くちばし)は黄色から黒に変わっています。
セリが茂る水路で休むカルガモ(4/19) 水路を歩き採食するカルガモ(4/21)
前は雌で上尾筒が褐色。後ろは雄で上尾筒が黒色(4/21)
カワセミ 撮影前に池に飛び込み、魚を捕えていました。(4/21)
春先、足もとに咲く花は、オオイヌノフグリやホトケノザが多く見られました。暖かくなり、様々な花が咲いていますので、一部を紹介します。ぜひ、野草観察も楽しんでみてください。
カントウタンポポ(関東蒲公英) キク科 オオジシバリ(大地縛り) キク科
サギゴケ(鷺苔) ハエドクソウ科
湿った場所に生えるため、水路沿いや、大池沿いで見られます。写真は水路沿いで撮影。一面に広がって見事でした。
キランソウ(金瘡小草) シソ科 スミレ(菫) スミレ科
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
キンポウゲ科
チガヤ(千茅) イネ科
ハナウド(花独活) セリ科
鶴見川の上流から下流の川辺に自生。特に小机大橋から亀の甲橋にかけて多く見られます。キアゲハの食草にもなっています。