新横浜公園生きもの観察日記382

観察日 : 2023年 4月11日(火)、20日(木)、21日(金)

場 所 : 大池、水路

植 物 : カントウタンポポ、オオジシバリ、サギゴケ、ハナウド、キランソウ、

スミレ、セリバヒエンソウ、チガヤ

動 物 : コサギ、ダイサギ、カルガモ、カワセミ

記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

  普段、公園内で良く見かける鳥。この時期は、いつもと違う色合いや行動を目にすることができます。コサギの目元はピンク色。ダイサギは青緑色でなんともおしゃれ。羽の色が真っ白なので際立ちますね。

 第2レストハウス近くの水路の様子を観察していると、1羽のカルガモを見つけました。写真を撮ろうとすると、こちらの気配に気づいたのか、手前のセリの葉の隙間にもう1羽の顔がひょっこり出現。2日後、観察に訪れたときは、別の水路で2羽がてくてく歩いて採食していました。同じペアかもしれません。前を雌が歩き、後ろに雄がついていました。無事に巣作り、繁殖してほしいですね。大池では、カワセミのチーッという鳴き声もよく聴かれ、2羽が追いかけるような姿も見られました。雄が雌を求めていたのか、雄同士の雌をめぐる行動だったのでしょうか。

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コサギ 目元がピンク色(4/11)       ダイサギ 目元が青緑色(4/21)

嘴(くちばし)は黄色から黒に変わっています。

0511③.jpg0511④.jpgセリが茂る水路で休むカルガモ(4/19)   水路を歩き採食するカルガモ(4/21)

0511⑤.jpg前は雌で上尾筒が褐色。後ろは雄で上尾筒が黒色(4/21)

0511⑥.jpgカワセミ 撮影前に池に飛び込み、魚を捕えていました。(4/21)

春先、足もとに咲く花は、オオイヌノフグリやホトケノザが多く見られました。暖かくなり、様々な花が咲いていますので、一部を紹介します。ぜひ、野草観察も楽しんでみてください。

0511⑦.jpg0511⑧.jpgカントウタンポポ(関東蒲公英) キク科    オオジシバリ(大地縛り) キク科

スクリーンショット 2023-05-12 170728.jpgスクリーンショット 2023-05-12 170751.jpg0511⑨.jpg0511⑩.jpgサギゴケ(鷺苔) ハエドクソウ科

湿った場所に生えるため、水路沿いや、大池沿いで見られます。写真は水路沿いで撮影。一面に広がって見事でした。

0511⑪.jpg0511⑫.jpgキランソウ(金瘡小草) シソ科       スミレ(菫) スミレ科

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セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)        

キンポウゲ科

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チガヤ(千茅) イネ科

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ハナウド(花独活) セリ科

鶴見川の上流から下流の川辺に自生。特に小机大橋から亀の甲橋にかけて多く見られます。キアゲハの食草にもなっています。

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