芝生観察日記 第55話

芝生観察日記の第五十五話です。
平成25年9月12日(木)

10日に開催された「キリンチャレンジカップ2013」は、64,525人の大観衆に後押しされて、話題の選手達が活躍して見事に日本代表が勝利を収めてくれたので一安心しました。
豪雨の中での練習、翌日の公式練習と続いて迎えた試合は、3日連続での使用となり芝生は少し疲れた状態でした。
  
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当日、スタジアムで観戦された方もテレビ等でご覧になった方も、選手が走り、蹴り、跳ねたりする度に芝生が飛び散る状況に芝生が荒れて悪いな。と、感じた方が多いと思います。
我々は想定内の状況でしたが、確かに荒れたように感じても不思議ではありません。個々の傷は上の写真のように小さいものの、ちぎれた芝片が荒れた感を演出します。
しかし、普段ボサボサで硬いヨーロッパのグラウンドでプレーする選手達は、雨の日の試合ではスパイクがしっかり芝生を掴むようにポイント式のスパイクを使用するのが普通ですが、日産スタジアムは雨の中でも固定式のスパイクを使えるので「ここの芝生、ヤバい」という意外な評価も聞かれ、我々の不安を払しょくしてくれました。
確かに見映えは悪かったのですが、ボールも普通に転がり、適度な弾力感があった日産スタジアムの芝生が、日本代表の選手達の足元を支えたのは間違いないようです。

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一夜明けて、芝刈りを行うと傷は残っているものの綺麗なものです。
次は、明後日のJリーグです。本物のホーム、F・マリノスの足元もしっかり支えますのでサポーターのみなさんご安心ください。