新横浜公園生き物観察日記(234)

新横浜公園には草や花、水路や池があり、多くの生物が共存しています。その中には、人に危害を与えかねない生き物もいます。
今年は猛暑が続き、雨も少ない気候でした。このような夏は虫の大量発生がよく騒がれます。中でも、スズメバチは、今年は多く発見されています。新横浜公園でも例外ではなく、9月と10月で4つのスズメバチの巣が発見されました。スズメバチによる被害は日本中で多く、刺された時の症状も重くなる可能性があるため、4つの巣に関しては撤去しました。
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写真は、実際に発見されたコガタスズメバチの巣の写真と専門業者に依頼した巣の撤去作業写真です。防護服を着て、スズメバチ専用の殺虫スプレーで退治して、巣を撤去します。今回巣を作ったのは、スズメバチの中でもコガタスズメバチというハチで、スズメバチの中では比較的おとなしいハチですが、刺激すると集団で襲ってくる可能性があります。見た目は、オオスズメバチを小さくした姿をしています。
昆虫が生息する自然環境がある新横浜公園では、ハチの発生を抑えることはできません。ハチにも種類があり、巣の場所や条件を考慮して安全だと判断すれば、生物多様性を考え撤去しないこともあります。その際は注意看板等でご案内したいと思います。もし、公園内でハチの巣を発見された場合は公園管理事務所もしくは職員までお知らせください。
今回撤去したコガタスズメバチの巣は近々展示を予定しています。また、詳細がきまりましたらこのブログにてお知らせしますのでお楽しみに。