観察日 : 2019年 5月13日(月)
場 所 : 修景池、園内水路周辺
生きもの: クサガメ、ミシシッピアカミミガメ、オオヨシキリ
記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
10連休のゴールデンウィークも終わり、天気の良い初夏の日々が続いており、熱中症に注意しながら毎日を過ごしています。暖かくなってきたこともあり、生きものたちの動きも活発になってきました。
今日は、園内の水路から見て回ることにしました。公園の調査に入っていた先輩に会い、草地広場付近の水路にカメがいたとの情報をいただいたので様子を見に行ってみました。すると、草陰にクサガメの子どもがいました。
クサガメ
新横浜公園では他のカメに混じって甲羅干しをしているのが見られるクサガメですが、水路で今回のような子ガメに出会う機会も稀にあります。もし見かけた際は、池に移動する途中だったりするので、そっと見守ってあげてください。その後、修景池に移動し、石の上を見てみると、こちらではミシシッピアカミミガメが甲羅干しをしていました。
甲羅干しをするミシシッピアカミミガメ
この個体は、普段新横浜公園で見かけるミシシッピアカミミガメよりはかなり小さく、甲長15cmほどでした。前肢の爪が長いためオス個体のようでした。気持ちよさそうに甲羅干しをしており、こちらに気がついても一向に逃げようとしませんでした。
最後に水路沿いに1周歩いてから公園を出ようと思い、第1運動広場付近の水路を通りかかったときに水路の方から「ギョギョシ!・ギョギョシ!」と大きな鳥の鳴き声が聞こえてきました。夏鳥のオオヨシキリです。
さえずるオオヨシキリ
草陰に隠れたり、木の梢でさえずったりと、なかなかその姿を見せてくれませんでしたが、少し粘って待っていると、やっと出てきてさえずっている姿を見せてくれました。昨年は園内で巣が見つかりましたが、今年は巣を作ってくれるでしょうか?楽しみですね!
夏が徐々に近づいてきました。熱中症に気をつけながら、新横浜公園でのフィールドワークをお楽しみください!