新横浜公園生きもの観察日記348

観察日 : 2020年 11月12日(木)

場 所 : 大池周辺、修景池周辺、バタフライガーデン周辺

生きもの: ハクセキレイ、コサギ、モズ

記事作成: 横山 大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 朝夕の冷え込みがかなり厳しくなってきました。冬本番を目前に、公園内で見られる生きものたちの様子も徐々に変わってきました。今回は夕方に観察を行いました。かなり冷え込んでおり、生きものたちを観察できるか少々不安でしたが、鳥たちの夕飯時だったようで大池の周辺に数種類が集まってきていました。

 大池に近づいていくと、「チュチュン、チュチュン」と高い鳴き声が多く聞こえてきました。皆さんご存知の「ハクセキレイ」です。

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ハクセキレイ(左:幼鳥/右:成鳥)

 

 都市部の公園や街中でもごく普通に見られる白と黒のきれいな色をしたスズメよりも少し大きな鳥です。しかし、顔をよく見るとなんとなく色合いが違います。若干黄色がかっているのがおわかりになるでしょうか?このハクセキレイ、実は幼鳥の頃は顔だけ羽が黄色っぽいのだそうです。話には聞いていましたが、実際にじっくりと観察できたのはこれが初めてでした・・・。水面近くを飛んでいるユスリカ等の小型昆虫をせっせと食べていました。修景池の方からもハクセキレイの鳴き声が聞こえたので行ってみると、こちらには成鳥がいました。顔の色が黄色から白に変わっているのがよくわかります。

 ひととおりハクセキレイの写真は撮影できたので、また大池沿いに歩いていきます。すると、「コサギ」が1羽、なにかしているようです。

 

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 コサギ(左:辺りをキョロキョロと見回しています/右赤丸内:エサを捕まえました!)

 

 辺りをキョロキョロと気にしながら、水辺の草陰など、エサとなる生きものが隠れているところで左右の脚を震わせてガサガサ漁をしている最中でした!コサギの脚に驚いた生きものが逃げてくるので、それを見つけては食べる、また見つけては食べる、を繰り返していました。獲物を捉えた瞬間を写真に収めたいと思い、粘ってみましたが、動きが早くなかなか難しいです・・・。なんとか1枚撮影できましたが、少々ピンぼけしてしまいました。細長く、茶色っぽいので、ドジョウでも捕まえられたのでしょうか?

 日も暮れてきたので、そろそろ撤収しようと思い、駐車場の方に向かって歩いていると、「キィー、キィー、キィー」と甲高い鳴き声が聞こえました。バタフライガーデンの裏手からです。この声の主は、すぐに分かりました。私の好きな鳥5本の指に入る「モズ」です。

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モズのオス

 

 枯れ草にとまって鳴いていたようです。脇腹の橙色が鮮やかで、翼の黒色部に白い斑紋があったのでオスのようです。残念ながら、「モズのはやにえ」と合わせてご紹介することはできませんでしたが、今日1日の最後にモズを見られて眼福でした!

 更に寒さが厳しくなってきます。冬鳥たちが多く渡ってくる時期にもなります。風邪はもちろん、新型コロナやインフルエンザといった感染症対策にも寒さ対策にも十分に気をつけてお過ごしください!新横浜公園の冬の生きもの観察も3密を避けてお越しください!

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