観察日 : 2020年 12月24日(木)
場 所 : 大池付近、草地広場
生きもの: ミコアイサ、ノスリ、ツグミ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
冬らしい天気が続いていますが、この日は少し寒さが緩んだような体感。大池の野鳥を中心に観察を行いました。水面は静かで、多くのカモ(コガモ、ハシビロガモ、オカヨシガモなど)は水際のガマやアシの根元で休んでいました。カモの仲間のミコアイサは、雌が1羽飛来していましたが、そばには雄も確認することができました。今シーズンもペアで見ることができて嬉しいですね。
ガマやアシの根元で休むハシビロガモやオカヨシガモ
水面にたくさん浮かんでいるのはヒメガマの穂綿
ミコアイサの雄(右奥)と雌(左奥)、手前の2羽はオカヨシガモ
一通り大池を観察しましたが、もう少しネタが欲しいところ。休憩をとって、水路の様子を観察しながら、再度大池を見ていきました。水路では思ったほどの成果がありませんでしたが、修景池付近に来て周囲を確認すると、越流堤そばの河川監視カメラの上に猛禽類のノスリがとまっていました。しばらくすると飛び下りて大池に向かっていきましたが、カモを捕獲するような動きには思えず(餌はネズミやモグラを好むようです)、水面をかすめながら堤防の天端に降り立ちました。地べたに立っているノスリを見たことがなかったため、たくさんシャッターを切りました。
堤防の天端に立つノスリ
今シーズン未確認の冬鳥で気になっているのがツグミ。朝の草地広場はハクセキレイのみだったので、最後に広場の様子を確認してあがることにしました。目で見渡すとピンと立ったシルエットが1羽。ツグミがいました。頭を地面に近づけて様子を伺い、餌をとって少し移動するというお馴染みの行動。少しの間その行動を楽しんで観察を終了しました。
今年も生きもの観察日記をご覧いただきありがとうございました。感染者の増加が気になる毎日が続いています。体調には十分お気をつけいただき、よいお年をお迎えください。
ツグミ