芝生観察日記の第百二十三話です。
令和四年2月8日(火)
暦の上では、立春を過ぎ、春となるわけですが、10日頃には大雪予報も出ており、今年はまだまだ真冬並の天気が続きそうです。
そんな陽気ですが、今週末12日(土)には、Jリーグの幕開けを告げる「FUJIFILM SUPER CUP 2022」が開催されます。日産スタジアムでは、2017年以来の開催となります。
残念ながら我らがF・マリノスは出場することはできませんが、中立地として「川崎フロンターレ」と「浦和レッズ」の選手の皆さんが、最高のプレーができるように準備を進めています。
特にピッチの作業は、10日の大雪予報に備えて前倒しして行っていきます。
今年になって初めての本格的なサッカーの試合となるため、まずは埋設式のサッカーゴールの設置を行いました。
日産スタジアムでは、Jリーグ開幕前や国際大会の前には、ゴールポストが規定の高さ2.44mをクリアしているかレーザーの計測器で測り、差異がある場合はポストの高さの修正を行います。稀に、メジャーを持ち出して実際に計測するマッチコミッショナーの方が居られるので念には念を入れています。あまりにも差異が大きい場合は、芝生を部分的に剝がして調整しますが、今回は微調整で済みました。
この冬は、当初寒暖の差が激しく、オーバーシードした冬芝の生育が思うようにいきませんでしたが、その後は比較的天気が安定し、気温は低めだったものの長期間保温シートを掛けることができたので冬芝のコンディションも良い状態となっています。
後は、雪次第となりますが、本当に予報通りに大雪となれば、みんなで除雪する覚悟はできています。
蹴春到来!冬季オリンピックも盛り上がっていますが、Jリーグも始まりますよ。