観察日 : 2024年 1月17日(水)、30日(火)
場 所 : 大池、投てき場付近、
生きもの: ダイサギ、チョウゲンボウ、モズ
カワラヒワ、カイツブリ、カンムリカイツブリ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
仲よし?(1月17日)
鳥山川での観察を終えて、昼過ぎに新横浜公園へ。大池の水辺には、コガモやハシビロガモ、コサギ、ダイサギなど。越流堤の河川カメラの上には、チョウゲンボウ。風がほとんどなく、太陽の光を浴びてとても暖かそうです。
歩きながら大池を見渡すと、鶴見川右岸の堤防の距離杭の上に小さな鳥が1羽。すぐそばの木杭にも小さな鳥が1羽とまっていました。双眼鏡で確認するとモズでした。そろそろ繁殖期に入るため、ペアだろうと思ったのですが、どちらも過眼線が黒くオスのよう。オス同士が隣り合って喧嘩もせず、黙ってとまっていることもあるのだなと、珍しいものを見た気持ちで落ち着きました。
帰り道で亀の甲橋を通過中、モズがいた堤防を見てみると、杭と杭は舗装路の両側にあり、離れていました。なるほど、モズはこの4mほどの距離で、お互いの縄張りを主張していたのかもしれません。
カイツブリの呼吸?(1月30日)
大池でカンムリカイツブリを観察していると、奥にカイツブリが出現。ツーショットは撮ったことがないと思い、急いでカメラを手にシャッターを切りましたが、カンムリカイツブリはぐんぐん前進。あっという間に離れてしまい、結局、カイツブリがそっぽを向いている写真しか撮れていませんでした。
だめだったかと、再び水面を見ると、カイツブリが2羽に増えていました。間もなく、すぐそばの水面がボコボコっと盛り上がり、もう1羽が浮上。3羽になりました。冬は群れをつくるようなので、3兄弟ではないと思いますがつい言いたくなりますね。3羽はモグラたたきのように、頻繁に潜水と浮上の繰り返し。餌の捕獲は確認できませんでしたが、浮上すると体がむくむくっと大きくなり、体をシュッとしぼめて水中に入るという、呼吸が体に表れているような様子が観察できました。浮上するといつもおしりがこちらに向くかわいいカイツブリでした。