芝生観察日記の第五十九話です。
平成25年10月2日(水)
朝夕は肌寒さを感じる陽気になって秋の深まりを感じる日々です。台風22号、そして23号が発生し、今後の天気が気になるところですが、今年も夏芝から冬芝へ衣替えの季節がやってきました。
一昨日(9/30)、冬芝の播種(オーバーシード)を行いました。計画では10月1日に作業を行う予定でしたが、台風の接近に伴い天気が下り坂だと分かったため、急遽1日前倒ししての作業となりました。
作業の流れは、種が落ちて床土と種が接するようにエアレーターで穴を空け、種が発芽し易い環境を整えます。その後、縦横にロープを張って種の播き斑がないように準備し、シーダー(種播き機)で種を播いていきます。例年は、バーチカルカットでティフトンの密度を梳いてから播種を行いますが、今年は気温の低下が早く、ティフトンの生育も鈍化しているためあまり傷を付けて、ストレスを与えないようにバーチカルカットは見送りました。
<エアレーション作業 と エアレーション後の状況>
<播種作業 と 播種後の状況>
ライグラスの種は直径7~8㎜。芝生の上に点在しているのが解りますか。
この後、肥料や覆土として目砂を散布していきますが、天気の回復を待っての作業となりそうです。
発芽は今後の天気次第ですが、今週末には発芽が確認できると想定しています。
オーバーシードした後の最初のお披露目は、10月19日のJリーグとなります。3枚目の葉っぱが出ていればと期待して養生期間に入ります。
生育の近況を随時レポートしていきますのでお楽しみに。