ヘイケボタル通信33です。
ヘイケボタル復活プロジェクトも8年目となりました。この活動は、市民活動支援事業として、特定非営利活動法人鶴見川流域ネットワーキング(以下TRネット)さんに活動していただいています。
5月16日。この日は、小雨が降ったりやんだりとあいにくの雨でした。今回のイベントでは、ホタルの説明、セイタカアワダチソウの除去作業、ヘイケボタルの幼虫の放流、自然観察会を行いました。
最初はヘイケボタル復活プロジェクトについての説明をしていただきました。
昔は、田園風景でヘイケボタルが飛んでいたこの地域に、再びヘイケボタルを復活させようと始めた活動です。放流記録などの、これまでの活動も紹介していただきました。
次に、水路に生えているセイタカアワダチソウ(外来種)の除去を行いました。オギやヨシなどの日本古来の植物を残すために、外来種を除去することが重要です。ホタルとの関係性はありませんが、日本の原風景を復元することもこの活動の一つです。
セイタカアワダチソウは、根を伸ばして増えるため、しっかり根まで抜きます。この時期なら草丈が短いので、簡単に引き抜くことができます。
次に、ヘイケボタルの幼虫を放流しました。
この幼虫は、鶴見川流域の遺伝子を持つヘイケボタルで、TRネットさんが繁殖したものです。今回放流したのは約300匹。前回の活動と合わせて、今年は約450匹放流しています。順調にいけば6月下旬頃に飛翔する姿が見られるかもしれません。楽しみにしてください。
最後に、新横浜公園の自然観察会を行いました。色々な場所で見られるシロツメクサから、新横浜公園にやってくるオオヨシキリ(営巣:神奈川県絶滅危惧Ⅱ類)など、幅広く説明していただきました。
次のホタル活動は、6月下旬のホタル観察会です。もしかしたらホタルが見られるかもしれません。詳しい日程や内容は今後、スタジアムホームページやTRネットさんのホームページでご案内します。チェックして観察会に参加しましょう。