ヘイケボタル通信34です。
6月21日。この日は新横浜公園市民活動支援事業の一つ「新横浜公園ホタルプロジェクト」のホタル観察会が行われました。数日前から雨予報となっていて、開催が不安な中で当日を迎えましたが、雷注意報が出ていたため、水路での観察会は中止とし、屋内でホタルのお話、飼育ケースのホタル観察を行いました。
まずは、「新横浜公園ホタルプロジェクト」の活動についての紹介です。新横浜公園ができる前の原風景の一つを復活させるために、NPO法人や学校、地域の方々と協力してやってきたこの活動とここ1年間の活動を主に紹介しました。昨年度からはホタルが住み着きやすい環境も進み、新横浜公園のヘイケボタルも多くの方から知られるようになってきました。
続いてホタルのお話です。「世界のホタルの種類」や「日本でよく見られるヘイケボタルとゲンジボタルの世界的に珍しい生態について」など、クイズ形式で分かりやすく説明し、実際に幼虫やさなぎの様子を確認しました。
そして、ヘイケボタルの成虫の登場です。ヘイケボタルは暗い所を好むため、暗幕で包んだ状態で教室に運び込まれ、部屋を真っ暗にして観察しました。写真に写らないため、ここでは写真はありませんが、約80匹の成虫がキラキラと光っていて、とてもきれいでした。
そしてこの日のイベントは終了しました。残念ながら水路のホタル観察はできませんでしたが、6月20日の夜にスタッフがヘイケボタルを確認していますので、安全な日の夜に見に来れば、もしかしたら新横浜公園の水路を飛んでいるホタルを見ることができるかもしれません。