小机町に立地する新横浜公園では、自主事業として数々の環境学習を小机小学校などと行っています。昨年に引き続き、今年も小机小学校2年生の授業の一環として環境食育学習を行ってきました。6月に植え付けたサツマイモとサトイモは、収穫の時期を迎えました。
11月5日。秋晴れとなったこの日、約110人の児童が来園しました。環境食育学習として、収穫だけでなく、「知る」ために農家さんのお話を聞き、「食べる」ために焼き芋も作りました。
「知る」として、横浜野菜を作っている地元小机の農家さんに来ていただき、2年生の皆さんからの質問に答えてくれました。「野菜は何種類作っていますかー?」、「その中でも一番たくさん育てている野菜は何ですかー?」などといった質問が多く出ました。そしてお話の最後に、食育授業として大切な「いただきます」の意味も教えていただきました。
大事なお話の後は、自分たちが食べる焼き芋の下ごしらえを行いました。収穫したての芋は水分が多く、おいしく焼けないので、収穫する芋とは別に用意しました。焼き芋用に用意したサツマイモはもちろん横浜野菜!地元小机産のサツマイモです。スタッフとして協力していただいた日産スタジアム運営ボランティアさんに教えてもらいながら、心を込めて新聞紙、アルミホイルに包みました。
サツマイモを焼いている間は、今回メインの作業である芋掘りをしました。サツマイモのつるを引っ張って芋を出しますが、つるが切れてなかなか上手には引き抜けません。全員で探し出し、小さいものを含めると一人3~5本くらいは収穫できたのではないでしょうか。収穫量は約159kgでした。昨年は60kgだったので3倍近くになりました!豊作です。
サツマイモの次はサトイモの収穫です。サトイモは根の部分にしっかりと小芋が付いています。3~4人で一気に引っこ抜くと気持ちよく綺麗に抜けました。収穫したサトイモと記念撮影。
サトイモの収穫量は約97kgでした。サトイモも昨年に比べ2倍に増えました。
そして、芋掘り後は、いよいよ「食べる」で焼き上がったサツマイモを皆で「いただきます」という大きな声を合図に、食べました。あつあつのサツマイモに「おいしい!」「あまい!」など嬉しい声が聞こえました。
この半年間にみんなで力を合わせ、苗を植え、雑草を取り、収穫するという体験を通じ、「食」に対する意識が芽生たことでしょう。皆さんお疲れ様でした。
収穫した芋は後日小机小学校へ配達します。学校給食や学校行事に使用する予定だそうです。