芝生観察日記の第七十六話です。
平成28年12月17日(土)
「FIFAクラブワールドカップジャパン2016」もいよいよ明日決勝戦を迎えます。
皆さんご存知の通り、14日に吹田スタジアムで行われた準決勝第一戦(M5)、Jリーグチャンピオンの鹿島アントラーズが南米チャンピオンのアトレティコ・ナショナルを見事に破って明日の決勝戦に駒を進めました。サッカーの神様は、鹿島アントラーズに微笑んだようです。
明日の決勝戦では、15日に日産スタジアムで行われた準決勝第二戦(M6)でクラブアメリカを破ったレアルマドリードと対戦することとなりました。
決戦を明日に控えたスタジアム内では、各担当が機材の調整やリハーサルに余念がありません。
本来、試合前日には、各チームによる公式練習が行われるのですが今大会は、各チームが所定の練習施設で調整を行うようです。
お陰で芝生にとっては昨日、今日と利用がなく、良い養生となりました。
芝生には全面養生シートを張って保温効果を期待しています。以前の観察日記でも出てきますが表面温度が1~2℃上昇するようです。
ここ数日は、気温が氷点下となる日もあり、連日のように霜が降りる状況です。そのため、シートを掛けるかどうかでコンディションが左右されます。
これだけ気温が低下してくると高価な液肥を撒いてもあまり効果は期待できません。
我々も明日の決戦に向けて後悔しないように万全の体制で挑みたいと思います。
明日のチケットは完売のようです。準決勝は少し寂しいスタンドでしたが、明日の試合は満員御礼のようです。我々も胸が高まります。
今後、クラブワールドカップが日本で再び観られるのか分かりません。世界一のクラブを決める真剣勝負を楽しみましょう。
また、次回をお楽しみに!