観察日 : 2017年 9月11日(月)
場 所 : 北側園地園路沿い、大池
生きもの: ヒメアカタテハ(成虫・幼虫)、モンシロチョウ卵、チュウダイサギ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
日中はまだ夏のような気温にもなりますが、夜は大分秋らしい過ごしやすさになってきました。
オレンジ色をした中型のチョウ、ヒメアカタテハ。秋が近づくにつれて見かける機会が多くなる気がします。写真の成虫は、ヤブガラシの葉で一休みでしょうか。キク科のヨモギなどを食草にしており、夏に刈られてから出始めた若い葉に好んで産卵するため、歩道沿いでよく目にすることができます。幼虫がいるヨモギの葉は、こぶし状に丸まっているのですぐに分かります。ちなみに刈られていないヨモギは写真のような感じです。
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科)
ヨモギの葉の中には幼虫がいる
刈られていないヨモギの様子
少し移動すると、モンシロチョウが何かを探しているように飛んでいたため、観察していると産卵しているような様子でした。近づいて卵を産みつけた植物を見てみるとアブラナ科のイヌガラシでした。
イヌガラシ(アブラナ科)
モンシロチョウの卵
大池を観察すると、白いサギがしきりに虫を追っているような様子でしたので、チュウサギかなと思い、よく観察してみると口角が眼よりも食い込んでいたためチュウダイサギでした。今年初めてのチュウサギ詐欺にやられてしまいました・・・。
だんだんと冬鳥も渡ってくる季節。楽しみですね。
チュウダイサギ(サギ科)