12月3日(日)、「新横浜公園四季折々のいきもの観察会」(協賛:株式会社春秋商事)の5回目の観察会が行われました。
今回は、新横浜公園に生息する野鳥を観察します。講師は特定非営利活動法人鶴見川流域ネットワーキング(npoTRネット)さんです。
はじめに、npoTRネットの阿部さんから新横浜公園でみられる鳥についてお話がありました。様々な鳥がみられるとのお話で参加者の皆さんは期待を膨らませていました。その後双眼鏡の使い方の説明など諸注意についてお話がありました。
双眼鏡の調整中
どんな鳥に出逢えるのか期待を持ちつつ、早速公園内での観察会のスタートです。
観察会スタート!
本イベントは、減勢池(大池)沿いを歩いて野鳥を探しました。新横浜公園の北側に位置する減勢池は、約7.7ha(日産スタジアム芝生ピッチ10面分)の面積があります。水の中に生息する魚や水草が餌となり、その広い水面の周りには、鳥たちが身を隠す草も多いため、冬が近づくと多くの野鳥がやってきます。
最初に発見したのはハヤブサの仲間の「チョウゲンボウ」です。長い間背中を向けていましたが、こちらを向いてくれた時に参加者から「こっち向いた!」との歓声があがっていました。
参加者は双眼鏡にて夢中で観察していました。
チョウゲンボウ
チョウゲンボウを観察中
減勢池のほとりで休憩している「カワセミ」もみることができました。長い時間休憩してくれていたので、参加者は全員観察することができました。参加者からは「すごいきれい!!」との声があがっていました。
青色が鮮やかなカワセミ
しばらく歩いていると、公園の上を旋回している「オオタカ」や越流堤の土手で辺りをうかがっている「アオサギ」、減勢池の側の草地で植物を食べている「オオバン」の群れに逢えました。オオタカは飛び回っていたため写真に収めることができませんでしたが、格好良かったです。
あたりをうかがうアオサギ
食事中のオオバンの群れ(合計126羽いました!)
観察会が終わった後は、室内でスライドを活用して鳥の紹介をしました。
スライドにて紹介
今回は、カルガモ・オカヨシガモ・ミコアイサなどのカモの仲間や、アオサギ、カワウ、ハクセキレイなど21種の野鳥を観察することができました。オオタカが旋回していた影響なのか、カモがいつもに比べ寂しい感じがしましたが、多くの鳥を確認するとともに、その生態について学習することができました。
21種観察できました
この観察会をもちまして、今年度の四季折々のいきもの観察会は終了となりました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。このイベントは、日頃から新横浜公園・日産スタジアムにご協力いただいている株式会社春秋商事様にご協賛いただきました。誠にありがとうございました。
来年度の予定については、決定し次第ホームページやメールマガジンでご案内いたします。来年度もよろしくお願いいたします。