サクラソウ前線63

 今年もサクラソウの花が咲き始めました。

 横浜さくらそう会が苗を提供し、横浜市立小机小学校の5年生が校庭で里親として一年間育て、6年生となって卒業する前に新横浜公園の水路際に植えて卒業していくという取り組みも今年で10年目となりました。

 この活動は、私たち新横浜公園指定管理者が公園内で活動する団体に対して助成する市民活動支援事業の一プログラムとして行われています。

 当初、「新横浜公園サクラソウ自生地復活プロジェクト」という事業名でしたが、今では「新横浜公園に桜草の水辺をつくろうプロジェクト」として小机小学校さんが主体となって活動していただいています。

 そもそも、新横浜公園とサクラソウ、そして小机小学校の接点はというと、その昔、新横浜公園がある鶴見川の流域付近にはサクラソウの自生地があったという歴史を「横浜さくらそう会」さんが文献から探し出し、我々指定管理者に語ってくれたところから始まります。その中で、「小机」という名のついた野生種が存在したといことで、是非「小机」という野生種を含むサクラソウの自生地を新横浜公園に復活させたいという「さくらそう会]さんの熱い思いを小机小学校さんにも共感していただき、このプロジェクトが始まりました。

 今年の1月に6年生が植えてくれた苗も可憐な花を咲かせてくれています。

 サクラソウが見られるのは北側園地の1号水路と3号水路です。今年は昨年の猛暑の影響で少し花付きが悪い気がしますが、4月下旬頃までは白やピンクの花が咲きますので是非足を運んでみてください。

サクラソウ(白).jpgサクラソウ(ピンク).jpg

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