観察日 : 2021年 1月27日(水)
場 所 : 大池付近、草地広場
動 物 : ハシボソガラス
植 物 : オオイヌノフグリ、セイヨウタンポポ、ホトケノザ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
お昼まで雨予報でしたが、雨雲レーダーを見ると降らなそうな様子だったため、予定通り観察に出ることにしました。まずは大池から。カモの種類は、先月の観察と変わらずハシビロガモ、オカヨシガモ、コガモ、ミコアイサ、カルガモでしたが、数がとても少ない。草の奥の方に隠れていたり、周辺の川や池などに移動しているのでしょうか。一方、人がいない草地広場はツグミ天国。20羽ほどが地面にいて、とことこ歩き、止まっては地面を突いて土の中の生きものを食べていました。
修景池近くを歩いているとき、水路の中からハシボソガラスが何かをくわえて、出てきました。ザリガニかな?と思い、よく見るとウシガエルでした(写真ではわかりにくくすみません)。 そうこうしているうちに大池を越えて飛んでいきました。
水路からウシガエルをくわえてきたハシボソガラス
園内を歩いていると、土がぼこぼこ盛り上がっているのが目につきます。草が生い茂っているときは、気づきにくいですね。人が掘って山を作ったものでなければ、モグラ塚でしょう。モグラがトンネルを掘り、土が地面の上に持ち上げられたものです。鶴見川流域にも広く分布しているアズマモグラかと思われます。
水路のそばにたくさんのモグラ塚
少し気温が上がったためか、地面をよくみるとオオイヌノフグリやセイヨウタンポポ、ホトケノザなどの花も咲いていました。春が待ち遠しくなりますね。
オオイヌノフグリ セイヨウタンポポ
ホトケノザ
現在、亀の甲橋下付近にある突堤が2月末まで開放されています。先端付近の岸辺ではカモが休息していることもありますので、そのときはゆっくり、静かに観察しましょう。詳細はこちらをご確認ください。 水際突堤の冬季臨時開放について
水際突堤の入口 先端付近の様子