芝生観察日記の第百二十一話です。
令和三年12月27日(月)
昨日、日産スタジアムでの令和3年最後となるイベント「JAPAN ALL STAR 2021」が開催され、1万人近いお客様が来場されました。
ラモス瑠偉さんと風間八宏さんが監督を務めた現役とOBの混合チームに人気YouTuberを中心としたアマチュアのサッカーチームを加えたエキシビジョンマッチでした。
イベント直前に電撃参加が決まった三浦知良選手のゴールが決まり、カズダンスが披露された瞬間には最高の盛り上がりを見せました。やはりKINGは持ってますね。
ピッチは、12月4日のマリノスホーム最終戦以来3週間ぶりの利用となりましたが、この間は霜や寒風から芝生を護るため保温シートを掛けていたため、まずまずの状態であったと思います。
芝生の刈高は20㎜。前日9日ぶりに刈込みを行いましたが、成長は鈍く、殆ど刈カスは出ません。
エキシビジョンマッチですが、現役選手も含まれており、所々で芝生が飛び、小さな傷も発生しました。
今年の秋は、寒暖の差が激しく、最高気温が30℃を超えた翌日に20℃まで下がるような陽気が繰り返され、オーバーシード後のライグラスの成長が思わしくありませんでした。
この時季としては、まだまだ葉が針のように細く、力強さが感じられないライグラスですが、次回の本格的な利用は、年明け15日のプロラグビー「横浜キャノンイーグルスvsコベルコ神戸スティーラーズ」となります。現状のままでは、とてもラグビー利用に耐えられないので、この先も保温シートとアンダーヒーティングをうまく使ってライグラスの成長を促していきます。
日産スタジアムの仕事納めは、明日28日となります。
保温シートを剥がし、今年最後の刈込みと液肥散布を行う予定です。
今年は、緊急事態宣言や東京2020の影響で、芝生観察日記も思うように更新できませんでしたが、来年はもう少し定期的に更新していきます。
みなさま良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願い致します。