「新横浜公園四季折々のいきもの観察会」(協賛:株式会社春秋商事)の3回目の観察会を開催しました。
講師は特定非営利活動法人鶴見川流域ネットワーキング(NPO TRネット)さんです。今回は、虫と草花を対象に、限られた時間内で採集する"バイオブリッツ"と落とし穴トラップを仕掛けての生きものみっけです。
天気いいぞ!出発です。第1運動広場と大池の間のエリアにNPO TRネットさんがあらかじめ仕掛けておいた蝶トラップを見に行きました。
あらかじめ仕掛けておいた蝶トラップの様子
下のお皿にはバナナ・梨を腐らせて発酵させたものが入っています。ネットの中に「ベニスズメ」がかかってました。
ベニスズメ
あざやかな紫色のコムラサキ
トラップのすぐそばで、「コムラサキ」を網で捕まえました。エサに引き寄せられたようです。
さて、みんなで落とし穴トラップを仕掛けましょう。プラスチックカップに魚肉ソーセージを入れて、土を掘った中にカップを埋め込み、落とし穴にします。
落とし穴は"バイオブリッツ"の後に観察しに来ます。どんな生きものがかかっているか楽しみですね。
バイオブリッツを行う大池とコスモス畑の間のエリアに移動します。大池の鳥も観察してみましょう。「ダイサギ」と食事中の「カルガモ」がいました。
ダイサギ
食事中のカルガモ
制限時間25分間でバイオブリッツ開始です。みなさん上手に草花も虫もたくさん集めてきました。
草花については阿部先生から、虫については横ちゃん先生から、名前と特徴を教えてもらいました。生きものの名前はボードに書き出していきます。いったい何種類になるでしょう・・・
阿部先生横ちゃん先生
結果は、63種!たくさんの生きものを見つけることができました。昨年の68種(30分間)に及びませんでしたが、時間が5分短かったからだよね!?
ベニスズメの幼虫
アオモンイトトンボ
大池を覆っている「ヒシ」
コクワガタ
ショウリョウバッタ
トノサマバッタ
それでは、落とし穴トラップのカップを回収しに行きましょう。何が入っているかな。
エンマコオロギ(中央)とツヅレサセコオロギ(右下)
バイオブリッツでは捕まらなかった「クモの仲間」や「エンマコオロギ」が落とし穴トラップにかかっていました。
今回の観察会で捕まえた生きものたちは、観察終了後、公園内に戻しています。ご来園のみなさまも公園内の生きものは持ち帰らないようにお願いします。
四季折々のいきもの観察会は年間で全5回行われる予定です。次回、第4回開催は10月14日(日)「外来種とどうつきあうか」です。特別講師 慶応義塾大学名誉教授 岸由二氏による座学です。「新横浜公園にはどんな外来種がいるの?」「外来種ってそもそも何?」について、写真やスライドを使って説明します。ぜひご参加ください。