観察日 : 2019年 6月12日(水)
場 所 : 大池周辺、水路周辺
生きもの: キマダラセセリ、コクワガタ、カルガモ
記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
関東地方が梅雨入りし、数日が経ちました。雨の日が多くなかなか公園の観察に行けずにいましたが、今日はなんとか夕方までは天気がもってくれそうだったので、お昼前から観察を始めました。公園内を歩き始めて5分。最初に見つけられたのはセセリチョウの1種、キマダラセセリでした。
キマダラセセリ
全体的に毛深く、舞うような飛び方をするので、一般的にはよくガと間違われますが、れっきとしたチョウの仲間です。焦げ茶色に黄色の模様と縁取りが特徴の小さなチョウで、この模様から「黄斑(キマダラ)」の名前があります。この写真を撮影した直後、すぐに遠くまで飛んで行ってしまいました。無事に撮影できてよかったです。
キマダラセセリを追いかけて、大池沿いから少し離れ、水路の近くにやってきました。残念ながらキマダラセセリは見失ってしまいましたが、ネームプレートのついた木が目の前にあったので、そのプレートをめくってみました。すると、黒光りするあの昆虫が隠れていました!
コクワガタ(♂)
夏の昆虫の代表格、コクワガタです。クワガタの仲間では最も身近といっても過言ではないと思いますが身近だからこそ、この昆虫の魅力にどっぷりハマってしまう人もいるのだとか・・・。(私も人のことは言えませんが・・・。)それはさておき、コクワガタを見るとそろそろ夏がやってくるんだなと感じました。
最後に、もう一度大池の様子を見てから観察を終えようと思い、大池沿いに戻りました。しばらく歩くと、この時期、テレビでも取り上げられる生きものがエサを探していました。
エサを探すカルガモの親子(奥:親、手前:ヒナ)
皆さんご存知、カルガモの親子です。今日観察できたヒナたちはもうかなり大きくなっているようでしたが、親と比べるとまだまだあどけなさが残り、ぬいぐるみのようでした。親に置いて行かれないように一生懸命ついていき、せっせとエサを探していました。皆さんも見かけたら、優しく見守ってあげてくださいね。
もうすぐ暑い夏がやってきます。まだまだ涼しい日もありますが、熱中症対策を万全にして、フィールドワークをお楽しみください!