観察日 : 2017年 7月24日(月)
場 所 : 投てき練習場そば、減勢池(大池)
生きもの: アオスジアゲハ(卵、幼虫)、カルガモ、チョウトンボ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
毎日30℃を超すような天気が続きますね。10時くらいに公園に到着し、この日は投てき練習場の方から公園をまわってみることにしました。
暑いし、記事にできるような生きものとの出会いがあるかなと、少し不安に思いながら丁寧に樹木を見ながら歩いていると・・・早速いましたアオスジアゲハ!でも、先月22日に観察した生きもの観察日記266で、書いているのでこのままではボツ。
少し見ているとクスノキに産卵していました。孵化した小さな幼虫のために出たての柔らかい葉に産みつけているんですね。若い葉に食痕が多かったので幼虫も探してみたらこちらもいました。葉の表に堂々としていましたが、葉の色とよく似ていてちょっと気をつけて探さないと見逃しますね。無事に大人になってほしいです。
アオスジアゲハ(卵)
アオスジアゲハ(幼虫)
大池沿いを野鳥も気にしながら歩くと常連のアオサギがやや多いような気がします。双眼鏡で見ると毛並みがまだピシッとしておらず少しもじゃもじゃしている感じ。今年の春に産まれて巣立ったばかりの子が出てきているんだなと思いました。
今度は、10羽のカルガモに出会いました。きっちり1列になってヒシをかき分けて進んでいる姿がかわいい。1羽の羽だけがボロボロしていたので、これが母親で他の9羽は子どもでしょうか。大きさで親子区別がつかなかったため、段々と離れる時期が迫っていそうです。
カルガモの親子
この時期になるとヒラヒラと飛んでいる黒い生きものをよく目にします。チョウ?トンボ?そう!チョウトンボです(翅にチョウのような模様があることや飛び方に由来しています)。黒っぽい翅と後翅の幅が広いのが特徴です。新横浜公園ではヒシが増えるのと同じようにチョウトンボも増えてきました。
最初の不安はどこへやら。暑い日でしたが、たくさんの生きものと出会うことができました!
チョウトンボ