サクラソウ前線 Vol.55

新横浜公園の春の風物詩となっているサクラソウ。このサクラソウは市民活動支援事業「新横浜公園に桜草の水辺をつくろうプロジェクト」という事業名称で、横浜さくらそう会の方々、そして市民の方々にご協力を頂くことで毎年可憐な花を咲かせています。6年目となるこの活動ですが、今年も小机小学校の生徒さんにご協力頂きました。
昨年の2月に、当時5年生だった生徒さんにプランターへサクラソウの苗の植込みを行ってもらいました。この時に植えた苗は当時の6年生が育てた苗を引き継いだものです。1年間サクラソウを育ててもらい、冬となった1月植え替えの時期となりました。
この日はまず、横浜さくらそう会の方からサクラソウを中心に植物についてのお話をして頂きました。
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そして、掘り起こし作業の手順を説明し、作業開始です。
ブルーシートの上でプランターをひっくり返し、サクラソウの苗を探します。
雑草の根も入っているため、サクラソウだと判断するのは難しく、横浜さくらそう会の方に質問しながら苗を見つけていました。
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発見したサクラソウの苗の1年間の成長を見てもらいました。苗の数は少し減っていましたが、大きく成長した苗も多く確認できました。最後はみんなで片づけをしてこの日の作業は終了です。
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2月中旬、3月に卒業する6年生の最後のサクラソウ活動として、今回掘り起こした苗を新横浜公園の水路に植え込んでもらう予定です。またサクラソウ前線でお知らせします。

昨年の1月、新横浜公園では雪が積もり、一時施設が使えない時期がありました。今年はまだ、積もるほどの大雪は降っていませんが、寒く乾燥した日々が続いています。火の取り扱いには細心の注意をはらいましょう。
さて、この時期の新横浜公園は、昆虫や花を見る姿は少ないですが、冬鳥は多くやってきています。冬には冬の写真を撮影して「新横浜公園フォトギャラリー」にご応募ください。ご応募頂けたら、このブログでも紹介させて頂きます。
「新横浜公園フォトギャラリー」2回目の更新となる今回は、10枚の写真を入れ替えました。今回入れ替えた写真の内の2枚をご紹介します。

まず最初の写真は公園利用者のボラッチョさんから頂いた写真です。タイトルは「福が多い年となりますよう」です。
たこ
今年の1月13日に行われた「凧揚げイベント」の時の写真で、大凧が空高く揚がり、正月にふさわしい写真となりました。1200人もの人が凧揚げイベントにご参加頂き、大変賑やかな新横浜公園となりました。ボラッチョさんのタイトル通り、今年も皆さまに福が多い年となるよう願っています。凧揚げイベントの様子はこちらのブログをご覧ください。

続いて次の写真のタイトルは「月夜のスタジアム」です。公園スタッフの園長(ニックネーム)が撮影したものです。
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撮影日は平成25年11月17日。
満月に合わせて「月と小机夜景観賞会」を行った日です。このイベントは、64人の募集だったのですが、1000人以上の申し込みがありました。この日はあいにくの曇り空だったのですが、時々見せてくれた月とスタジアムを撮影したものです。照明がついていない夜のスタジアムの風景は貴重です。当日のイベントの様子はこちらのブログをご覧ください。
この2枚の他には、毎年10月に行われている「小学校体育大会」の写真や、炬火台の写真、ベストピッチ体験の時の写真などが新しく公開されています。是非、新横浜公園フォトギャラリーにお越しください。
文頭で挙げた雪が積もった時の新横浜公園の写真など、展示から外した写真はバックナンバーとしてWeb上で見られるようにしています。こちらも是非ご覧ください。今後も色々な写真をどしどし応募しておりますので、新横浜公園で撮影した写真を是非送ってください!!

新横浜公園 凧揚げの日

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皆さん、こんにちわ。

寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしですか?

日産スタジアムのある新横浜公園では、1月13日(月・祝)の成人の日に【新横浜公園 凧揚げの日】を開催しました。

新春の風物詩として定着している当イベントは、今年で7回目を迎えました。昨年の成人の日は大雪でしたが、今年は晴天で、風もほどよく吹いており絶好の凧揚げ日和となりました。最高のコンディションと新聞等でも取り上げられた影響からか、参加者は過去最高の1200人を超えました。

今年は、例年の【凧揚げ】【凧作り】【お正月遊び】に加えて、相模凧いずみ保存会さん協力のもと【大凧揚げ】を実施しました。

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凧作りでは、日産スタジアム運営ボランティアさんが凧作り用のキットを昨年の倍の200個を用意してくれていましたが、11時前にはすでに販売を待つ列ができ、11時に販売(1個100円)をスタートして12時前に売り切れとなりました。

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会場となった新横浜公園の草地広場では、様々な凧が常時揚がっており、観る人を楽しませてくれました。

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そして、今回のメインコンテンツの【大凧揚げ】は、11時30分~、13時15分~、14時30分~の3回行いました。この大凧揚げは、大人から小さいお子さんまで誰でも体験できるとあって、参加希望者が殺到!各回50名以上の参加がありました。

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『1、2、3、GO!!』の掛け声のともに、参加者全員で糸を引っ張るためにダッシュ!!ぶわぁーっと、大凧が大空に上がった際には拍手が巻き起こっていました。

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また、この相模凧は【うなり】といって、『ブーン』という音が鳴り、参加者の方からも『聞こえた!』『すごい!』といった声が聞かれました。参加者の方は、普段なかなか観る機会のない相模凧という大凧を間近で見たり・体験したりでき、皆さん満足した表情をしていました。

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今回、相模凧を揚げていただきました【相模凧いずみ保存会】の皆様、そして、年末から準備してくださいました【日産スタジアムボランティア】の皆様、ご協力誠にありがとうございました。

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また、来年のお正月に新横浜公園でお待ちしております。来年はどんな凧が揚がるのか。今から楽しみです!

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新年明けましておめでとうございます。本年も新横浜公園・日産スタジアムをよろしくお願い致します。
年明けの新横浜公園の様子をお伝えします。
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まずはこの写真です。園路が白くなっているのがわかりますでしょうか?一見寒さで路面が凍っているのかと思いましたが、そうではありませんでした。この白いものは植物の穂です。特にガマの穂は晩秋から飛び始め、風の強い日は空気中を浮遊しています。その穂が路面に付着し、白くなっていたのです。下の写真はヒメガマの実が破裂し、中から穂がでているところです。
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来春に向けて準備を始めているのはガマだけではありません。サクラやカツラの樹木達も新芽を出して温かくなった春に向けて準備を整えています。
続いて動物についてです。この寒い時期になると、チョウやトンボは飛んでいません。昆虫達が少ない代わりに、夏には見られない鳥がやってきます。
おでこが白い特徴をもつオオバン。大池(仮称)で集団となって行動している姿が見られます。
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スズメに似たタヒバリ。大池(仮称)近くの草地でエサをあさっている姿が見られます。
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その他にもカモ類、サギ類も見ることができます。写真が撮れたらまた紹介したいと思います。
皆さまも新横浜公園にいろいろな鳥を探しに来てください。スタッフ一同新横浜公園でお待ちしております。では、改めまして本年もよろしくお願い致します。

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芝生観察日記 第65話

芝生観察日記の第六十五話です。
平成25年12月29日(日)

平成25年も残すところ3日となりました。スタジアムでは、今年最後の利用となる天皇杯準決勝が行われ、リーグ戦は残念ながら優勝を勝ち取ることができなかったマリノスでしたが、三年連続で挑んだ今年の準決勝は国立競技場ではなく、ホームで戦えたのが幸いしたのか21年ぶり悲願の決勝進出を決めてくれました。
我々も大事な試合に向けて念入りに芝生を養生して今日の日を迎えました。今朝は、氷点下3.3度を記録してこの冬一番の冷え込みでした。天気予報から想定はしていたので試合開始2時間前まで養生シートで保温を試みましたが、スタンドの陰で陽が当たらない南側のコーナー付近はキックオフの段階でも芝生に霜が降りてシャーベット上にシャリシャリとしていました。
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何はともあれ、最後の最後でマリノスが勝ってくれたことが今年一年を振り返ってみると来年に繋がる明るい話題でしょうか。
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横浜アリーナで開催されるJリーグアォーズでマリノスの優勝と、ベストピッチ賞をW受賞する横浜尽くしという目標は共に叶いませんでしたが、マリノスが元旦の国立競技場に進み、天皇杯を掲げている選手達の笑顔が目前に迫っているわくわく感を持って新年を迎えることができそうです。
今年は、マリノスの優勝争いに沸き、マンチェスターユナイテッドが来日、AKB48に始まり、ももいろクローバーZ、サザンオールスターズ、東方神起、B'zと5アーチスト8日間というコンサートバブルの他、ザックJAPANも登場して今まで日産スタジアムを知らなかった方も多く足を運んでいただきました。
これに伴い、芝生には開場以来最も過酷なストレスを与えた年となりました。これだけ使えばベストピッチ賞を期待するのは申し訳ない気持ちにもなります。負け惜しみのようですが、我々的にはこれだけ使われた芝生を日本一と称賛してやりたい気分です。
来年は天皇杯の決勝戦が初めて日産スタジアムで開催されることが決まっています。改めてモチベーションの上がる年となりそうです。
それでは皆さま良いお年をお迎えください。

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