産後のボディケア&フィットネス教室

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月曜の昼間、直径75cmの真っ赤なボール15個が、次々とスポーツ医科学センターに運び込まれて行く・・・。この光景を見かけた方はいらっしゃるでしょうか?
適度な負荷で筋力を鍛えられる「バランスボール」。これを使って、エクササイズを行っている教室をご紹介したいと思います。

日産スタジアムを管理運営している公益財団法人横浜市体育協会では、子育て支援に取り組んでいます。
その一つが、「産後のボディケア&フィットネス教室」。NPO法人マドレボニータ(以下マドレ)さんと一緒に、産後の女性とその赤ちゃんを対象に行っています。
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クラスでは、産後の心身をケアしつつ、エクササイズで筋力・持久力を回復。更に、「自己表現」や「コミュニケーション」の向上をサポートするような、ワークショップも行っています。
産後は、身体にも環境にも変化が起こる特別な時期ですが、これらはお母さんのみならず、誰でもに共通するテーマ。
『一人で抱えきれない』『うまく伝わらない』『相手にこうさせなきゃ』・・・では無く、自分が理想とする状況に近づくために自身について考え、周囲の協力も得るために『どうやれば相手に伝わるんだろう?』というような、意識的なコミュニケーションを図りたいですね。

指導をするのは、マドレ認定・産後セルフケアインストラクター。この先生方も「マドレボニータ(美しい母)」の名に応しいイキイキとした女性達で、お母様としての先輩でもあります。

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マドレさんには、「産後ケアバトン制度」というサポートもあります。この制度を活用して9月コースに参加された、双子のお母さまからいただきましたメッセージを一部ご紹介します。
お申し込みをされた時点では、お子様2人を連れて最寄駅まで歩く気力も体力も無かったとのこと。サポート制度に後押しされて、一歩を踏み出し、変化を実感されました。

★外出に自信がもてるようになり、1人で電車に乗れるようになった。
★体力がついた。
★同じ状況の人逹と話すことで悩みや不安が減った。また自分だけじゃなくみんなも同じことを悩んでいたり考えていたりというところで共感出来たり安心できた。
★他のみんなの考えややっていることを聞くことで、子供がいてもあんな事もこんな事もできるんだ!とやる気や活力に繋がり今までとは違ういろんなことに挑戦しようと思えるようになった。
★家に独りで籠もっていて気分も落ち込んでイライラしていたが、体を動かしてみんなと話して明るい先生から元気をもらって外の空気を吸ってストレス解消でき、家族にも広い心で接することができるようになった。
★双子がいることを素直に喜べるようになった(双子のせいで、とか双子じゃなかったら等とあまり思わなくなった)。教えていただいたことを忘れずに、またセルフケアもやり続けて行きたいと思います。

続いて10月コースの参加者から。
10月は妊娠前から「参加したい!」と心に決めていた 「産後のボディケア&フィットネス教室」に参加しました。自己紹介では「産後○か月です」という言葉を使う事から分かるように、この教室は母親が主役。「○○くんのママ」ではなく、お互い名前で呼び合います。
そして始まったエクササイズ。これが笑っちゃうくらい、ついていけない。腹筋なんて、全然起き上がれない。。
こんなにも体力落ちてたんだーと自分に愕然としました。
それが、1か月後。たった4回のプログラムなのに、ちゃんと効果が表れてる!普段の生活でも姿勢に気を付けたり、教えてもらったセルフケアを続けたおかげで1か月前の自分とは比べものにならないくらい。そうすると、不思議と自信も湧いてくるんですね。子育ては体力勝負。そして、心と体はつながっている。
心と体のリハビリこそ、産後には必要である。そんなことを実感しました。
また、普段は初対面のママさんたちとは、どうしても子供の話をして終わりになりがちですが、自分の仕事や人生について、5年後の自分について語れたのは、貴重な機会だったなーと。

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教室終了後、公園内の「クロスポットカフェ(http://www.xspot.jp/facilities/eat/)」や「なごみ(http://www.nissan-stadium.jp/shoprest/nagomi.php)」で、参加者の皆さん達で一緒にお食事をされたとのこと。楽しいひと時に新横浜公園をご活用いただけて嬉しいです。
今後、お子さんが大きくなったら遊具広場(http://www.nissan-stadium.jp/shinyoko-park/yugu.php)やその他の施設にも来ていただけたらと思います。

教室の詳しい内容は、マドレボニータのホームページ(http://www.madrebonita.com/wordpress/?page_id=5112)から。
お問い合わせは、マドレボニータ事務局(info@madrebonita.com)まで。

新横浜公園の「子育て支援」のご紹介はこちら。
http://www.nissan-stadium.jp/csr/safety06.php

台風26号復旧の様子

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今年は日本列島に数多くの台風が上陸しました。
新横浜公園にも10年に1度の台風と呼ばれた、台風26号(ウィパー)が到来しました。
台風26号が過ぎ去った2日後の、10月17日の新横浜公園の復旧作業を報告します。

その前に、新横浜公園の遊水地機能について説明します。
新横浜公園は、鶴見川の遊水地(鶴見川多目的遊水地)としての機能を有し、大雨の時は川の水が公園内に溜まる構造になっています。
鶴見川は一級河川であり、昔から大雨の時に氾濫し洪水被害が相次いでいました。
今回の台風でも鶴見川の水量が増え、多目的遊水地である新横浜公園に流入しました。しかし、遊水地機能を考えると、その役割を果たし、周辺地域を水害から守ったことになります。

10月17日時点では、下記の写真のような状態だったため、新横浜公園全施設が封鎖状況にありました。
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スケボー広場
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バスケットボール広場前の園路
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草地広場

【10月17日の復旧作業の様子】
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主な作業は水路に流入したゴミ・刈り草類の除去、施設に流入した泥砂の除去です。
① ゴミの除去作業
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② 刈り草類の除去
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③ 高圧洗浄車の搬入
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④ 洗浄作業
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この①~④の順に作業が進められていきます。しかし新横浜公園の面積は70.4ha。なんと日産スタジアムの約11個分の広さです。全施設の復旧作業には時間と労力がかかります。
現在は、すべての施設において利用再開しております。みなさまのご利用をスタッフ一同お待ちしております。

最後に作業中に出会った生き物を紹介します。
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ウシガエル
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アメリカザリガニ

舟からの観察会

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11月9日(土)に、今年で6年目となる「舟からの観察会」が開催されました。この催しは、新横浜公園市民活動支援事業の一つである「鶴見川舟運復活プロジェクト」主催による「地域の伝統文化を体験し自然を学ぶ会」の一環で、新横浜公園の大池(仮称)に舟を浮かべて観察会をするイベントです。また、新横浜町内会の方々と共催で、「バタフライガーデン」に花を植え込む体験イベントも行いました。新横浜町内会美化リサイクル部さんの「バタフライガーデン」も市民活動支援事業の一つです。新羽町、新横浜町内会、太尾小学校の親子の皆さん約65名の方にご参加頂きました。
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乗舟する人は全員ライフジャケットを身につけ、オールを持って出発です。「舟運丸」、「たちばな」という名前の2舟での観察会は約15分程度ですが、親子で乗舟し、普段体験できない貴重な体験をして頂きました。人によっては、時間の許す限り2回目の乗舟も楽しんで頂きました。
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舟に乗ってない時間は、自然観察会や麦蒔き体験、鶴見川の歴史のお話、ワタ摘みも行い、イベント盛りだくさんでした。
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「バタフライガーデン」の花の植え込み体験では、チョウが好む花苗(ストック、ビオラ、ノースポール)の植え込みを行いました。新横浜町内会の方々が事前に苗床を準備して頂き、参加者の方はポットから出して植えるという作業でした。親子や友達で協力して植える姿が見られました。
この日行った伝統文化は、最近ではあまり体験する機会がありません。楽しいだけでなく、「伝統文化を継承していく」という意味でも非常に有意義な時間となりました。新羽町内会、新横浜町内会の方々ありがとうございました。

芝生観察日記 第63話

芝生観察日記の第六十三話です。
平成25年11月9日(土)

Jリーグも終盤を迎え、明日は首位F・マリノスが名古屋グランパスを迎えての第31節がここ日産スタジアムで開催されます。
日産スタジアムでのホームゲームも明日を入れて残り2試合。大事な一戦を控えて今日も芝生の整備中です。9月30日に播種した冬芝は、ようやく5枚目の葉っぱが出そろった感じで、茎葉も太くなって10月19日の第29節の時より、しっかりしてきました。
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緻密な夏芝の間から伸びた光沢のある冬芝の状況が判るでしょうか。
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刈込みによるゼブラ模様も10月19日の試合よりも濃緑でより深みのある色合いになってきました。
明日の試合で勝ち点3を勝ち取れれば優勝の二文字がだいぶ現実味を帯びてきますので粛々と舞台を整えつつ、最後には満員のスタジアムで皆さんと一緒に喜びを分かち合いたいと期待を膨らましています。

がんばれF・マリノス!

ヘイケボタル通信28

久々のヘイケボタル通信です。過去のブログもありますが、久しぶりであるため、簡単にこれまでの経緯をご紹介させていただきます。
新横浜公園市民活動支援事業の一つである「新横浜公園ホタルプロジェクト」は、初めは横浜ホタルの会さんによって「ホタルの里づくり」として活動が始まり、現在はNPO法人鶴見川流域ネットワーキングさん(以下TRネットさん)によって活動して頂いております。新横浜公園の水路にヘイケボタルを復活させようという目標を持って取り組んで頂いております。この活動は平成21年から始まり、今年で5年目となります。活動の一つとして、ヘイケボタルの幼虫を新横浜公園の水路に放流するイベントを行っていましたが、今年は、今まで放流したヘイケボタルが新横浜公園の水路に定着したかどうかを確認するため、あえて放流はしませんでした。しかし、4月の大雨による越流もあってか、今年の夏は残念ながらヘイケボタルを確認することが出来ませんでした。
そこで、来年以降の定着を目指し、本年度から、一部水路の維持管理も市民活動支援事業としてTRネットさんにお願いしています。
11月1日。ヘイケボタルが生息し易い環境を維持するために草刈りを制限していた水路を関係者のみで刈りました。夏の暑さから水温の上昇を防ぐために、草を伸ばして日陰を作っていましたが、夏が終わり暑さも落ち着いたので草を刈りました。
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夏の暑さの後は冬の寒さが待っています。そのため、全て草を刈るわけではなく、冬の寒さを軽減させるため、北風を直に受けないよう水路の北側は少し植物を残します。
公園利用者の方にもっと新横浜公園のヘイケボタルについて知ってもらうため、11月17日(日)に参加者を募り、草抜き作業、水路の生き物調査を兼ねたヘイケボタルイベントをTRネットさん主催で行います。詳しくはTRネットさんのホームページをご参照ください。みなさんのご参加お待ちしております!
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