はなの便り(47)

今年は全国で記録的猛暑となりました。台風18号が日本列島を通過した9月中旬から、朝晩は涼しくなり、秋らしい天気が続いていて非常に過ごしやすくなりました。
公園の植物達も少し秋らしくなってきました。

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写真はドングリです。青いドングリが、秋が深まるに連れて茶色く熟していきます。すでに新横浜公園内にはドングリがあちらこちらと落ちています。
ドングリというのはブナ科植物が実らせる果実の事を総称してドングリと言います。そのため、一口にドングリと言っても色々な種類があります。なぜならブナ科植物の中にはナラ、カシ、シイなどの仲間があり、さらにその中には数種の樹木に分けられます。それぞれ樹木によって、ドングリの色も形もさまざまです。
公園内のブナ科植物にはコナラ、クヌギ、シラカシ、ウバメガシ、マテバシイがあるので5種類のドングリがあります。是非探してみてください。

芝生観察日記 第57話

芝生観察日記の第五十七話です。
平成25年9月20日(金)

最後の夏、直前レポートです。
日産スタジアムにおける今年5本目のコンサートが21日、22日の両日に開催されます。
その名も「B'z LIVE-GYM Pleasure2013 -ENDLESS SUMMER-」。熱そうです。
この2日間を乗り越えれば冬芝のオーバーシード養生も含めて約3週間、芝生にとって遅い夏休みとなります。

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芝生はコンサート後のオーバーシードに備えて芝生の刈高を下げているため、かなり軸刈り気味で赤みを帯びていますが、想定内の状況です。

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9月10日の代表戦、そして14日のJリーグの時よりティフトンの密度が増えてきたところですが、コンサートでまた少しブレーキがかかります。
秋分の日も近づき、太陽の角度も日毎に下がってスタジアム内の日照時間も短くなってきました。それはつまりティフトンの生育の鈍化に繋がるため、このコンサートによるダメージは極力抑えなければなりません。
対策は、サザンオールスターズの時に使用した「コアマット+ポーターフロア」を芝生保護のために使用します。コンサート時の芝生保護にはイベンターさんの理解と協力も重要です。
コンサート後の状況は週明けに報告します。

9月11日(木)、「しんよこフットボールパーク」にて、サッカーU-17日本代表チームの皆さんが、練習を実施されました。

この年代は、2020年東京オリンピックの代表にもなる年代です。
当競技場でもサッカー競技がおこなわれることになっています。皆さんの活躍が楽しみですね。

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「しんよこフットボールパーク」は、第一駐車場内にある、JFA公認のロングパイル人工芝のコートです。
プロサッカーチームの練習や、ユース世代の公式戦、国際審判員のトレーニング等にも利用されています。一般の皆様にもご利用いただける施設ですので、是非ご活用ください。

しんよこフットボールパーク
Tel:045-472-0425(問合せ10~22時)
http://www.nissan-stadium.jp/shinyoko-park/football/

芝生観察日記 第56話

芝生観察日記の第五十六話です。
平成25年9月16日(月)

いつも芝生観察日記をご覧いただきありがとうございます。
9月14日、Jリーグ第25節、本物のホーム我らがF・マリノスは残念ながらセレッソ大阪とドローという結果となり、悔しさを抑えながらホーム側のゴールを片づけている最中、他の職員からホーム側ゴール裏のスタンドを指さして「あれ、見てください」と、声を掛けられ見上げた先には写真の垂れ幕がドーンと貼られていてビックリ。なんか、感極まるというか、熱くこみあげてきました。

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そうですよね。今年はみなさんにご心配をお掛けしました。
芝生の良し悪しを評価されることはありますが、管理している我々に対する評価。いや、感謝の意を表していただいたのは、2001年のコンフェデレーションズカップでFIFAとAFCから届いた感謝状以来です。
マリノスサポーターのみなさん。こちらこそみなさんに感謝です。
日産スタジアムの今年の夏は、今週末のB'zが終わってからとなります。まだ残暑が続くのです。
コンサートが終わったら冬芝の種を播きます。次は、10月19日、第29節広島戦です。
次の試合では、冬芝の新緑が鮮やかな芝生でみなさんをお待ちしています。
悲願の優勝まで残り9節。みなさんと共に最後まで全力でサポートしていきます。

芝生観察日記 第55話

芝生観察日記の第五十五話です。
平成25年9月12日(木)

10日に開催された「キリンチャレンジカップ2013」は、64,525人の大観衆に後押しされて、話題の選手達が活躍して見事に日本代表が勝利を収めてくれたので一安心しました。
豪雨の中での練習、翌日の公式練習と続いて迎えた試合は、3日連続での使用となり芝生は少し疲れた状態でした。
  
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当日、スタジアムで観戦された方もテレビ等でご覧になった方も、選手が走り、蹴り、跳ねたりする度に芝生が飛び散る状況に芝生が荒れて悪いな。と、感じた方が多いと思います。
我々は想定内の状況でしたが、確かに荒れたように感じても不思議ではありません。個々の傷は上の写真のように小さいものの、ちぎれた芝片が荒れた感を演出します。
しかし、普段ボサボサで硬いヨーロッパのグラウンドでプレーする選手達は、雨の日の試合ではスパイクがしっかり芝生を掴むようにポイント式のスパイクを使用するのが普通ですが、日産スタジアムは雨の中でも固定式のスパイクを使えるので「ここの芝生、ヤバい」という意外な評価も聞かれ、我々の不安を払しょくしてくれました。
確かに見映えは悪かったのですが、ボールも普通に転がり、適度な弾力感があった日産スタジアムの芝生が、日本代表の選手達の足元を支えたのは間違いないようです。

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一夜明けて、芝刈りを行うと傷は残っているものの綺麗なものです。
次は、明後日のJリーグです。本物のホーム、F・マリノスの足元もしっかり支えますのでサポーターのみなさんご安心ください。
 

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