新横浜公園ヘイケボタルプロジェクトも6年目となりました。
ヘイケボタルプロジェクトとは、新横浜公園ができる前の田園風景の一つであったヘイケボタルを新横浜公園の水辺に復活させようというプロジェクトです。新横浜公園市民活動支援事業「新横浜ホタルプロジェクト」としてNPO法人鶴見川流域ネットワーキングさんに活動して頂いております。
昨年までの主なイベントとして、ホタルの勉強会、ホタル幼虫放流、ホタル成虫の観察会を行ってきました。
例年、鶴見川流域内で捕獲したヘイケボタルを飼育し、幼虫を水路に放流して成虫の飛翔する姿が見られました。今年は、今まで放流したホタルが定着したかどうかを確認するため、放流は行いませんでした。そのため、ホタルが見られるかどうか、期待と不安のある年になります。
自然のヘイケボタルは、本来6月下旬から7月にかけて飛翔しますが、新横浜公園では、公園の酷暑を考慮して、6月上旬に羽化するように育てた幼虫を放流していました。しかし、今年は自然発生を見込んでいるので、もし、自然発生するのであれば、例年通り6月上旬から中旬になるか、本来の飛翔時期である6月下旬から7月上旬になるかわかりません。今のところ、発生は確認できていませんが、新横浜公園のホタルの情報が入り次第、このブログで報告したいと思います。お見逃しなく。
昨年確認したヘイケボタル
ホタル水路
★写真:プリペット
撮影日:平成25年5月27日
場 所:中央広場
この頃は気温も高く、天候が安定しない梅雨の季節が近づいているようです。この季節になると香りが漂う樹木があります。写真のプリペットです。
プリペットは別名セイヨウイボタノキと呼ばれています。5月下旬~6月にかけて、小さな白い花を咲かせるプリペットは香りが強い樹木です。
イボタノキは落葉樹ですが、プリペットは常緑樹のため、新横浜公園では生垣として植栽されています。是非近くで観察して香りを楽しんで下さい。
★写真:カモの親子
撮影日:平成25年5月17日
場 所:スケボー広場横水路
カルガモの親子が公園内を歩いていました。
生まれたばかりの8羽の雛は、親についていこうと、必死で親の後を歩いていました。カラスが雛を狙っていましたが、親がわが子を守るため、威嚇し、カラスを追っ払っている姿も見られました。
カルガモの産卵期は4月~7月なので、4月に産卵した卵が約一カ月後に孵化したことになります。無事、水路にたどり着き、上手に泳いでいきました。もう少しの間、親子の姿を見ることができるかもしれません。もし見つけたら、驚かしたりせず、あたたかく見守ってください。
★写真:ツバメ
撮影日:平成25年5月4日
場 所:新横浜公園(仮称)大池
新横浜公園では、ツバメが早いスピードで飛んでいます。ツバメは、冬の間は台湾やフィリピンなどの暖かい地方で生活していますが、日本が暖かくなる3月下旬頃から日本に飛来してきます。
駅構内や家の軒先で巣を作り、子育てをするので昔から親しみがある鳥かもしれません。しかし、最近ではエサの減少や、天敵であるカラスの増加から、ツバメの数は減少してきていると言われています。
新横浜公園ではエサである昆虫を獲りに飛んできています。是非見に来てください。