台風26号復旧の様子

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今年は日本列島に数多くの台風が上陸しました。
新横浜公園にも10年に1度の台風と呼ばれた、台風26号(ウィパー)が到来しました。
台風26号が過ぎ去った2日後の、10月17日の新横浜公園の復旧作業を報告します。

その前に、新横浜公園の遊水地機能について説明します。
新横浜公園は、鶴見川の遊水地(鶴見川多目的遊水地)としての機能を有し、大雨の時は川の水が公園内に溜まる構造になっています。
鶴見川は一級河川であり、昔から大雨の時に氾濫し洪水被害が相次いでいました。
今回の台風でも鶴見川の水量が増え、多目的遊水地である新横浜公園に流入しました。しかし、遊水地機能を考えると、その役割を果たし、周辺地域を水害から守ったことになります。

10月17日時点では、下記の写真のような状態だったため、新横浜公園全施設が封鎖状況にありました。
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スケボー広場
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バスケットボール広場前の園路
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草地広場

【10月17日の復旧作業の様子】
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主な作業は水路に流入したゴミ・刈り草類の除去、施設に流入した泥砂の除去です。
① ゴミの除去作業
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② 刈り草類の除去
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③ 高圧洗浄車の搬入
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④ 洗浄作業
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この①~④の順に作業が進められていきます。しかし新横浜公園の面積は70.4ha。なんと日産スタジアムの約11個分の広さです。全施設の復旧作業には時間と労力がかかります。
現在は、すべての施設において利用再開しております。みなさまのご利用をスタッフ一同お待ちしております。

最後に作業中に出会った生き物を紹介します。
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ウシガエル
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アメリカザリガニ

舟からの観察会

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11月9日(土)に、今年で6年目となる「舟からの観察会」が開催されました。この催しは、新横浜公園市民活動支援事業の一つである「鶴見川舟運復活プロジェクト」主催による「地域の伝統文化を体験し自然を学ぶ会」の一環で、新横浜公園の大池(仮称)に舟を浮かべて観察会をするイベントです。また、新横浜町内会の方々と共催で、「バタフライガーデン」に花を植え込む体験イベントも行いました。新横浜町内会美化リサイクル部さんの「バタフライガーデン」も市民活動支援事業の一つです。新羽町、新横浜町内会、太尾小学校の親子の皆さん約65名の方にご参加頂きました。
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乗舟する人は全員ライフジャケットを身につけ、オールを持って出発です。「舟運丸」、「たちばな」という名前の2舟での観察会は約15分程度ですが、親子で乗舟し、普段体験できない貴重な体験をして頂きました。人によっては、時間の許す限り2回目の乗舟も楽しんで頂きました。
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舟に乗ってない時間は、自然観察会や麦蒔き体験、鶴見川の歴史のお話、ワタ摘みも行い、イベント盛りだくさんでした。
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「バタフライガーデン」の花の植え込み体験では、チョウが好む花苗(ストック、ビオラ、ノースポール)の植え込みを行いました。新横浜町内会の方々が事前に苗床を準備して頂き、参加者の方はポットから出して植えるという作業でした。親子や友達で協力して植える姿が見られました。
この日行った伝統文化は、最近ではあまり体験する機会がありません。楽しいだけでなく、「伝統文化を継承していく」という意味でも非常に有意義な時間となりました。新羽町内会、新横浜町内会の方々ありがとうございました。

芝生観察日記 第63話

芝生観察日記の第六十三話です。
平成25年11月9日(土)

Jリーグも終盤を迎え、明日は首位F・マリノスが名古屋グランパスを迎えての第31節がここ日産スタジアムで開催されます。
日産スタジアムでのホームゲームも明日を入れて残り2試合。大事な一戦を控えて今日も芝生の整備中です。9月30日に播種した冬芝は、ようやく5枚目の葉っぱが出そろった感じで、茎葉も太くなって10月19日の第29節の時より、しっかりしてきました。
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緻密な夏芝の間から伸びた光沢のある冬芝の状況が判るでしょうか。
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刈込みによるゼブラ模様も10月19日の試合よりも濃緑でより深みのある色合いになってきました。
明日の試合で勝ち点3を勝ち取れれば優勝の二文字がだいぶ現実味を帯びてきますので粛々と舞台を整えつつ、最後には満員のスタジアムで皆さんと一緒に喜びを分かち合いたいと期待を膨らましています。

がんばれF・マリノス!

ヘイケボタル通信28

久々のヘイケボタル通信です。過去のブログもありますが、久しぶりであるため、簡単にこれまでの経緯をご紹介させていただきます。
新横浜公園市民活動支援事業の一つである「新横浜公園ホタルプロジェクト」は、初めは横浜ホタルの会さんによって「ホタルの里づくり」として活動が始まり、現在はNPO法人鶴見川流域ネットワーキングさん(以下TRネットさん)によって活動して頂いております。新横浜公園の水路にヘイケボタルを復活させようという目標を持って取り組んで頂いております。この活動は平成21年から始まり、今年で5年目となります。活動の一つとして、ヘイケボタルの幼虫を新横浜公園の水路に放流するイベントを行っていましたが、今年は、今まで放流したヘイケボタルが新横浜公園の水路に定着したかどうかを確認するため、あえて放流はしませんでした。しかし、4月の大雨による越流もあってか、今年の夏は残念ながらヘイケボタルを確認することが出来ませんでした。
そこで、来年以降の定着を目指し、本年度から、一部水路の維持管理も市民活動支援事業としてTRネットさんにお願いしています。
11月1日。ヘイケボタルが生息し易い環境を維持するために草刈りを制限していた水路を関係者のみで刈りました。夏の暑さから水温の上昇を防ぐために、草を伸ばして日陰を作っていましたが、夏が終わり暑さも落ち着いたので草を刈りました。
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夏の暑さの後は冬の寒さが待っています。そのため、全て草を刈るわけではなく、冬の寒さを軽減させるため、北風を直に受けないよう水路の北側は少し植物を残します。
公園利用者の方にもっと新横浜公園のヘイケボタルについて知ってもらうため、11月17日(日)に参加者を募り、草抜き作業、水路の生き物調査を兼ねたヘイケボタルイベントをTRネットさん主催で行います。詳しくはTRネットさんのホームページをご参照ください。みなさんのご参加お待ちしております!
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稲の脱穀

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10月31日、稲の脱穀を行いました。
鶴見川舟運復活プロジェクトさんに市民活動支援事業として北側園地の田んぼ管理を通じて、「地域の伝統文化を体験し、自然を学ぶ会」という名称で、田植えイベント、稲刈りイベントなど開催しています。
10月上旬に予定していた稲刈りは、雨天のため中止となってしまい、10月8日に関係者のみで稲刈りをしました。
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それから約3週間が経ちました。例年では2週間ほどで脱穀しますが、台風や雨に降られなかなか予定がつかず、結局月末まで引っ張る形になってしまいました。肝心の稲ですが、火曜日の雨もあり、まだ少し湿っていましたが、脱穀には問題ありませんでした。台風26号の時の大雨で鶴見川が越流し、稲も浸かってしまい、土埃が多く着いていましたが、籾殻(もみがら)に守られ、中のもち米は大丈夫でした。ちなみに脱穀機は、4年前に助成金の中から購入したもので、いまだ健在です。脱穀機だけでは取りきれない部分は手作業でとります。米と細かいワラを分ける作業も手作業です。
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収穫量は例年同様、約60kg程度だと思われます。地域の町内会でこのもち米を使い餅つきをしたり、ワラを使ってワラヘビ作りをしたり、地域の伝統のために有効活用されます。
近年ではなかなか体験できないようなイベントを毎年開催して頂き、参加者の方々にはいつも満足して頂いております。これも鶴見川舟運復活プロジェクトのみなさんのおかげです。この日の脱穀作業もお疲れ様でした。
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次は、11月9日に(仮称)大池に舟を浮かべる舟運船のイベントが開催されます。当日参加も可能ですので、皆さんも是非新横浜公園に足を運んで乗船体験をしてみて下さい。
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昨年の「舟からの観察会」の様子

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