今年は日本列島に数多くの台風が上陸しました。
新横浜公園にも10年に1度の台風と呼ばれた、台風26号(ウィパー)が到来しました。
台風26号が過ぎ去った2日後の、10月17日の新横浜公園の復旧作業を報告します。
その前に、新横浜公園の遊水地機能について説明します。
新横浜公園は、鶴見川の遊水地(鶴見川多目的遊水地)としての機能を有し、大雨の時は川の水が公園内に溜まる構造になっています。
鶴見川は一級河川であり、昔から大雨の時に氾濫し洪水被害が相次いでいました。
今回の台風でも鶴見川の水量が増え、多目的遊水地である新横浜公園に流入しました。しかし、遊水地機能を考えると、その役割を果たし、周辺地域を水害から守ったことになります。
10月17日時点では、下記の写真のような状態だったため、新横浜公園全施設が封鎖状況にありました。
![2013taifuu26-1.jpg](/blog/P1090383.jpg)
スケボー広場
![2013taifuu26-2.jpg](/blog/P1090384.jpg)
バスケットボール広場前の園路
![2013taifuu26-3.jpg](/blog/P1090385.jpg)
草地広場
【10月17日の復旧作業の様子】
![2013taifuu-4.jpg](/blog/P1090381.jpg)
主な作業は水路に流入したゴミ・刈り草類の除去、施設に流入した泥砂の除去です。
① ゴミの除去作業
![2013taifuu26-5.jpg](/blog/P1090386.jpg)
② 刈り草類の除去
![2013taiifuu26-6.jpg](/blog/P1090395.jpg)
③ 高圧洗浄車の搬入
![P1090400.jpg](/blog/P1090400.jpg)
④ 洗浄作業
![2013taifuu26-7.jpg](/blog/P1090406.jpg)
この①~④の順に作業が進められていきます。しかし新横浜公園の面積は70.4ha。なんと日産スタジアムの約11個分の広さです。全施設の復旧作業には時間と労力がかかります。
現在は、すべての施設において利用再開しております。みなさまのご利用をスタッフ一同お待ちしております。
最後に作業中に出会った生き物を紹介します。
![2013taifuu26-8.jpg](/blog/P1090394.jpg)
ウシガエル
![2013taifuu26-10.jpg](/blog/P1090398.jpg)
アメリカザリガニ
芝生観察日記の第六十三話です。
平成25年11月9日(土)
Jリーグも終盤を迎え、明日は首位F・マリノスが名古屋グランパスを迎えての第31節がここ日産スタジアムで開催されます。
日産スタジアムでのホームゲームも明日を入れて残り2試合。大事な一戦を控えて今日も芝生の整備中です。9月30日に播種した冬芝は、ようやく5枚目の葉っぱが出そろった感じで、茎葉も太くなって10月19日の第29節の時より、しっかりしてきました。
![s-11月9日芝生近景.jpg](/blog/s-11%E6%9C%889%E6%97%A5%E8%8A%9D%E7%94%9F%E8%BF%91%E6%99%AF.jpg)
緻密な夏芝の間から伸びた光沢のある冬芝の状況が判るでしょうか。
![s-11月9日メインスタンドより.jpg](/blog/s-11%E6%9C%889%E6%97%A5%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%88%E3%82%8A.jpg)
刈込みによるゼブラ模様も10月19日の試合よりも濃緑でより深みのある色合いになってきました。
明日の試合で勝ち点3を勝ち取れれば優勝の二文字がだいぶ現実味を帯びてきますので粛々と舞台を整えつつ、最後には満員のスタジアムで皆さんと一緒に喜びを分かち合いたいと期待を膨らましています。
がんばれF・マリノス!
久々のヘイケボタル通信です。過去のブログもありますが、久しぶりであるため、簡単にこれまでの経緯をご紹介させていただきます。
新横浜公園市民活動支援事業の一つである「新横浜公園ホタルプロジェクト」は、初めは横浜ホタルの会さんによって「ホタルの里づくり」として活動が始まり、現在はNPO法人鶴見川流域ネットワーキングさん(以下TRネットさん)によって活動して頂いております。新横浜公園の水路にヘイケボタルを復活させようという目標を持って取り組んで頂いております。この活動は平成21年から始まり、今年で5年目となります。活動の一つとして、ヘイケボタルの幼虫を新横浜公園の水路に放流するイベントを行っていましたが、今年は、今まで放流したヘイケボタルが新横浜公園の水路に定着したかどうかを確認するため、あえて放流はしませんでした。しかし、4月の大雨による越流もあってか、今年の夏は残念ながらヘイケボタルを確認することが出来ませんでした。
そこで、来年以降の定着を目指し、本年度から、一部水路の維持管理も市民活動支援事業としてTRネットさんにお願いしています。
11月1日。ヘイケボタルが生息し易い環境を維持するために草刈りを制限していた水路を関係者のみで刈りました。夏の暑さから水温の上昇を防ぐために、草を伸ばして日陰を作っていましたが、夏が終わり暑さも落ち着いたので草を刈りました。
![2013hotaru28-1.jpg](/blog/IMG_3260.jpg)
夏の暑さの後は冬の寒さが待っています。そのため、全て草を刈るわけではなく、冬の寒さを軽減させるため、北風を直に受けないよう水路の北側は少し植物を残します。
公園利用者の方にもっと新横浜公園のヘイケボタルについて知ってもらうため、11月17日(日)に参加者を募り、草抜き作業、水路の生き物調査を兼ねたヘイケボタルイベントをTRネットさん主催で行います。詳しくはTRネットさんのホームページをご参照ください。みなさんのご参加お待ちしております!
![2013hotaru28-2.jpg](/blog/%E3%83%9B%E3%82%BF%E3%83%AB%E6%B0%B4%E8%B7%AF.jpg)