芝生観察日記の第六十話です。
平成25年10月5日(土)
10月4日、冬芝の赤ちゃんが誕生しました。播種から4日目の誕生です。夏芝の隙間から淡い幼少芽が出ています。例年よりも1週間程度遅い種播きでしたが、気温が低下したのと天気が崩れて雨が降ったことで、種が乾燥することなく順調に発芽を確認できて一安心です。
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そして、今日は更に多くの新芽が夏芝の隙間からつんつんと顔を出し始めました。まだ芝生とは言えない赤ちゃんです。19日のJリーグには芝らしくなっているように初期管理をしっかりして一人前の芝生に育てていきます。
また、育成状況を報告します。
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ここ数日は朝晩は涼しく、過ごしやすい季節になってきました。
このスポーツに最適な時期でもある9月29日(日)に、「第9回 アンカー 日産スタジアム・サイクルパークフェスティバル」が新横浜公園の日産スタジアム及び園路で開催しました。
同大会は、2002 FIFAワールドカップ™のファイナルスタジアムである日産スタジアムのトラックと、公園園路を1年に1度だけ自転車で走ることのできる貴重なイベントです。
そして、この大会は私たち公園職員が設営や運営に一から関わり、スタジアムボランティアの皆さんのご協力を頂きながら行う、真剣勝負のレースながら手作り感溢れる大会です。
大会当日の様子はコチラから
大会当日に向けて大変だったのが、コース設営です。
会場となった新横浜公園は、日本最大の日産スタジアム11個分の広さに相当するのです。
今大会は、スタジアムをはじめ新横浜公園内を使用した1周3.2kmの特設コースで行われました。
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参加者が安全に走行できるよう、コース上にコーンを並べたり、看板・標識を取り付けます。
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当日、コースの各ポイントに「マーシャル」と呼ばれるコース係員が配置され、安心・安全なレース運営を行ってもらいました。
スタジアムボランティアの皆さん、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
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また、会場には様々なキッチンカーが並び、色んな料理を楽しむことができました。
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他にも、白バイに乗れるブースがあり、警察官や振り込まセンジャーも応援に駆けつけてくれました。
この大会は、一般のライダーはもちろん、初心者やキッズ、レースに出ない人も楽しめる大会となっています。
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来年は第10回の記念大会です。どんな大会になるかはお楽しみ。
スタッフ一同、最高の大会を準備して来年の参加をお待ちしております。
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★写真:ツルシギ
撮影日:平成25年10月2日
場 所:新横浜公園園路
最近は過ごしやすい涼しい気候になって、すっかり秋になりました。公園の生き物も、あっという間に冬鳥が訪れる季節になるでしょう。その前に、夏にも冬にもあまり見られない鳥がやってきました。
写真の鳥はツルシギという鳥です。赤く長い足がツルに似ている鴫(シギ)という所から名づけられています。ツルシギは旅鳥と呼ばれる春と秋に見られる鳥の一種です。夏の間は寒い地域で繁殖し、冬になると熱帯の地域で冬を越します。その旅の途中に新横浜公園に来てくれました。
新横浜公園では年間を通して鳥を見ることができますが、季節によっては見られない鳥がたくさんいます。是非、野鳥観察に来てください。
芝生観察日記の第五十九話です。
平成25年10月2日(水)
朝夕は肌寒さを感じる陽気になって秋の深まりを感じる日々です。台風22号、そして23号が発生し、今後の天気が気になるところですが、今年も夏芝から冬芝へ衣替えの季節がやってきました。
一昨日(9/30)、冬芝の播種(オーバーシード)を行いました。計画では10月1日に作業を行う予定でしたが、台風の接近に伴い天気が下り坂だと分かったため、急遽1日前倒ししての作業となりました。
作業の流れは、種が落ちて床土と種が接するようにエアレーターで穴を空け、種が発芽し易い環境を整えます。その後、縦横にロープを張って種の播き斑がないように準備し、シーダー(種播き機)で種を播いていきます。例年は、バーチカルカットでティフトンの密度を梳いてから播種を行いますが、今年は気温の低下が早く、ティフトンの生育も鈍化しているためあまり傷を付けて、ストレスを与えないようにバーチカルカットは見送りました。
<エアレーション作業 と エアレーション後の状況>
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<播種作業 と 播種後の状況>
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ライグラスの種は直径7~8㎜。芝生の上に点在しているのが解りますか。
この後、肥料や覆土として目砂を散布していきますが、天気の回復を待っての作業となりそうです。
発芽は今後の天気次第ですが、今週末には発芽が確認できると想定しています。
オーバーシードした後の最初のお披露目は、10月19日のJリーグとなります。3枚目の葉っぱが出ていればと期待して養生期間に入ります。
生育の近況を随時レポートしていきますのでお楽しみに。
芝生観察日記の第五十八話です。
平成25年9月27日(金)
秋分の日が過ぎて一気に秋を感じる陽気となりました。
今年5本目のコンサートが21日、22日の両日に開催されました。
気になる芝生への影響ですが、コンサート前後の写真が下の写真の通りです。
<9月20日コンサート前日>
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<9月23日コンサート翌日>
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<9月26日の状況>
![2013shibafu58-6.jpg](/blog/P1000003%EF%BC%88%EF%BC%96%EF%BC%89.jpg)
写真を撮った時間帯と撮った位置が若干ずれてはいますが、殆ど同一地点での比較写真です。
保護材を設置したため緑度は低下し、芝生の密度が減少していますが、最も影響が大きい保護材の足型による部分的な芝枯れ跡がないのでホッとしています。
緑度は太陽の光が当たって、気温がもう少し上がれば次期に上がってくるので心配ありません。
芝生の芽数は、ティフトンも近年の温暖化で10月いっぱいは十分動きますし、来週にはオーバーシード(種播き)を行うので丁度良いはずです。ただ、お彼岸が過ぎて急激に気温が低下しているのが気になるところですが。。。
写真では判りづらいかもしれませんが、芝生は日々変化しています。改めて生きものであるという事を実感する毎日です。
次回は、オーバーシードについて報告します。