観察日 : 2017年 4月12日(水)

場 所 : スタジアムから公園に降る階段付近(新横浜公園交差点下)

生きもの: ニホンヤモリ、ニホンカナヘビ

記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 新年度となり、初の記事になります。ここのところ雨の日が多く、今日も晴れたと思ったら風が強かったため、昆虫観察には適さない状況となってしまいました。なので、他の生きものを探してみることにしました。昔からそうなのですが、私は生きものを探すときは真っ先に、樹木名板の裏や、倒木の下、大きめの石の下を探してしまいます(職業病というより、もはや習性です)。今回は、公園内の樹木名板の裏を徹底的に探してみることにしました。

 

 じっくり見て回ること50分。収穫はほとんど無く、あってもイラガの繭でした。とうとう期待の持てるポイントとしては、最後に夏場のイベント実施ポイントに到着しました。このポイントには、樹木名板が2枚。私から見て奥の方にある樹木名板をめくってみると、、、ハズレ。何もいませんでした。これは、後日リベンジか?と思いつつ、最後の1枚をめくってみました。

 

 お?ヤモリだ!ヤモリがいました!家の壁やガラス窓にくっついているあのヤモリです。今回見つけたのは、ニホンヤモリです。といっても、関東にいるヤモリはこの種類ぐらいでしょう。ところで、なぜヤモリが壁や、窓ガラスといった垂直面を登ることができるかご存知ですか?秘密は、足の裏の大きな鱗です。これは、指下板と呼ばれるもので、表面には鈎状になった細かい毛が沢山生えています。これを垂直面に引っ掛けることで、落ちずに登ることができるのです。ちなみに、ヤモリは昔から、人間にとって害虫となるガやカ、クモを食べることから家を守る生きものとされており、漢字では「家守」や「守宮」等と書かれ、大切にされてきた生きものなのです。もし家の近くで見かけても、それは、餌となるカやガを探しているので、そっとしておいてあげましょう。それから雑談ですが、よく間違えられる「イモリ(井守)」はサンショウウオやウーパールーパー等に近い両生類で、全く別の生きものです。生きもの好きの人と話をするときに間違えると大変恥ずかしいので、気をつけましょう。

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 ニホンヤモリ


 
さて、ヤモリをいた場所に戻して、帰ろうと思ったその時、足元で何か動きました。今度はカナヘビでした。こちらは、ニホンカナヘビ。神奈川県をはじめ、関東で広く見られるトカゲの仲間です。ただトカゲ(ニホントカゲ)と違い、全体的に鱗がガサガサしたような印象で、尾が長いのが特徴で、主に小型の昆虫類やクモを食べます。

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ニホンカナヘビ

ヤモリ・カナヘビ場所.jpg

観察日 : 2017329日(水)

場 所 : 投てき練習場 そば、減勢池(大池)

生きもの: ネコヤナギ、オオジュリン

記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 先月の生きもの観察日記で紹介したネコヤナギは、銀色の毛で覆われて可愛らしい状態でしたが、今回はまるでびっくり箱を開けたように開花していました。写真のネコヤナギは、花粉を出す葯が出ていたため、雄の木でした。

DSCN3844.jpgネコヤナギ(開花の様子)

 大池の上流側のアシ原でちょこちょこ動いている小鳥がいたため、双眼鏡で見てみるとオオジュリンでした。この辺りでは漂鳥で、冬期になると水辺のアシ原などで見られ、夏場は北海道や東北の一部で繁殖をしています。写真のオオジュリンは、のどの辺りの黒い模様が強く目立ってきているので、メスが夏羽に変わってきているところかなと思います。(雄はのどの白線だけ残して、頭部は黒くなります)このときは4~5羽いて、アシに付いているビワコカタカイガラモドキなどの虫を食べているような様子でした。

DSCN3892.jpgオオジュリン

 冬場たくさんいたカモの仲間は、繁殖のために北の地域へ移動し、少なくなっていきますが、今度は南から繁殖のために夏鳥がやってきます。この日もツバメを数羽見ることができました。暖かくなり新横浜公園の生きものの様子がどんどん変わっていきそうです。

ネコヤナギ・オオジュリン場所.jpg

 ラグビーワールドカップ2019™の決勝戦会場(ファイナルスタジアム)であり、東京2020大会の会場である日産スタジアムの芝生を体感できるツアーを開催しました。

 スタンドのVIP席で日産スタジアムの名物グリーンキーパーから芝生のお話しを聞いた後、普段なかなか入ることができない記者会見場や特別観覧席(スカイラウンジ)、Jリーグや国際大会等で選手が実際に使用しているロッカーなどを見学しました。

  ピッチに入場の際は、Jリーガーや代表選手と同じようにFIFAアンセムの曲に合わせて、選手になった気分で楽しんでいました。

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 芝生の上では、様々なポーズで記念撮影や、ボールを蹴る感触を味わっていました。

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 参加者の方々からは、「とてもできない体験ができて、おもしろかったです」「すごく気持ちのいい芝生でした」「すてきな思い出になりました」などの感想をいただきました。

  また本イベント実施にあたり、港北区体育協会様のご好意により慶應義塾大学ラグビー部が使用していたラグビーボールをお借りし、参加者は芝生の上でパス回し等楽しんでいました。港北区体育協会の皆様、本当にありがとうございました。

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 今後も日産スタジアムで楽しんでいただける企画を考えていきます。

 HP・メールマガジン等でお知らせしますので、ぜひご確認ください。

 4月9日(日)に、小机城址まつりが行われました。今年で25回目となるこのお祭りでは、毎年、武者行列をはじめ、消防音楽隊、小机小マーチングバンド、トリコロールマーメイズなど、多くの方が参加されるパレードが行われます。

※小机城址まつりについて詳しくはこちら⇒(港北区役所地域振興課ホームページ)

 今年は、このパレードの中で、2019年に横浜国際総合競技場で開催される、ラグビー  ワールドカップのPRをおこないました。

ご協力いただいたのはグリーンクラブラグビースクール4年生の皆さんです。

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小雨の降るあいにくの天気の中ではありましたが、元気よくスタート地点の三會寺を出発していきます。

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スタートからゴールまで、小机駅前を通過し、商店街を歩いていきます。

沿道の方からは、「頑張ってねー!」という温かい声援をたくさんいただきました。

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最後まで元気いっぱい、笑顔いっぱいで参加してくれました。

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ご協力・ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

今後もラグビーワールドカップがますます盛り上がっていくよう、様々な形でPRをして

いければと思っています。

桜満開情報2

  • 投稿日:

 みなさん、こんにちは。先週末には満開となると見込んでいましたが、その後気温が下がってしまったこともあり、先週末には満開になりませんでした。天候のよくない中、期待してお出で頂いた方がいらっしゃいましたらお詫び申し上げます。

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ソメイヨシノの標準木。ようやく満開となりました。

 写真は4月12日のものです。樹木によって個体差があり、葉桜になり始めているものもありますが、全体としては風雨で散ることなく、満開に近い状態を維持しています。

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北側園路沿いのソメイヨシノ

 桜の花は開き始めは中心部が緑色を呈しており、徐々に赤みがかって散る頃には桜色になってきます。新横浜公園の桜はまだまだ緑色のものが多いので、よほどの強風でも吹かない限り今週末までお花見を楽しめると思われます。

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開いたばかりの桜は中心部分が緑色をしています。

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時間が経過してくるにつれて中心部が赤みがかってきます。

 ボランティアさんが植樹した『ヨコハマヒザクラ』も一部葉っぱが出てはいるものの、ぼぼ満開となりました。

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ソメイヨシノと比べると濃いピンク色のヨコハマヒザクラ

 新横浜公園内にはソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヨコハマヒザクラなど約90本ほどの桜が植えられています。気候もよくなってきました。ジョギングをしながら、またご家族でピクニックに、今週末最後のお花見は如何でしょうか。スタッフ一同心よりご来場をお待ちしております。

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