★写真:タヌキ
撮影日:平成26年11月16日(日)
場 所:日産フィールド小机脇階段下


この日の朝、日頃公園をご利用いただいている方から「タヌキが側溝にいる。」という知らせを受けました。職員で確認したところ、側溝の端でおとなしくしているタヌキを発見しました。見たところ、毛並みもよく疥癬症(かいせんしょう)にもかかっていないようで、音や光にも反応することからひどく衰弱している様子ではありませんでした。しかし、どうやらこの側溝からは自力で抜け出すことが出来ないようでした。
市立動物園の専門的なご意見を聞いたところ「フタを外してタヌキが通れる空間を作れば、自力で住み家へ逃げる。もし、逃げないようだと衰弱や病気のため治すための処置が必要」というアドバイスをいただきました。いつからこの場所から出られなくなったのかがわからないため、すぐにでも出してあげたいのですが、この日は日曜日でランニングイベント等も行われ、公園内は多くの人で賑わっていました。側溝から出たタヌキが、利用者へ危害を与えるリスクを少なくするため、また、タヌキは夜行性であることから昼間にフタをあけるのをやめ、暗くなるまで待つことにしました。
そして、暗くなりフタをあけた時の様子が上の写真です。まだ近くに職員がいるからか、警戒してなかなか出てきませんでした。結局この日は、フタを開けたまま、コーンバーで人が近づかないようにして、様子を見ることにしました。そしてタヌキは夜のうちに無事
脱出し、自分のお家に帰ったようで一安心です。ご連絡いただいた方、ありがとうございました。
タヌキは新横浜公園にやってくる生き物の一つです。愛らしい姿形をしておりますが、野生生物のため、人に危害を加える可能性があります。見つけても近づかず、温かく見守ってください。

新横浜公園 秋の自然観察会

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 秋も深まる11月15日(土)、快晴で風もなく、日向は暖かく感じたこの日に「新横浜公園秋の自然観察会」を開催しました。新横浜公園は日産スタジアムを始め、野球場、テニスコート、投てき練習場など運動施設が充実した運動公園ですが、水路や池、草地も多く、自然豊かな公園です。そんな自然に生息する生き物を観察するため、「新横浜公園の秋の宝物(自然)を見つけよう!!」と募集をかけました。
 講師を努めていただいたのはNPO法人鶴見川源流ネットワーキングの西池さんです。今回の自然観察会のテーマは「水辺の野鳥」と「植物の種・実」です。
 「水辺の野鳥」に関しては、新横浜公園北側に位置する大池(仮称)にやってきた冬鳥をメインに観察しました。新横浜公園では名物にもなってきたオオバンやコサギの他、オカヨシガモやヨシガモなど、あまり見かけない野鳥も見つけることができました。大池以外では上空を高く飛ぶトンビや第2運動広場を散歩するハクセキレイも双眼鏡で確認できました。

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 「植物の種・実」に関しては、水路のオギやヨシの花を虫眼鏡で細かく見たり、くっつき虫はなぜくっつくのか?などの解説がありました。新横浜公園で数多く見つけられるドングリの違いを絵と実物で分かりやすく説明し、実際ドングリを探して見つけると、ドングリから芽が出ているものもありました。途中テントウムシも発見し、なぜこのテントウムシはこの植物にいたのか?といった豆知識も知ることができました。

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 ご参加いただいた皆さんは、それぞれの宝物を見つけたことで自然観察に興味を持っていただいたようです。
 自然観察会は今年の夏に開催予定でしたが、台風のため中止となってしまいました。今回は快晴の中、気持ちよく自然観察会ができました。今後もこのようなイベントを行っていきます。ホームページや新横浜公園メールマガジンをチェックして是非、ご参加ください!!

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 11月8日(土)に「舟からの観察会・花苗の植え込み」が開催されました。毎年恒例となったこのイベントは、平成26年度新横浜公園市民活動支援事業の「鶴見川舟運復活プロジェクト」・「新横浜町内会」主催です。新横浜公園北側に位置する大池(仮称)に舟を浮かべて行う観察会、「バタフライガーデン」での花植え・観察会を行う今年で7年目となるイベントです。今年は、スタッフを含め約100人の方にご参加頂きました。
 人数が多いため、先に舟に乗るグループと先に花苗を植えるグループの2班に分かれ、交代して体験していただきました。
 舟からの観察会は、安全のため、ライフジャケットを付け、乗舟においての注意事項を聞いてから乗舟します。大池(仮称)の中を舟で移動し、自分の背丈よりも高い草も掻き分けて進んでいきます。

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 10~15分程度の時間ですが、普段は入れない場所から見たことのない景色を見ることができ、貴重な体験となりました。
今年は「舟運丸」と「たちばな」の2つの舟がありました。2つの舟でも全員は乗り切れないので、待っている間は鶴見川舟運の紹介を行いました。「舟運(しゅううん)とは?」、「舟運と鶴見川の関係は?」などわかりやすく説明していただきました。

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 バタフライガーデンでの花苗の植え込み体験では、夏前まで咲かせるパンジー・ビオラ・ノースポール・ユリオプスデージーを植えていただきました。親子で元気に咲くよう願いをこめながら植えてくれました。
 その後はバタフライガーデンで観察会を行いました。立冬も迎え、この日は寒く、時より雨も降っていたため虫は少ししか見ることができませんでしたが、「ひっつき虫」を題材に話し、皆さん興味深く聞いてくれました。

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 寒く、雨がぱらつく中、ご参加いただきありがとうございました!!
 鶴見川舟運復活プロジェクトの皆さん、新横浜町内会の皆さんお疲れ様でした!!
 舟に乗るイベントは年1回ですが、公園内での自然観察会は年数回行っており、今月は22日にも行う予定です。ホームページをチェックして是非ご参加ください。

 関東地方も木枯らし1号を観測し、すっかり秋になりました。晴れた日の昼間なら公園で過ごすにはちょうど良い気候が続いています。
さて、新横浜公園フォトギャラリー10月度更新ブログです。今月は9枚の写真を更新しました!!
 まずは秋らしい写真を紹介します。

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 この写真は、稲を脱穀した10月25日に撮影した写真です。10月始めに稲刈りを行い、脱穀するために乾燥させていましたが、水田に落ちていた稲穂が水を吸い、新しい芽を出していました。8月の更新ブログでは稲の花を紹介し、9月のフォトギャラリーでは実った稲を更新しています。稲だけで3ヵ月連続更新中となり稲の変化が感じられる3ヵ月でした。
 続いての写真は日産スタジアムで行っているスタジアムウエディングの写真です。

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 9月21日。この日は晴天に恵まれ、3組の新郎新婦が日産スタジアムで挙式を行いました。FIFAワールドカップTM決勝戦の舞台となった日産スタジアムを広くPRするとともに、新たなスタジアムの有効活用を図るため、2002年の秋からスタジアムウエディングを行っています。Jリーグや他の競技・大会との日程の関係でウエディングに利用できるのは年間4日間程度に限られます。今年は11月にも行い、計7組のカップルがこのスタジアムで新たな人生の旅立ちを迎えます。大型映像や音響設備を使ったスタジアムならではの演出が好評です。これから式場をお考えの方、是非日産スタジアムでの挙式もご検討ください。
 そのほかには、ヒヨドリ、ジャコウアゲハなどの公園の生き物の写真や、日産スタジアムのサークルカット仕様の芝生の写真を更新しました。マップをご覧になり、フォトギャラリーを見に来てください。
 また、新横浜公園フォトギャラリーは皆さまからの投稿写真を募集しています。応募いただいた写真も新横浜公園フォトギャラリーに飾らせていただきます。お待ちしています。

小机町に立地する新横浜公園では、指定管理者の自主事業として数々の環境学習を小机小学校などと行っています。今回は、実験的に小机小学校2年生の授業の一環として環境食育学習を行いました。6月にサツマイモとサトイモを植え付け、7月には雑草抜きも行いました。夏の暑さを乗り越え、サツマイモとサトイモはすくすく育ちました。そして今回は待ちに待った収穫です。

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10月20日。秋晴れとなったこの日、約100人の児童さんが芋掘りに来ました。芋掘りだけでなく、「食べる」ことを行うために、焼き芋も作ります。収穫したての芋は水分が多く、おいしく焼けないので、収穫する芋とは別にサツマイモを用意しました。
焼き芋用に用意したサツマイモは地元小机産のサツマイモです。まずは、このサツマイモを焼き芋とするための下準備を行いました。蒸し焼きにするため、濡れた新聞紙、アルミホイルで包みます。一人一本作ってもらい、炭に入れたら焼けるまでのお楽しみ。

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サツマイモを焼いている間は、今回メインの作業である芋掘りをしました。サツマイモのつるを引っ張って芋を出しますが、つるが切れてなかなか上手には引き抜けません。100名総出で探し出し、小さいものを含めると一人3~5本くらいは収穫できたのではないでしょうか。収穫量は約60kgでした。

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サツマイモの次はサトイモです。サトイモは根の部分にしっかりと小芋が付いています。3~4人で一気に引っこ抜くと気持ちよく綺麗に抜けました。収穫したサトイモと記念撮影。

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サトイモの収穫量は約50kgでした。

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そして、芋掘り後は焼き上がった芋を皆で食べました。あつあつのサツマイモに「おいしい!」「あまい!」など嬉しい声が聞こえました。
この半年間に、苗を植え、雑草を取り、収穫するという体験を通じ、「食」に対する意識が芽生えたことでしょう。
収穫した芋は後日小机小学校へ配達しました。小学校では、学校給食として振舞われる予定だそうです。

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