年末が近づくにつれ、月日が経つのが早く感じるようで、ついこの間師走になったと思ったら、もうすぐ冬至になります。新横浜公園も本格的な冬となり、霜柱も踏めるようになりました。寒い日の朝は、階段や坂道は非常に滑りやすくなりますので注意しましょう。
 さて、新横浜公園フォトギャラリー12月度更新ブログです。今月は8枚の写真を更新しました!!その内の2枚を紹介します。
 まずはこの写真です。

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 新横浜公園テニスコート前のメタセコイヤの紅葉です。モミジのように赤くなく、茶色に紅葉するので目立ちませんが、春になれば鮮やかな黄緑色の新芽がでます。葉が落ちると寂しい樹木ですが、春が楽しみです。この写真の他にもモミジの紅葉やイチョウの黄葉の写真も更新しています。
 続いての写真は、12月に見えた虹の写真です。

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 この日の天気予報は一日中雨で、時より晴れ間が見られるとのことでした。虹がかかったのは朝8時頃。出勤時に虹に気づいたスタッフが撮影したものです。季節は関係ありませんが、虹は狙って撮れるものではないのでとても貴重な写真です。
 寒くて外に出るのが億劫になる気温になりましたが、フォトギャラリーを参考にウォーキングがてら新横浜公園へお出かけください。

かかしをいじめないで

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 今回のスタッフブログは残念なお知らせです。
 新横浜公園の名物として北側園地の田んぼの「かかし」があります。

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 かかしはスズメなどの鳥から稲穂を守るために設置するもので、新横浜公園の田んぼにも設置しています。新横浜公園のかかしは、田植えを行った市民の方々に作成していただき、家族ごとに個性豊かなかかしが田んぼの前に並びます。かかし作成イベントについてはこちらをご覧ください。稲刈りを行った後は、本来の役目は終わりますが、新横浜公園では冬も展示しています。冬になるとクリスマスの衣装を身にまとい、新横浜公園の名物として、写真を撮られたり、見にこられる方もいらっしゃいます。

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 今年もクリスマス仕様になり、公園を盛り上げてくれていたかかし達ですが、今年はクリスマスになる前に被害に遭ってしまいました。
 12月8日まで田んぼの前に並んでいたかかしが、9日の朝に見るも無残に壊されていました。

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 支柱が折られ、胴体もちぎられ、田んぼの中に投げ捨てられていました。このようなイタズラがあり非常に残念な気持ちです。現在、ボランティアさんにより修復を試みていますが、修復できるかどうかまだ分かりません。かかしを作成していただいた市民の方々、また、かかしを楽しみしている方々も悲しい思いをしております。この被害を受けて、来年度以降の対応を考えています。
 新横浜公園では夜間も含め、警備・巡回しておりますが、今回のようなイタズラや気になる点等がございましたら公園スタッフまでご連絡ください。

ヘイケボタル通信31

 ヘイケボタル通信31です。新横浜公園のヘイケボタルプロジェクト活動は、市民活動支援事業としてNPO法人鶴見川流域ネットワーキング(以下TRネット)さんが主体となり行っています。7年目となるこの活動も今年度から「ホタルが住み着く環境作り」に力を入れて活動しています。ヘイケボタルプロジェクト・今年のヘイケボタルの発生状況については前回のヘイケボタル通信をご覧ください。
 11月22日、この日は「ヘイケボタルが住み着く環境作り」の一環となるイベントが開催されました。
 まず、「ホタルが住み着く環境」は、ホタルの天敵・ホタルのエサとなる生き物がいるかどうかが重要になります。それを調べるため、水路の中の生き物調査を行いました。

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 長靴を履いて水路の中に入り、網を使って水路の生き物を探します。30分程度の探索で、ヤゴ、エビ、小魚、オタマジャクシ、貝など8種類の生き物を見つけることができました。下の写真に写っているのはシオカラトンボのヤゴです。

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 今回見つけた生き物の中で、ホタルの天敵となるのは、アメリカザリガニです。アメリカザリガニは食用ガエル(ウシガエル)のエサとしてアメリカから持ち込まれたザリガニで、関東以南で見られるザリガニはほとんどがこのアメリカザリガニです。
 そしてホタルのエサとなる生き物ではサカマキガイです。サカマキガイも外国から持ち込まれた貝ですが、ヘイケボタルのエサになります。アメリカザリガニという天敵がいるのは残念ですが、エサとなる貝類がいたのは良いことでした。
サカマキガイとその卵

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その他にも確認できた生き物を一つひとつ丁寧に説明していただきました。

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 続いて、水路に生える植物の管理として、セイタカアワダチソウの抜根を行いました。セイタカアワダチソウはアメリカ原産の植物で、現在では日本各地に広がっています。セイタカアワダチソウは根から他の植物の生育を阻害する物質を出す植物のため、日本古来から生えているオギやヨシが負けて育たなくなります。そして、種だけでなく、土中に茎を伸ばし広がっていくので、根から引き抜かないとなかなか取り除くことができない植物です。説明を聞いた後、みんなで力を合わせて引き抜きます。

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 背の低いものは簡単に取れますが、背の高いものは根も張っているため、少しコツがいるようです。

 最後に水路に堰(せき)を作る作業を行いました。新横浜公園の水路は水深が浅く、水の中で生息する生き物にとっては過酷な環境です。そこで、ある程度の水深を保つためにも堰を設置して生き物の生息環境をつくりました。

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 今回設置して堰の材料は木材のため、多目的遊水地であるこの公園に越流すると水に流される危険性があります。そのため、堰を設置した後、ブロックを設置して流されず、撤去も容易になるように考えていただきました。みんなで協力して堰を作ったらこの日のイベントは終了です。みなさんお疲れさまでした。
 ホタルが生息できる環境が少しずつ整ってきました。TRネットさんで育てているホタルも今のところ順調で、来年度の放流も期待できそうです。今後もホタルの観察会や放流イベントも行っていきますので、是非イベントにご参加ください。
※本来、公園内は生き物や植物の捕獲や採取を禁止しております。今回もイベントのために許可を得て行い、イベント終了後は水路に戻しました。

 日に日に気温は下がり、新横浜公園の大池(仮称)は冬鳥で賑わってきました。公園内の樹木の紅葉も進み、そろそろ本格的な冬がやってきそうです。
 さて、新横浜公園フォトギャラリー11月度更新ブログです。今月は11枚の写真を更新しました!!その内の2枚を紹介します。
 まずはこの写真です。

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 「ジャック・オ・ランタン」新横浜公園で育った巨大かぼちゃ(品種名:アトランティックジャイアント)をくり抜き、中に明かりを入れたものです。このランタンは、ハロウィンが近い1026日に開催されたJリーグ第30節横浜F・マリノス対セレッソ大阪戦のトリコロールランドで展示しました。NISSANという文字や目の部分をサッカーボールにした日産スタジアムバージョンです。

 今シーズンの横浜F・マリノス戦も1129日がホーム最終戦となります。この日の日産スタジアム東広場のトリコロールランドでは、どんぐりを使った工作を予定しています。是非応援前にはトリコロールランドへお越しください。


 続いては10月6日に撮影した台風18号による流入の写真です。

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  新横浜公園は鶴見川の多目的遊水地です。台風18号により106日の朝から鶴見川の水が流入しました。写真の水がたまっているところは、補助競技場の日産フィールド小机の緑の芝生フィールドと陸上トラックです。フェンスの頭の部分が見える程度まで流入しました。詳しい台風後の状況はこちらをご覧ください。流入した水により、「逆さ富士」ならぬ「逆さスタジアム」が姿を現した時の写真でした。

 そのほかには、冬鳥であるコガモや、スタジアム上空に出現した飛行船、先日開催した「舟からの観察会」の写真などを更新しています。

 新横浜公園フォトギャラリーが始まり、1118日で丸1年を迎えました。これまでの総枚数は190枚になりました。すでに展示から外したものはバックナンバーとしてインターネット上で閲覧できます。そして、皆様からの写真も募集しておりますので、是非、写真を撮りに新横浜公園へお越しください。

★写真:タヌキ
撮影日:平成26年11月16日(日)
場 所:日産フィールド小机脇階段下


この日の朝、日頃公園をご利用いただいている方から「タヌキが側溝にいる。」という知らせを受けました。職員で確認したところ、側溝の端でおとなしくしているタヌキを発見しました。見たところ、毛並みもよく疥癬症(かいせんしょう)にもかかっていないようで、音や光にも反応することからひどく衰弱している様子ではありませんでした。しかし、どうやらこの側溝からは自力で抜け出すことが出来ないようでした。
市立動物園の専門的なご意見を聞いたところ「フタを外してタヌキが通れる空間を作れば、自力で住み家へ逃げる。もし、逃げないようだと衰弱や病気のため治すための処置が必要」というアドバイスをいただきました。いつからこの場所から出られなくなったのかがわからないため、すぐにでも出してあげたいのですが、この日は日曜日でランニングイベント等も行われ、公園内は多くの人で賑わっていました。側溝から出たタヌキが、利用者へ危害を与えるリスクを少なくするため、また、タヌキは夜行性であることから昼間にフタをあけるのをやめ、暗くなるまで待つことにしました。
そして、暗くなりフタをあけた時の様子が上の写真です。まだ近くに職員がいるからか、警戒してなかなか出てきませんでした。結局この日は、フタを開けたまま、コーンバーで人が近づかないようにして、様子を見ることにしました。そしてタヌキは夜のうちに無事
脱出し、自分のお家に帰ったようで一安心です。ご連絡いただいた方、ありがとうございました。
タヌキは新横浜公園にやってくる生き物の一つです。愛らしい姿形をしておりますが、野生生物のため、人に危害を加える可能性があります。見つけても近づかず、温かく見守ってください。

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