観察日 : 2024年 2月16日(金)

場 所 : 大池、水路付近

生きもの: コガモ、トモエガモ、ミコアイサ、オオバン、モズ

記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 

 大池や岸辺で草を食べているのをよく見かけるオオバン。2羽が岸辺を歩き、スイセンの前でストップ。とても絵になるなと思い、撮影しました。組み合わせが変わると、いつも見る鳥も新鮮に思えますね。そういえば、今まで雄雌を気にしたことがなかったですが、この時期に2羽いるということはペアなのかもしれませんね。

近くの水辺では、多数のコガモとハシビロガモが羽を休めていました。排水門の方向に歩きながら、密生するオギやアシの隙間から大池の様子を探っていると、カモらしき鳥が1羽。コガモかなと思い双眼鏡で見ると、トモエガモの雄でした。頭部の黒、緑、白の模様が特徴的です。1月中旬に観察したときは、島の水辺でコガモの群れと一緒でした。

 越流堤前に来ると、ミコアイサの雄を発見。白黒模様が遠目でもよく目立ちます。今シーズンは、しばらく雌1羽でしたが、2月上旬に雄が飛来して一安心でした。

野球場そばの水路の柵にモズの雄。すぐに近くのクスノキへ飛んでしまったのですが、とまった場所を見ると、まるでブランコをしているよう。蔓にとまっているのかと思ったら、クスノキの枝でした。何がおきてこういうU字状の枝ぶりになるのか、不思議ですね。

観察日 : 2024年 1月17日(水)、30日(火)

場 所 : 大池、投てき場付近、

生きもの: ダイサギ、チョウゲンボウ、モズ

カワラヒワ、カイツブリ、カンムリカイツブリ

記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

仲よし?(1月17日)

 鳥山川での観察を終えて、昼過ぎに新横浜公園へ。大池の水辺には、コガモやハシビロガモ、コサギ、ダイサギなど。越流堤の河川カメラの上には、チョウゲンボウ。風がほとんどなく、太陽の光を浴びてとても暖かそうです。

歩きながら大池を見渡すと、鶴見川右岸の堤防の距離杭の上に小さな鳥が1羽。すぐそばの木杭にも小さな鳥が1羽とまっていました。双眼鏡で確認するとモズでした。そろそろ繁殖期に入るため、ペアだろうと思ったのですが、どちらも過眼線が黒くオスのよう。オス同士が隣り合って喧嘩もせず、黙ってとまっていることもあるのだなと、珍しいものを見た気持ちで落ち着きました。

帰り道で亀の甲橋を通過中、モズがいた堤防を見てみると、杭と杭は舗装路の両側にあり、離れていました。なるほど、モズはこの4mほどの距離で、お互いの縄張りを主張していたのかもしれません。

カイツブリの呼吸?(1月30日)

大池でカンムリカイツブリを観察していると、奥にカイツブリが出現。ツーショットは撮ったことがないと思い、急いでカメラを手にシャッターを切りましたが、カンムリカイツブリはぐんぐん前進。あっという間に離れてしまい、結局、カイツブリがそっぽを向いている写真しか撮れていませんでした。

だめだったかと、再び水面を見ると、カイツブリが2羽に増えていました。間もなく、すぐそばの水面がボコボコっと盛り上がり、もう1羽が浮上。3羽になりました。冬は群れをつくるようなので、3兄弟ではないと思いますがつい言いたくなりますね。3羽はモグラたたきのように、頻繁に潜水と浮上の繰り返し。餌の捕獲は確認できませんでしたが、浮上すると体がむくむくっと大きくなり、体をシュッとしぼめて水中に入るという、呼吸が体に表れているような様子が観察できました。浮上するといつもおしりがこちらに向くかわいいカイツブリでした。

観察日 : 2024年 1月5日(金)、12日(金)

場 所 : 投てき場付近、大池、水路

生きもの: クイナ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、マガモ、カルガモ

記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

幸先の良いスタート(1月5日)

 先月はタシギをじっくり観察することができたため、今回の目標はクイナです。双眼鏡で水辺を入念に探していると、草かげで動く鳥が1羽。開始5分ほどの出来事に思わず「おっ!」と声が出てしまいました。クイナです。湿地環境を好み、ここでは秋から春にかけて観察することができます。とても警戒心が強いため、観察中に散歩する人が通ると、危険を察知してすぐに走って藪の中に逃げ込んでいました。その速さは、双眼鏡のレンズから一瞬で消えるほど。危険が去ると、様子を伺いながら藪からゆっくり出てきて水辺で餌を探し。嘴で泥をつついたり、アシの葉鞘を剥がすような行動も見られました。カイガラムシなどの虫を食べているのかもしれません。木の幹に隠れながら、ずっとカメラを向けているのもどうだろうと思い始め、15分程観察して終了しました。

野球場や運動広場の北側を流れる水路は、生きものの生息・繁殖に配慮した多自然型管理を行っています。秋は、越冬で飛来する野鳥のために、あえて草を刈ったり、残したりしています。クイナの行動を観察して、水辺からすぐに避難できるよう藪を残しておくのは大切だなと改めて感じました。

 

水路の多自然型管理

https://www.nissan-stadium.jp/csr/eco13.p

冷え込んだ朝(1月12日)

うっすらと白くなった草地広場。0℃近くまで冷え込んだようで、広く霜がおりていました。冷たい空気と朝日を浴びて光る霜。気分がすっきりします。修景池は、一面に薄く氷が張っていました。池の結氷を見ると、数年前に大池で観察した氷の上を滑って歩くオオバンを思い出し、気持ちがほころびます。大池の方は、氷は張っておらず、水面にカルガモや水辺の草の根元にハシビロガモ、コガモが見えました。

越流堤の方に向かうと、水面に赤茶色と白っぽい模様の鳥が7羽。鶴見川の下流でもよく見かける冬鳥のホシハジロでした。そしてカルガモと一緒に泳ぐマガモの姿も。マガモは、顔の緑に茶色も入ったため、最初はあれ?と思いましたが、換羽が遅れているだけなのかもしれません。

1月4日にオナガガモを10羽ほど確認し、久しぶりの飛来に写真を撮ろうと電源をつけた途端にバッテリー切れ。前の仕事で使いすぎてしまった様です。そして、予備のバッテリーはなし。こういう時に限ってですね。皆さんはそんな失敗がないようお気をつけください。

〜新横浜公園ナチュラルガーデン ブログ〜    2024年3月

 

3月に入り寒暖差の激しい日が続いていますが、メンテナンスを行なった4日は幸いにもお天気に恵まれ、先月に引き続き宿根草のスプリングカットバックの作業をしました。ミューレンベルギアやカレックスも根元から切り戻します。(左:作業前、右:作業後)20240312 (1).jpg20240312 (2).jpg

少し作業をすると汗ばむような"ぽかぽか陽気"の中、日産スタジアム運営ボランティア グリーン&クリーン部会のボランティアの皆さんが、熱心に作業をしてくださいました。

4つのガーデン(ワインディング パス、スクエアガーデン、ボーダーガーデン、ロータリーガーデン)を巡りながら、2時間ほど除草と切り戻し作業を行ないました。

20240312 (3).jpg20240312 (4).jpg20240312 (5).jpg20240312 (6).jpg"ワインディング パス"では、今、クリスマスローズ(ヘレボルス)が花盛りですが、真っ白なユキヤナギも咲き始めました。ガーデンの手前には小さな球根植物が植えられており、きれいなブルーのシラー シベリカ(シビリカ)や、星のような形のハナニラ(イフェイオン)も咲いています。

20240312 (7).jpg20240312 (8).jpg20240312 (9).jpg20240312 (10).jpgちょっと変わった形をしたユーフォルビア ミルシニテスは、暑さにも寒さにも強く、頼りになる植物ですが、もう少ししたら花が咲きそうです。チューリップの芽もたくさん出始めており、春はもうすぐですね。

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記事作成:貝瀬洋子(studio nazuna)

〜新横浜公園ナチュラルガーデン ブログ〜    2024年2月

 

2月のワインディング  パスの様子です。

カレックス オシメンシス エバリロの黄色い葉が、冬も鮮やかですね。

スイセン ペーパーホワイトは、花の期間が長くて12月からずっと咲き続けてくれています。

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この季節は、クリスマスローズ(ヘレボルス)が見頃で、様々な花色が楽しめます。

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 2月9日(金)のメンテナンスには、日産スタジアム運営ボランティア グリーン&クリーン部会のボランティアの皆さんが9名集まってくださいました。

この日は、ガーデンに飾り付けていたイルミネーションをはずしてから、ロータリーガーデンとボーダーガーデンの宿根草の切り戻しを行ないました。

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シュウメイギクやカンナ、イトススキなど、根元から切り戻してガーデンはすっきり。(左:作業前、右:作業後)

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  ロータリーガーデン、ボーダーガーデン、スクエアガーデンには、新たに看板が設置されました。植えられている主な植物も紹介されています。

ロータリーガーデンでは、2月22日にバイモ(フリチラリア ツンベルギー)が咲き始めていました。

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記事作成:貝瀬洋子(studio nazuna)

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